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倖田來未 『JAPONESQUE』

2012年02月01日 20:00

  
【アルバムレビュー】
倖田來未 『JAPONESQUE』 (2012/1/25)

1. Introduction ~JAPONESQUE~
2. So Nice feat. Mr. Blistah
3. Boom Boom Boys
4. V. I. P. feat. T-Pain
5. Slow feat. Omarion

6. Brave
7. Everyday
8. IN THE AIR
9. You are not alone (Acoustic Version)
10. Interlude ~JAPONESQUE~
11. ESCALATE
12. Love Me Back
13. No Man's Land
14. 愛を止めないで

15. KO-SO-KO-SO
16. Lay Down
17. Love Technique

18. Poppin love cocktail feat. TEEDA
19. All for you



倖田來未、記念すべき十枚目のオリジナルアルバムにして、過去最高傑作と謳うに相応しい孤高のエンターテインメント作品。これまであらゆるジャンルを縦横しながら常に新しい音楽性を見つめて来た彼女の結晶ともいえる内容で、自らのルーツであるR&B/ヒップホップをはじめ、ポップにロックにバラードにと、ありったけのアビリティをフルに活用したラインアップは憎らしいほどに壮観。特にR&B/ヒップホップ方面においては、T-PainやOmarionといった海外の一流アーティストや作家が名を連ねており、世界規模で万人を魅了する最新鋭のトレンド感を抜かりなく形象化することに成功しています。そして今回大きな話題となっているのが、倖田來未を司る重要なファクターの一つであるビジュアル性。ジャケットでは花魁+お馴染みのエロチシズムを融合させた艶っ気十分のコスチュームを身に纏い、かねて支持されてきた視覚的な独創性を鮮烈にアピール。くわえて初回盤には、インストを除く全曲のPVがDVDとして付属。ゴージャス極まりない美術や壮大なギミックを駆使し、あの手この手で観る者を圧倒しにかかります。ビデオごとに手法やコンセプトがまるで違うので、仮にCDでピンと来なかったとしても、このDVDではまるで映画にのめり込むかのように、グイグイとその魅力に惹きつけられること請合いです(スムーズな観心地を演出するためか、CDとは収録順が大きく異なっているのもポイント)。前作『Dejavu』では乙女チックなポップ要素をふんだんに盛り込んでいたのが印象的でしたが、本作では自身の立ち位置を誇示するかのように高圧的なナンバーが物語の中軸に君臨しており、アルバム全体を通しても倖田來未ならではのアクティブな精神と、日本の音楽シーンの荒波に揉まれて叩き上げられた女王の威厳を堪能に感じ取れるはず。月並みな表現ですが、これぞ「スターだ」と大衆に言わしめる芸術然とした作品だと信じてやみません。

【PICK UP REVIEW】


2. So Nice feat. Mr. Blistah
持ち前の官能さを生々しく注ぎ込んだ、夢心地アラビアントラック。
Mr. Blistahが参加している事実も相まって、代々倖田來未を追い続けている者としてはかの「Candy」を思い起こさずにはいられないわけですが、印象としては、「Candy」よりもこの楽曲の方が幾分か都会的でセクシー。


3. Boom Boom Boys
歪みを限界まで効かせた荒ぶるエレクトロミクスチャー。
楽曲/ビデオともに、完全なる新境地に振り切っており痛快そのもの。クレジットには、「V.I.P.」にも関与した著名クリエイター:Toby God(Beyonce、Fergie)の名も。


5. Slow feat. Omarion
アメリカから言わずと知れたR&B猛者:Omarionを招いた、純コンテンポラリー仕様のメロウナンバー。トップクラスのシンガーである彼のソロパートをブリッジのみとし、それも歌ではなくラップをメインに仕立て上げられるのは、日本で倖田來未ぐらいのもの(多分)。


7. Everyday
「TABOO」で一躍名を知らしめたHIROの手による春めいたポップチューン。
要所要所にR&Bのエッセンスもまぶされており、さすがの辣腕ぶりを発揮しています。
そしてアルバムの流れとしては、この楽曲周辺が”ブレイクゾーン”。
後半には再び怒濤の展開が待ち受けているので、気を緩めないように。


11. ESCALATE
本作随一の切れ味を誇る彼女の真面目炸裂のダンスアッパー。
楽曲を手がけたのは、自らシンガーとして活動するARIAと、黒木メイサらへの楽曲提供を行うdee.Cのコンビ。日本のクリエイター勢も負けていません。そしてこの楽曲は、ビデオがかなりのハイクオリティ。チェスを題材にした切迫感溢れるダンスシーンに片時の油断もできません。


13. No Man's Land
Evanescenceの「Bring Me To Life」を思わせる鈍重さを引きずった閉塞的オルタナ・ロック。
これだけ異質なサウンドを広げつつも、歌詞では恋人と別れ感傷に苛まれる女性を綴り、従来通りの倖田來未像も果敢に明示。


14. 愛を止めないで
映画「セカンド・ヴァージン」の主題歌に起用されたおしとやかなバラード作。
王道の構成ながら確実に琴線へと触れるメロディに、気がついたときにはすっかり翻弄されていました。


17. Love Technique
電子音を散りばめ遊び心を剥き出しにした明朗ラブソング。
奔放という意味では、何気にこの楽曲が本作中一番攻めているかもしれません。
ビデオも未だかつてないコミカルさで思わず顔がほころびました。

   

*アメブロ版JBS 、始動⇒http://ameblo.jp/jbsken1/
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