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BENI 『Fortune』

2011年11月07日 19:00


【ALBUM REVIEW】
Fortune / BENI (2011.11.2)

1. Fortune Intro
2. Darlin’
3. 好きだから。
4. LAST SONG
5. MEMORY
6. My World
7. crazy girl
8. One In A Million

9. 声を聞かせて
10. secret
11. YES or NO?

12. Oh Yeah!
13. 運命の人
14. ONLY ONE (Bonus track)


前作「Jewel」より11ヶ月ぶりに届けられたBENIの4枚目となるオリジナル・アルバム。
今回も、今井大介/STY/3rd Productionsといったお馴染みの面子を迎え、ベーシックな部分はそのままに、新鮮さにも目を向けた可憐なポップ・ミュージックをふんだんに振る舞ってくれます。それ以外のクリエイターでは、かつてシングル曲「サイン」を提供した吉野昌隆が台頭(③⑤⑨)している点も特徴的。また、BENI自身がペンを執る歌詞にも、色とりどりな場面展開や余裕のある遊び心などが多分に盛り込まれ、リリシストとしても着実に成長を遂げているのが判然と見て取れます。2008年末のBENI名義でのデビュー以降、毎回短いタームでアルバムを発表しているにも関わらず一貫して安定したクオリティを保持出来るのはやはり、他ならぬ彼女がステップ・アップしていきたいと強く願い、表現者である身をしかと心得ているからなのでしょう。清楚な見た目によらぬこのド根性、素敵です。


【PICK UP REVIEW】


2. Darlin'
先月リリースされた本作のリード・シングル。
D.Iこと今井大介印の甘酸っぱいトラックに、相手を一途に想う乙女心が見事に邂逅。
「Kiss Kiss Kiss」にも通じる胸キュンな爽快感が、(特に男性)リスナーの心をくすぐること間違いありません。

5. MEMORY
本作収録のシングル「好きだから。」と「声を聞かせて」も手がけた吉野昌隆関与による翳りあるミディアム・ナンバー。泣き所を押さえたメロディに乗せて、戻らぬ恋を嘆く主人公が何とも泡沫的。

6. My World
これまで数多くのフロア・チューンを送り出してきたBENIですが、今回のそれは、リリックに歴代のシングル曲のタイトルを散りばめ、いつも以上に屈託ないボーカルを躍動させるなどかなり新感覚な味わい。テンションの瑞々しさが半端じゃありません。

8. One In A Million
シングル「好きだから。」のカップリング曲が、本作にも収録。
麗しく囁くピアノの旋律と、空を仰ぐように悠々としたBENIのボーカルでロマンチックさを突き詰めた充実作。

10. secret
90's R&Bライクな艶のあるトラックが揺らめくBENI流メイクラブ・バラッド。
直接の表現を控え、曲調と節回しだけで官能的な世界を大方伝えているのが非常に好印象。

11. YES or NO?
シングル曲「crazy girl」でBENIの新境地を切り拓いたSTY&lil' showyが送り出す新たなるダンス・ナンバー。目の覚めるようなソリッド極まりないシンセ・サウンドが、本作随一の積極さを誇る”肉食系BENI”を激しく演出しています。なお同コンビは、この曲の次に配置されている同じく開放的なアップ・ナンバーの「Oh Yeah!」も担当。

13. 運命の人
本編ラストを飾るのは、3rd Productions提供の儚くも尊いスロー・ナンバー。
最後の愛に辿り着いたと確信し感謝を噛みしめる内容ながら、時折悲しげな質感を際立たせるBENIのナイーブな歌唱に脱帽。



◇RECOMMEND◇
2 Girls (2011)
YU-A
元Foxxi misQのメンバーであるYU-A、2枚目のアルバム作品。彼女の音楽性を構成する2大要素「泣き歌」と「ダンスナンバー」を、それぞれ前半と後半とで重点的に表現したコンセプチュアルな内容。「ビジュアルだけじゃないのよ!」と言わんばかりにカラフルな音楽意欲を見せつけてくれます。
Baby Girl (2007)
May J.

Sony在籍時にリリースされたMay J.のフル作。今井大介プロデュースの「DO tha' DO tha'」を筆頭に、J-R&Bと謳うに相応しいホットな名曲がズラリ。一方で、現在の路線に顕著な大衆性溢れる音楽センスもこの頃からしっかりと片鱗を示しており、彼女を取り巻く抜け目のない環境をあらためて確認するのにも最適。
Secret (2005)
倖田來未
説明不要のポップ・ディーバ:倖田來未の通算4枚目のアルバム。それまで今ひとつブレイクしきらなかった彼女の出世作にあたる作品で、後にリカットされた「キューティーハニー」のほか、バラッド/ポップス/R&Bと独自の魅力をフル稼働させた”攻勢あるのみ”なラインナップが清々しいことこの上ない一枚。

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コメント

  1. 56 | URL | -

    やっぱりキャッチーナンバー『Darlin'』が耳に残りますわ☆
    こんなカワイイ女の子にここまで好かれたら、男は万々歳な訳でww
    後、STY氏の『YES or No?』もかっちょエエ~!
    『My World』のリリックも実に面白くて、聞き覚えのあるワードが出てくる度におぉ~なるほど~と楽しめました。
    一枚通して、一番のお気に入りは断然『secret』
    レビューの通り、実はアダルティーな曲なんだよ的な感じがいい。
    リリースされてれば、前回のJBSプレイリストの候補に入れてたと思う。

  2. ケンイチ | URL | -

    >>56さん
    「Darlin'」大好きすぎます!
    曲調がどストライクなんです!

    「secret」はこれまでのBENIにはなかったタイプの楽曲なので新鮮だったのと、記事にも書きましたが歌詞の表現方法が凄く洒落てるなと思いました。

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