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シングルレビュー:JASMINE/橋本江莉果/SAY/田中龍志

2011年08月02日 20:30

   
◆JASMINE 『ONLY YOU』
『ONE』以来およそ半年ぶりとなるシングルは、かけがえない”あなた”へ渾身の思いを捧げるミドル・ナンバー。叫ぶように張り上げるボーカル・スタイルや、それを陰ながら援護する透明感あるトラックなど、話題をさらったデビュー曲『sad to say』を彷彿とさせるファクターが多く、まさに原点回帰と呼ぶに相応しい楽曲です。それにしてもどうですか、この堂々とした感情の込めっぷり!歌と心が表裏一体を成しているだけでなく、愚直なまでの青臭さをさらけ出し、自らの弱さをもありのまま訴えるこの気迫。そう、これこそ、エモーショナルの極致。誰にも真似できないJASMINEの底力を垣間見た気がしました。そんな彼女に今回新たな音色を送り込んだのは、CIMBAや宏実のプロデューサーとして活動するT-SKと、Tiny Voice Productionに所属するMANABOONのコンビ。意外な取り合わせですが、それゆえ彼女にとってはさぞ有意義な契機であったと、この楽曲のクオリティそのものが物語っています。カップリングには、昨年のツアーでいち早く披露されたアッパー『Addiciton』を収録。こちらは、JASMINE作品でもお馴染みのJeff Miyaharaとのタッグで、Timbalandじみた独創的な世界観と、複雑に入り組んだコーラス・ワークが強烈な一品。



  
◆橋本江莉果 『I Know』
福原美穂やAliceら多くの女性ソロアーティストを擁するソニーから、またしても強力な新星が登場。彼女の名は橋本江莉果。先週リリースされたデビューシングル『I Know』は、前述の福原美穂にも楽曲を提供している2 SOULプロデュースで、ロックやブラック・ミュージックを大らかにブレンドした勇壮な仕上がりになっています。かつては持ち前の美貌を生かし、モデルとしてキャリアを積んでいたとのことですが、その華やかな経歴とは裏腹に、歌唱はきわめてワイルド&クールな佇まい。くわえて、自身で作詞も手がけており、シンガーソングライターとしての意気込みも上々。と、ここまではまだ常套な流れ。度肝を抜かれたのは、カップリングに収録されている『Break It』『GOIN' UP』で、一癖も二癖もある曲調を、彼女が体当たりで歌いこなしているから痛快です。特に『GOIN' UP』のぶっ飛びようは、一体どこからこのアイデアを発掘してきたのか、本人に直接会って訊いてみたいぐらい。一方の『Break It』のアーバンさも捨て難いなあ。最近じゃこの手の王道も、聴く機会がめっきり減った気がしていたのでむしろ新鮮でした。というわけで、表題曲も秀逸ですが、まずは三曲目までを通しで聴いて、彼女の自己紹介の全貌をとくと吟味してみてください。彼女の破天荒なアビリティに跪きたければ、まずはそこから。



  
◆SAY 『セイイッパイノラブ』
ウェッサイ系女性シンガー:SAYの配信シングル。
夏らしい煌びやかなグルーヴと、着うた層へと宛てた”セイイッパイの切な成分”の両方が味わえるミドル・ナンバーです。この辺の器用さは、SAYの立ち位置ならではと言ったところでしょう。歴代の作品でR&Bネスをしっかりと培ってきた分、こちらとしても充分な安心感を以て聴き浸れますから。また、実直なメロディ・ラインも今回じつに好印象。とびきり沁みる存在感よりも、時間を要さず知らしめられるポピュラリティーを優先したであろうシンプルな仕上がりです。

セイイッパイノラブ - Single - SAY


◆田中龍志 『I still...』
現役大学生である若手シンガー:田中龍志。
そんな彼の配信シングルは、写真を引き伸ばしただけのジャケット同様、簡素さが押し出されたアンプラグドなバラード。あまりの素朴ぶりに、危うくスルーしまいそうにもなりましたが、ぎこちなくも温かい声質に惹かれたので、この度こうしてチェックした次第です。バンドが織り成すセピアなフレーヴァーと、SUGAR SHACK FAMILYで知られるLEOにも似た独特の節回しが心地よく、アナログに傾いた音質さえ気にしなければそれなりに嗜める楽曲だと思います。また、同年代のアーティストの中ではとりわけ堅実な歌声でもあるので、これを武器により幅広い活動を展開してくれると嬉しいのですが。

I still... - 田中龍志

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コメント

  1. 56 | URL | -

    JASMINE!
    コレはエモい!!実にエモいですよ!!(ロじゃくてモで合ってますw)
    俺もケンイチ君同様、
    この歌唱に『ルーツ』と『底力』のワードが浮かんできました。

    エロピアノ“エロピ”が代名詞のMANABOON氏×
    これまた“エロピ”のT-SK氏
    このタッグが面白かったよね!エクセレント!
    こーゆー試みが今後も期待したい。
    発見した気分です。

  2. Poo | URL | -

    JASMINEきましたね!! PVといい楽曲といいまさに原点回帰
    明らかにラブソングなんだけれどリリックに重みがあると言うか・・・
    かなりハマってますw

    カップリングはライブん時のアレンジの方が個人的には好みかな?
    今月のアコースティックライブも勿論参戦予定ですわ

    次は "シュガシャ" のレビュー楽しみにしてま~す!!

  3. おすゃじ | URL | rRu1qAd2

    JASMINEのインタビュー読んだんですが
    大きな括りでいうとラブソングなんだけど、JASMINEにとって
    この歌で歌ってる「あなた」は「音楽」らしいです!

    カップリングのAddictionで「fxxk with me」って吐き捨ててますが
    邦楽のメジャーの女の子でこんなに「ファ○クファ○ク」連呼してるの
    彼女ぐらいっすねww

  4. ケンイチ | URL | -

    >>56さん
    ここまで彼女のパワーを浴びたのは、それこそ「sad to say」以来かもしれません。
    歌詞の世界観が素晴らしいし、あとは何と言っても歌声の魅力ですよね。
    彼女のように、自身のソウルを押し出したアーティストがもっと増えて欲しいなと願う今日この頃です。

  5. ケンイチ | URL | bXT0C2Bg

    >>Pooさん
    PVは個人的にめっちゃ懐かしく感じてしまいましたw
    やっぱり色んな意味で「sad to say」は偉大だったなぁと。

    c/wはぶっ飛んでますね、かなり。
    過去作でいうと「L.I.P.S」を聴いた時に似た衝撃でした。
    ライブVer.も聴いてみたいなぁ。

    アコースティックライブ羨ましい!
    じーんと聴かせてほしいですね!

  6. ケンイチ | URL | -

    >>おすゃじさん
    あなた=「音楽」かぁ。
    何ともJASMINEらしい回答ですね!
    まさにノーミュージック、ノーライフだと。

    >>邦楽のメジャーの女の子でこんなに「ファ○クファ○ク」連呼してるの
    彼女ぐらいっすねww
    今のJ-R&Bは、良くも悪くもジャンルを確立しており、また、アーティスト自体も世代が大きく変わったため、曲ひとつをとっても、特別他の文化やジャンルといったバックボーンを必要としていないように感じています。そんな中、物心ついた時期からR&B/HIP HOP文化を通ってきた彼女は一味違った、ということなんでしょうね。

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