2010年10月11日 19:30

wyolicaのアルバム『Castle of wind』(10.09.29)をレビュー。
「fruits & roots」以来実に7年ぶりとなる、通算4枚目のフル・アルバムです。
1. 明日へのノクターン
2. 月夜に咲いた恋
3. 恋の幻
4. 逢いたいから(Album Ver.)
5. 君にありがとう
6. Sha la la feat.Junpei Shiina
7. サヨナラ
8. Everything is gonna be alright
9. TRUNK
10. MUSIC RIDER
11. 僕は忘れない
12. 会いたくて
13. 微笑みのサルサ
タイトルを直訳すると「風の城」。
それは、自然体な音色と優しい歌声で、常日頃から我々を魅了する彼らの”純朴感”そのままを落とし込んだ、実に誉れ高いワードだと俺は思っています。大きく空を仰ぎ、厚い雲を払いのけた先に見える理想郷のような存在。でもそれは決して高嶺の花などではなく、自分のすぐ隣に寄り添っているかのような、アット・ホームな安らぎを与えてくれる―― そんな、リスナーとのくすぐったい距離感はそのままに、これまで血肉化されてきた由緒ある音楽観をあらためて見つめ直したものが、インディーズ期突入後初となる今回のフル・アルバム作品。フォーキーなテイストは勿論のこと、大沢伸一プロデュース時代を彷彿とさせるR&B傾倒のプロダクション、はたまた従来の殻を突き破った全くの新式など、こうして世に送り出された喜びを謳歌せんばかりの有機的なラインナップに、あなたの心も必ずや高鳴るはずです。
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