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ak 『ak trilogy』

2011年11月23日 19:30


【特集:ベストアルバムのススメ】
ak trilogy / ak (02.9.26)

1. no one else
2. love

3. still in love
4. say that you love me
5. @my best
6. love & affection
7. yes

8. instinct
9. just you
10. day light

11. every day & night
12. fast train
13. miss you
14. summer
15. say that you love me Francois K.- Eric K.Remix / Danny Krivit Edit


1986年にデビューし、現在はニューヨークに在住しながら活動を展開している女流シンガーソングライター:柿原朱美ことakが2002年に放ったベスト盤。彼女の経歴を大きく二つに分けると、ポリスターに籍を置き、今井美樹ら外部アーティストへの楽曲提供が活発だった1997年までの第一期と、EMIに移籍し、R&Bやヒップホップなどのクラブ・ミュージックを取り入れた1998年以降の第二期とに分類出来るように思うのですが、本作はその後者、EMI在籍時代の楽曲から選りすぐられており、彼女の高いプロデュース・スキルと、時代力をダイレクトに反映させたライトな打ち込みトラックとが好作用した名作品集となっております。akがもっとも手腕を発揮し、またリスナーにとっても琴線を揺さぶられる最大の要素である歌詞の数々は、恋愛における心情や体温の移ろいを日本語主体で繊細に投影したものが圧倒的多数を占め、特に女性なら誰もが共感し、励まされるはず。そよ風のようにサラリと吹き抜けていくakの清涼系ボ―カルも押しつけがましさが一切ないナチュラルな聴き心地で、いわゆる”本場っぽさ”を打ち出したエモーショナル系のボーカリストとは一線を画した上品な情致が持ち味となっています。近年ではハウス・シンガーとして親しまれている(夫は世界的に有名なハウスDJ:Danny Krivit!)akですが、時折「たまにはブラック・ミュージックに特化した音楽にも回帰して欲しい!」という身も蓋もない願望に駆られてしまうのは、ある種本作を聴く者の宿命みたいなものなのかも。まさにベストで、抜け目のない傑作です。

【PICK UP REVIEW】
2. love
EMI移籍後三枚目となる同名アルバムに収められている瑞々しいアップ・ナンバー。
「恋か愛か愛情なのか そんなのどうでもいい」と、特定の人にのめり込んでしまった女性のテンションを疾走感溢れるトラックを交えスリリングに表現しています。

3. still in love
打って変わって、失意をテーマに掲げたミステリアスな装いのミディアム・ナンバー。
アンニュイに上下するakの歌声によって、何とも切ない余韻を引きずること必至です。


5. @my best
ファンの間でも高い人気を誇っているという激励ソング。
自身の欠陥とも対峙しながら前向きなメッセ―ジを訴えるリリックの威力が凄まじく、彼女の説得力の高さがあらためて浮き彫りになった一曲と言えるでしょう。往年のチキチキ・サウンドを下敷きにしたトラックは、Janet Jacksonの一大ヒット・チューン「Doesn't Really Matter」を彷彿とさせる堂々たるポップぶり。

7. yes
セルフ・プロデュース三部作の第一弾「yes」収録の、”ak流脱力系R&B”の筆頭格。
輪郭のないシンセ・オルガンや仄かに哀愁を漂わせるakの発声など、終始穏やかなムード作りが徹底されています。

9. just you
透き通るような麗しいメロディに心打たれるミディアム・ナンバー。
自然と惹かれ合う男女を何の屈託もなく丁寧に描いた彼女のセンスに拍手。

12. fast train
アンビエントの様相も顔を覗かせる無機質なスロー。女の一人旅を題材に、背徳感と虚無感とが複雑に絡み合っているこの楽曲は、ak作品の中でもとりわけ異色の仕上がり。


14. summer
郷愁を煽るギター・サウンドがたまらなくおセンチな名ミディアム・スロー。
彼といた夏を回想するという見るからに儚い内容ではありますが、爽やかな曲調が希望も沸々と感じさせ、清々しい心地で聴き終えることが出来ます。


http://www.esnips.com/displayimage.php?pid=1366754
15. say that you love me Francois K.- Eric K.Remix / Danny Krivit Edit
彼女をハウス・ディーバの地位へと押し上げる決定打となった、 Danny Krivitの手によるRemix作品。世界的なヒットで知られるこの楽曲ですが、個人的にはスムースな落ち着きを見せる原曲の方がお気に入りだったりします(原曲も本作に収録)。



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コメント

  1. Takke | URL | I9hX1OkI

    どもども

    これ、ホントに名盤ですよね。
    ってかベストだったのは初めて知りましたw
    彼女の声の透明感とトラックのスムースな感じが印象的です。
    ってか最近もハウスシンガーとして活動してたとは初耳!
    毎度毎度勉強になります。

  2. ケンイチ | URL | -

    >>Takkeさん
    どうも!
    彼女はこのベストが一番有名なんですけど、実はキャリアも長く、作品も多数発表しているんです。
    透明感半端ないですよね。癒されたいときにお世話になっています。

    ハウスシンガーとしては、昨年アルバムをリリースしているので、ぜひチェックしてみてください!

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