シーンでは稀有な女性プロデューサー:AILIのアルバム
『Future』(10.12.08)をレビュー。
外部アーティストとのコラボレーションのほか、自身が歌唱した楽曲も含んだ全17曲収録です。
1. Memories Again / AILI feat.VERBAL(m-flo) 2. Shiny! Shiny! / AILI thanx to May J.
3. 言葉にできないLove song / AILI thnax to EMI MARIA 4. Interlude ~Three Quarter Asian~
5. One story / AILI thanx to May J. & KEN THE 390
6. Time and You / AILI thanx to SATOMI 7. You’re my problem / AILI thanx to twenty4-7
8. wish / AILI thanx to 石川マリー
9. Feeling... -2010 ver.- / AILI
10. Clever Lady / AILI thanx to hiroko (mihimaru GT)
11. Wanna go / AILI thanx to JAMOSA 12. RHYTHM / AILI thnax to 藤井リナ
13. Interlude ~blue sky~
14. Get my way / AILI thanx to Dream
15. Brand new day / AILI thanx to Sowelu
16. 海の見える街 / AILI thanx to Baby M 17. blue sky –tributed to the boy- / AILI
私が記憶している限り、本作はこれまでに幾度か発売が延期されています。
それは、たとえば制作が間に合わなかったりであるとか、そういった業務的な理由も少なからず含まれているとは思うのですが、個人的な見解としては、「出来る限り素晴らしい作品へと押し上げたい」とする、彼女:AILI自身の妥協なきストイック精神が、何よりも大きく反映されていたのではないかと思うのです。そして、そうすんなり推し量ることが出来たたのは、如何なるアーティストと対峙しようが、根本にあるポリシーを曲げることなく巧妙に融合を果たしてしまう、彼女発信のサウンドがあったからこそ。穏やかで、でも逞しいそれは、女性が生まれながらに備えている純真な風格を瑞々しく体現していると同時に、彼女があらゆる音楽と戯れた末に導き出した、「アイデンティティーの集大成」そのものでもあるのではないでしょうか。
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