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加藤ミリヤ 『M BEST』 & Miliyaholic~加藤ミリヤをもっと知るための7箇条~

2011年08月15日 19:00

 

M BEST / 加藤ミリヤ (11.8.3)

<DISC1>
1. 夜空
2. Never let go
3. ディア ロンリーガール
4. ジョウネツ
5. Love me, i love you
6. Beautiful
7. ソツギョウ
8. Last Summer
9. Eyes on you

10. I WILL
11. このままずっと朝まで
12. Love is...
13. LALALA feat.若旦那(湘南乃風)
14. FUTURECHECKA feat.SIMON,COMA-CHI & TARO SOUL
15. 最後のI LOVE YOU
16. 19 Memories
<DISC2>
1. SAYONARAベイベー
2. 恋シテル (Album Ver.)
3. Love Forever / 加藤ミリヤ×清水翔太

4. Aitai
5. WHY
6. 20-CRY-
7. Destiny
8. BYE BYE

9. Last Love
10. X.O.X.O.
11. I miss you
12. BELIEVE
13. DESIRE
14. BABY!BABY!BABY!
15. RAINBOW
16. Me
17. 勇者たち



2004年のデビューから、来月で丸7年。
正直、未だ彼女に対して、一種の偏見を持っている方も少なくないと思います。
やれ「女子高生のカリスマ」だの、或いは、そこから派生したであろう「泣き歌の女王」など。
確かに、そういった肩書きに裏打ちされた側面を備えているのは事実ですし、実際それらによって、彼女のアイデンティティーは見る見る加速度を増し、今日の活躍に繋がっているという見方をするのもそう難くはありません。
では、何故に”偏見”なのか。彼女:加藤ミリヤが今なお拡大させつつある世界の地平上では、それらはあくまでも”点”を担う存在であり、アーティストとして想いを媒介するための手段の一つに過ぎないからです。どんな呼称を浴びようが、どの角度から窺われようが、決して一点に腰を下ろすことなくシーンに新風をもたらしてきたアーティスト、それが加藤ミリヤ。斬新なアイデアはその都度色味を変え、若者ならずとも引き込まれるクリエイティブな才能は、この7年という歳月の間で大きな変革を遂げて来ました。その最中である2006年には、自身のファッション・ブランド「Kawi Jamele」を始動させ、昨今ではツアーでの迫力あるパフォーマンスが高い評価を得るなど、若さとは裏腹の貫禄ある活動が非常に目覚ましい彼女ですから、「一体この先、どこまで駆け抜けてっちゃうの?」などと、あらためて末恐ろしさを感じずにはいられない今日この頃ではありますが、ひとまずは本作『M BEST』を以て、彼女もその歴史に一区切り。今のミリヤが投影された新曲の収録にくわえ、デビューから現在に至るまでのPVもDVDに網羅(初回盤のみ)したことで、長きに渡る彼女の変遷ぶりがダイレクトに確認出来るハイ・ボリュームこの上ない一枚です。自身を総括するベスト盤だからこそ、彼女の気合の込めようも一入。ミリヤが不屈の表現者であることを目一杯噛みしめられる絶好のチャンス、ここに到来です。

<JBS presents "Miliyaholic" ~加藤ミリヤをもっと知るための7箇条~>

    
1. 揺るがぬ秘訣。サンプリングが象る記念すべき原点
ミリヤの全キャリア中、今なおセンセーショナルさを放ってやまないアイデアが”サンプリング”。
デビュー曲である「夜空(BUDDAH BRAND/人間発電所)」をはじめ、「ジョウネツ(UA/情熱)」「このままずっと朝まで(Tanto Metro & Devonte/Everyone Falls In Love)」、最近ではスピッツの「ロビンソン」をさりげなく下敷きにした「X.O.X.O.」など、洋邦新旧を問わず、聴衆の意表を突くアプローチは経験を重ねるにつれ顕著になり、2008年には、”ネタ有り音源”のみを集めたコレクション・アルバム『BEST DESTINY』がリリースされるほど。これらの作品が軒並み好評を博したことにより、ミリヤを崇拝する象徴としてしばし話題に挙がる女子高生たちにもサンプリングの手法が広く知れ渡り、一時期のJ-POPシーンを席巻した、サンプリングやカバーによる”リバイバル・ブーム”の火付けにも少なからず貢献。さすがの立役者ぶりは、まさにここから始まったと言っても良いでしょう。

    
2. 「私はここにいるの――」 多感なソツギョウ・チューン総ざらい
ミリヤと言えば、春の気配を感じる卒業シーズンに差し掛かると、その時々の自らの心境を洗いざらい吐露した”心の決算シングル”の発表がもはや定番化。特に、彼女が現役女子高生時代にリリースされた「ディア ロンリーガール(2005年)」や「ソツギョウ(2006年)」は、若者が抱く底知れぬ葛藤や孤独を忠実に描き出した作品として、現在でも高い支持を得ています。その後、「19 Memories(2008年)」「20-CRY-(2009年)」と、成長すると共に複雑さを増していく内省的な叫びをリアルタイムで発信。今春に日の目を見たばかりの「勇者たち(2011年)」に至っては、自らとも変わらず対峙する一方で、どこか達観した姿勢も覗かせる”悟りのミリヤ”を解禁させています。歌詞の世界観も魅力の一つとして数えられるミリヤですが、このように特定のルールに基づいた流れで聴くと、彼女の精神的な移ろいがより分かりやすく伝わるので、色々と試してみる価値は大いにあり。

