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KREVA 『心臓』

2009年09月11日 22:30

心臓(初回限定盤)

KREVAのニューアルバム『心臓』(09.09.08)をレビュー。
今年リリースされた2枚のシングル「青」「赤」に収録された楽曲を含む、全15曲収録です。

1. K.I.S.S.
2. 瞬間speechless
3. これがFall In Love
4. Tears In My Eyes
5. リズム
6. シンクロ feat.古内東子
7. Tonight
8. 心臓
9. ACE
10. 成功
11. 中盤戦 feat.Mummy-D
12. I Wanna Know you
13. キャラメルポップコーン feat.将絢 from Romancrew
14. 生まれてきてありがとう feat.さかいゆう
15. この先どうなる?

今作は、8曲目の「心臓」を軸に、「左心室」「右心室」からなる実質の2部構成になっています。
まず1曲目から7曲目の「左心室」サイド。クラシカルなネタ使いに恍惚必至の序章①『K.I.S.S.』を筆頭に、一目惚れテーマにしたムードある豊潤メロウチューン②『瞬間speechless』、ストレートな筆致で愛を主張する歌モノ③『これがFall In Love』、SOUL臭強いトラックから切なさが溢れ返す④『Tears In My Eyes』、古内東子がHookを担当した幻想的なサイバーミッド⑥『シンクロ』、終始エフェクト越しのボーカルがフワフワと舞う就寝時にピッタリなスロージャム⑦『Tonight』などなど、とにかくメロウネスに重きを置いた、甘美なラブソングが軒を連ねています。KREVA自身のフロウや音使いもいつになくスムース仕様で、HIP HOPというよりかは、一種のR&B/SOULを聴く感覚で、楽しめる内容になっているんではないでしょうか。

そんな人間味溢れるラブソング地帯「左心室」が幕を閉じると、浮遊感タップリの短編⑧『心臓』を経て、アルバムは後半「右心室」サイドへと突入。こちらは秀逸な言葉&語感選びに彼の真髄を力強く感じる⑨『ACE』、盟友・Mummy-Dとのアグレッシブな早口マイクリレー⑪『中盤戦』、本能剥き出しのリリックに思わず共感したオートチューン使いのシングル曲⑫『I Wanna Know You』、将絢のロートーンなフロウが何とも言えないシュールさを醸し出すコミカル風味の⑬『キャラメルポップコーン』、シンガー・さかいゆうと自然体なコラボレーションを見せる一級品サンクスソング⑭『生まれてきてありがとう』、そして一見取り留めのないようでキッチリ風刺の効いたリリックにヤラれた⑮『この先どうなる?』などなど、覇気を尊重した、粋なアップチューン中心の構成になっています。テクニカルに繰り出す弾丸フロウや迷いのないリリックなど、彼のアーティストとしての本質が色濃く反映されているので、ファンの方には特にウケそうな内容だなと思いました。


ちなみにまともに彼のアルバムを聴いたのは、恥ずかしながら今作が初めてなんですが、対照的に染まったコンセプチュアルな楽曲群を、あの手この手でスタイリッシュに纏め上げていくその妥協なきスタンスに、非常に好印象を受けました。彼にはラッパーとしては勿論、エンターテイナーとしての資質も十分に備わっていますよね~これ聴いてつくづく思いました。これからもそのキャパシティーをバンバン広げて、良質な楽曲をたくさん届けて欲しいモノです。

  

★★★★★★★★★☆
◆Official⇒http://www.kreva.biz/index.html


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