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安室奈美恵 『Checkmate!』

2011年05月03日 21:00

   

安室奈美恵のニュー・アルバム『Checkmate!』(11.04.27)をレビュー。
新曲も4曲収録された、自身初となるコラボレーション・ベスト盤です。

1. Wonder Woman / 安室奈美恵 feat. AI & 土屋アンナ
2. UNUSUAL / 安室奈美恵 feat. 山下智久
3. make it happen / 安室奈美恵 feat. AFTERSCHOOL
4. ROCK U feat. 安室奈美恵 / ravex
5. Do What U Gotta Do feat. AI, 安室奈美恵 & Mummy-D / ZEEBRA
6. Wet'N Wild feat. SUITE CHIC / Heartsdales
7. Do or Die feat. 安室奈美恵 / JHETT
8. FAKE feat. 安室奈美恵 / AI
9. #1 / 安室奈美恵 feat. 川畑要 (CHEMISTRY)
10. BLACK OUT feat. Lil Wayne & Namie Amuro
11. BLACK DIAMOND / DOUBLE & 安室奈美恵
12. Luvotomy / m-flo ♥ 安室奈美恵
13. AFTER PARTY feat. 安室奈美恵 / ZEEBRA


作品を発表する度に、そのストイックな制作理念を最大限に発揮してきたスーパー・ポップ・アイコン:安室奈美恵が今回放ったのは、SUITE CHIC以降、自身のR&B/HIP HOPサイドへの歩み寄りに伴い重点を置いてきた、”他者とのコラボレーション”を総括したベスト・アルバム。ZEEBRA、AI、DOUBLE、Mummy-Dら、シーンを統括する優秀な選手陣と交わったファイン・プレーの数々は、時間が経過した今鑑賞しても何ら遜色なく、パワフルに響き渡ります。さらに今回は、山下智久、土屋アンナ、AFTERSCHOOL、CHEMISTRYの川畑要といったアーティストとも、ジャンルの垣根を跳び越えた競演が実現。聴き手の予想を遙かに上回る、文字通り異色づくしのケミストリーが縦横無尽に炸裂しておりますので、ファンならずとも注目です。

1. Wonder Woman / 安室奈美恵 feat. AI & 土屋アンナ
冒頭を飾るのは、これまでに幾度も競演を果たしている妹分:AIと、音楽性のみならずその生き様にも支持が集まるロック・スター:土屋アンナとのコラボ作。ロックにクラブ・ミュージックの要素を掛け合わせたミクスチャー的アプローチで、ど派手に新境地を開拓してくれちゃってます。


2. UNUSUAL / 安室奈美恵 feat. 山下智久
山Pこと山下智久と、切迫感溢れる駆け引きを繰り広げるダンス・ナンバー。
ただでさえ意外さ余る組み合わせなのに、ここへ更にプロデューサーとしてNao'ymtが登板したものだから、世界観の飛躍っぷりが半端ないものになっています。当初は山Pの歌唱をはじめ、いくつかの要素に難色を示していたのですが、慣れてしまえばこっちのもの。新録曲4つの内最も強い意気を感じさせる、”安室奈美恵の現在進行形”を体現した逸品です。


3. make it happen / 安室奈美恵 feat. AFTERSCHOOL
こちらも想定外枠。昨今賑わいを見せているK-POPシーンから、女性8人組ユニット:AFTERSCHOOLを迎えたエレクトロ・ダンサー。相手方が大所帯ということも作用してか、安室奈美恵のソロ・パートが他3曲の新録曲と比べて非常に際立っており、言わば最も”(相手方が)フィーチャリング然”とした楽曲です。この楽曲に限った話ではないのですが、個人的に、新録曲を端から端まで堪能するには、PVで鑑賞するのが一番粋かなと思っています。この『make it happen』の場合、「あっ、9人もいたのか」などと、耳だけでは把握しきれないスケールをはっきり実感出来るはず。


4. ROCK U feat. 安室奈美恵 / ravex
大沢伸一/田中知之/☆Taku Takahashiによって結成されたダンス・ミュージック・ユニット:ravexの同名アルバムに収録されたナンバー。ヘビーなサウンドに跨がる、安室ちゃんのエフェクトまみれボーカルが新鮮。

