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葛谷葉子 『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』

2010年02月04日 20:06

MUSIC GREETINGS VOLUME ONE  

中島美嘉や倖田來未らに楽曲を提供してきたシンガーソングライター・葛谷葉子の1stアルバム『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』(99.09.22)をレビュー。後見でもある松尾潔がプロデューサーを務めた、全11曲収録です。

1. TRUE LIES
2. Natural
3. Sweet Rhythm
4. All Night
5.
6. 夢も見ないまま
7. 最後の夜
8. Round&Round
9. 夏の残り香
10. すべてを守りたい
11. Promise me

彼女を一言で形容するなら、「恋愛の叙情師」
古内東子にも通じる、ナイーブな心の移ろいを綴った恋愛詞の数々と、それらを包(くる)む哀愁がかったトーンの歌声が、楽曲の細部にまで鮮やかなドラマを吹き込んでいて非常に妙味。それは時に悲劇だったり、時に華やかなラブストーリーだったり。女性ならずとも思わず一喜一憂してしまいそうなリアルな恋愛観を、彼女は今作を通して等身大でぶつけてきます。きっと、自分にとってプラスになる素晴らしい恋を重ねてきたんでしょうね。バックトラックを手がけるのは、松尾潔やMAESTRO-Tら、現行シーンでも活躍する、魅力溢れる実力者たち。R&Bを主軸とした落ち着いたサウンドで、彼女の資質を的確にバックアップしています。

主な収録曲を追っていくと、
「どんなに問い詰めても 優しく嘘をついて」と愛する男性と離れたくないが故の痛ましい心情を吐露したデビュー曲①『TRUE LIES』、「自分をもっと好きになろう」と提起する軽快なミディアムR&B②『Natural』、デビュー間もないF.O.H.(現・Full Of Harmony)がコーラスで参加したフロア向けスロー・ジャム③『Sweet Rhythm』、重厚なバンドサウンドに乗せて終わった恋を健気に顧みるジャジーバラッド⑤『恋』、松尾氏による文学調の整った言葉の羅列にウットリせずにはいられない⑥『夢も見ないまま』、CHEMISTRYを発掘した「ASAYAN」オーディションで課題曲として選出された、ドラマティックな3拍子スロー⑦『最後の夜』、朗らかにホップするリズムのもと地に足着いたメッセージを届ける⑧『Round&Round』、70年代後半のニューミュージックを思わせるブルージーなピアノラインが心地よい余韻を生むポップス⑨『夏の残り香』、そして歌を通して包み隠さず想いを伝導する彼女のポリシーに則った珠玉のスロー⑫『すべてを守りたい』などなど、レトロなエッセンスがしんみりと効いた、味わい深い楽曲揃いの名盤になっています。おそらく、人生の経験をより積んでいる人ほど、彼女の歌声、そして彼女の意図するものが、滑らかに沁み渡る事でしょう。そんな円熟した大人に、俺もなれたらいいんですけどねぇ。。w

昨今は歌い手の世界から退いて、前述の中島美嘉や倖田來未のほか、BoAやCHEMISTRYら多くのアーティストに楽曲提供している彼女。今後も他のアーティストを前に、その巧みなセンスを大いに振るっていく事になりそうです。引き続き、期待しましょう!



★★★★★★★★☆☆

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