    
3. ”女子”から”女性”へ。鮮烈極まりないビジュアル・ワークス
活動初期は、リアル女子高生だったことも受けてギャルを地で行くビジュアル。でも今見直すと、思っていたよりもずっと淡泊なメイクだったりするんですよね。「Last Summer」での徹底した黒肌も、当時はえらく衝撃的でした。このチャキチャキ路線が、良くも悪くも後のミリヤ像を決定付けてしまったようにも感じますが、高校を卒業した2007年以降は、徐々にそのスタイルをシフトさせ、メイク/服装ともによりビビッドな出で立ちへ。途中、一部で流行していた”困り顔”の先駆けとして、槍玉に挙がっていた時期もありましたね。どういう形であれ、何かしらの影響を与えてきたその容姿たるや実に型破りだということなのでしょう。

    
4. いつの時代も彼女の決め手。縁(ゆかり)ありきのコラボレーション
公式デビュー前の参加にあたる童子-Tの楽曲「勝利の女神 feat. 加藤ミリヤ」を皮切りに、これまで多方面のアーティストと競演を交わして来たミリヤは、最新シングル「BELIEVE」でも清水翔太との合同名義で挑むなど、コラボレーションに常に精力的であるアーティストの代表格。中でも、湘南乃風の若旦那を迎えたヒット作「LA LA LA」や、ZEEBRAのラップ・クラシック「PARTYCHECKA」をベースに、SIMON、COMA-CHI、TARO SOULら新世代のエースたちと果敢なマイクリレーを繰り広げる「FUTURECHECKA」は、相互をリスペクトする強い思いやりを感じさせるコラボ・チューンとして、ミリヤ史にその名を刻んでいます。

    
5. 実は名作多し。ミリヤ発バラードの真価
感傷的な楽曲を多く発表していながら、思いのほかバラードを歌う印象が希薄なミリヤ。
本作には、昨年シングル・リリースされた「Last Love」のほか、「Love me, i love you」「最後のI LOVE YOU」といったアルバムからの名バラードも収められているので、この機会に奥床しく歌い上げる彼女の力量をあらためて堪能するのも乙かと。(ちなみに私は、シングルでは「I WILL」、アルバム曲では、2ndアルバムに収録されている「忘れないから」が非常にお気に入りです)

    
6. 熱き歌姫を強力バック・アップ。二大プロデューサーの天下
ミリヤが歩んできた7年間は、Shingo S.が多大な功績を残した第一期、そして村山晋一郎の登板が目立つ第二期に主として二分出来るように思います。もちろん、それ以外のプロデューサーも、ミリヤにとって切り離せない存在であることには違いないのですが、先述のサンプリングを用いたナンバーはきまってShingo S.が手がけている点や、村山晋一郎がシングル「SAYONARAベイベー」を担当して以降、ミリヤとの仕事量が極端に増えた点などから推し量るに、とりわけこの二名に関しては、ミリヤの音楽を司るファンダメンタルな役割を果たしている気がしてならないのです。

    
7. 加藤ミリヤ、2011年の自己開拓
最後は、今現在のミリヤに焦点を当てるとしましょう。
今回収録された「RAINBOW」「Me」は、これまでの音楽的素養と2011年式ミリヤの心情が融合を果たした、まさにこれまでの集大成と呼ぶに相応しい新録曲。懐かしい音使いながら絶妙なトレンド感を誇る「RAINBOW」、そして「私の才能が盗まれたとして 鼻で笑ってる方がクールじゃない?」と余裕のフレーズをお見舞いする「Me」。ある意味対照的な二曲ですが、どちらも彼女が誰よりも自分自身で己を自覚していることを裏付ける、非常にショッキングかつ頼もしい内容になっています。奔放に音楽を遊び、いつの時代も独自のクオリティを切り拓き続けるのが、私たちが紛れもなく知る加藤ミリヤ。本作でもまた、そんな彼女の底知れぬアクティブさに、まんまと一本取られた次第です。


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コメント

  1. Ichhy | URL | -

    最近の方が身近に感じますね。
    デビュー当時は邦楽には馴染みの薄いサンプリングに世間を蹴散らす鋭い歌詞が印象的でした。それが同世代に支持を得る最大の要因だったんですよね。多分、西野カナも同世代向けですがまた違いますよね。でも『うちらの時代』という割にPopに落ち着いた1stは残念でしたが。あれはあれでメジャーの意向を彼女が理解した結果かなと。最近は女性として成長して、昔みたいに大人をいびるだけじゃなく理解しつつ自分の世界観を守る。
    大人も聞けるミリヤが展開されてますよね。彼女の頭のよさだと思います。
    今回のジャケットやPVはクリエイターが彼女についていけてないのかなぁって勝手に思ってますw
    加藤ミリヤみたいな女の子が数人集まったグループが出来たら最強だよなぁって思いますw

    熱く書いてしまいすみません。

  2. ケンイチ | URL | -

    >>Ichhyさん
    彼女が支持される最大の所以は、繕うことに走らず、
    自身の成長を毎度しっかり曲に落とし込んでいる点にあると思います。
    その成長も、デビュー当時と今を比べると大きな差がありますよね。
    今の方が余裕も確保出来て、自由にオリジナルを貫けている印象。
    その変遷を、曲を通してリスナーも肌で感じることが出来るのは、同世代のアーティストだともはや彼女の醸せる特権と言えるでしょうね。

    女子高生にもてはやされていた時期から好きなアーティストだったもので、2008年のツアーに行った際は相当アウェーな空気を感じたりもしましたが、なにはともあれIchhyさんのように、俺と同じ目線で彼女を応援しているファンの方がいらっしゃって安心しましたw

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