  
5. Do What U Gotta Do feat. AI, 安室奈美恵 & Mummy-D / ZEEBRA
ZEEBRAが2006年に発表したアルバム『The New Beginning』に収録。
Mummy-D、AI、そして安室ちゃんら盟友が織り成す奔放なマイクリレーはずばり愉快痛快で、おのずと身体が動き出します。


6. Wet'N Wild feat. SUITE CHIC / Heartsdales
惜しまれつつも2006年に活動休止した姉妹MC:Heartsdalesの作品にも、SUITE CHIC名義ながら参加を果たしていた安室ちゃん。Jewelsの刺々しいフロウと、Hookでの爽やかなメロディーラインの対比が印象的な楽曲なのですが、安室ちゃんの出番は実質このHookのみ(しかも存在感薄めの端役)なので、関係者を伝っての”カメオ参加”と解釈するのが妥当でしょう。

  
7. Do or Die feat. 安室奈美恵 / JHETT
トラックメイカーであるYAKKO for AQUARIUSがプロデュースしたR&Bプロジェクト:JHETTのアルバムに収められた1曲。ダイヤモンドのように硬質なビート、野心に満ちた”たじろぎのない”リリックなど、今の安室ちゃんとはまた違ったタフネスが存分に堪能出来ます。

  
8. FAKE feat. 安室奈美恵 / AI
デビュー10周年のアニバーサリー・イヤー第1弾シングルとして、安室ちゃんを客演に招き入れたAIのシングル作。『アイツとはもう懲り懲り~いっ↑』と素っ頓狂に翻すフレーズをはじめ、随所で二者の仲の睦まじさを再確認。


9. #1 / 安室奈美恵 feat. 川畑要 (CHEMISTRY)
CHEMISTRYの川畑要と共に挑むのは、押韻を交えながら恋愛をスリリングに描くR&B。
妖しいメロディー・ラインと正則的なリズム・パターンが完全にツボです。出来れば安室ちゃんには、ダンス・ミュージックの毛色を押し出すよりも、こうしたR&Bカラー全開の楽曲を積極的に歌っていって欲しいんですよね。プロデューサーは、先述の山Pの最新作やP!nkなども手がけたChris Rojas。今回、海外クリエイターの参加が非常に多いですね。ワールド・ワイドに視野を広げつつある証でしょうか。


10. BLACK OUT feat. Lil Wayne & Namie Amuro
今年3月にリリースされたVERBALのソロ・アルバム『VISIONAIR』にて実現した世紀のビッグ・コラボ。
安室ちゃんは元より、Lil WayneとJermain Dupriまで取り込んでしまうVERBALのヒューマン・ネイチャーたるや至高。

  
11. BLACK DIAMOND / DOUBLE & 安室奈美恵
DOUBLEのコラボレーション・アルバムのリード曲。
Tiny voiceがバック・アップしたコンテンポラリーなダンス・サウンドのみならず、女帝2人がセクシーに魅せるPVも必見です。

  
12. Luvotomy / m-flo ♥ 安室奈美恵
m-floのlovesアルバム『COSMICOLOR』に満を持して収められた安室ちゃんとのコラボ作。
変則的な曲構成は、やはり彼らの手腕ならではといったところでしょう。


13. AFTER PARTY feat. 安室奈美恵 / ZEEBRA
本編ラストを飾るのは、SUITE CHICを経ての路線シフト後間もなく発表された、ZEEBRA名義のチル・アウトチューン。ウェットな質感を重視した洋楽指向のトラックで、彼女の本格アーティストへの憧憬をも抜かりなく落とし込んだ充実作です。

<SECRET TRACK>
14. WANT ME, WANT ME feat.VERBAL
そして!公には記載されていませんが、ボーナス・トラックとして、VERBALが客演した『WANT ME, WANT ME』の未発表バージョンが収録されています。トラックは原曲と特別代わり映えしないのですが、VERBALが介入したことで、パート構成が大きく変貌。元々小気味よい楽曲ですし、ラップが挿入されたこちらの方が好みという方も、いらっしゃることでしょう。



◆Official⇒http://www.avexnet.or.jp/amuro/index.html


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