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DEEP 『YOUR STORY』

2012年03月06日 18:30


<アルバムレビュー>
DEEP 『YOUR STORY』 (2011/2/15)

1. Intro ~YOUR STORY~
2. ROCK YOUR BODY
3. Callin You
4. Make It
5. 君じゃない誰かなんて ~Tejina~

6. Tears
7. Everything
8. Love Song
9. OHHH

10. True Love
11. Friend
12. 約束の場所
13. You Are Beautiful
14. Tejina ~original ver.~
毎年コンスタントにアルバムリリースを重ねているDEEPが、今年も決められたローテーションを死守するかのごとく新作を発表。前作『LOVE STORY』ではいつになくポップス主体の路線を打ち出し大衆層にも歩み寄ったDEEPですが、今作『YOUR STORY』では、COLOR名義の時代、ひいてはDEEPに改名後初となったアルバム『DEEP ~brand new story~』以来とも言えるブラックミュージックメインの作風に再シフト。それも、今様なハウス融合系R&Bからしっとり聴かせるアダルトなものまで、過去最大級に多様に振る舞ったバラエティ豊かな仕様で、「俺達ゃバラードだけじゃないんだぜ!」と言わんばかりの気概をあの手この手で発散させています。とは言え、そんな良くも悪くも彼らのイメージを固定化させてしまっているバラードにしても、シングル作である「君じゃない誰かなんて ~Tejina~」「Callin You」を中心に今回どれも傑出した出来映え。とりわけ「君じゃない誰かなんて ~Tejina~」の威力は相当なもので、ボーナストラックとして収録に至っている歌詞違いの原型「Tejina ~original ver.~」と併せて聴けば、感慨深さが倍増すること間違いなし。雑多なテイストを取り込んでいるにも関わらず、全体を通した聴き心地に不自然さやちぐはぐ感を感じないのは、他でもないこの楽曲がアルバム全体を一つの線に集束させているからだ、なんて本気で思い込んじゃうほどに頭一つ抜きん出た名曲だと思う。それにしても、彼らがバラードをシングルで連発し出して一旦は気抜けしたはずの自分が、まさか彼らの歌うバラードで再びその魅力に舌を巻くことになるとは、何とも皮肉な話です。

<ピックアップレビュー>

2. ROCK YOUR BODY
COLOR時代から彼らをバックアップしてきた貢献者:STYが手がけた風切るダンスアップ。
切れ味抜群のシンセを軸に、ド派手な仕掛けをふんだんに盛り込んだまさしく最先端な仕上がり。
9曲目に収録されている「OHHH」でも、プロデューサーこそ違えど同様の四つ打ちアプローチが展開されているので、今作における二大ダンスナンバー巨頭の弾けっぷりを比較してみるのも面白いかも。

4. Make It
Stevie Hoangに代表される今をときめく小綺麗系R&Bと、古き良き上品なグルーヴを掛け合わせたような各プロダクトが絶品。DEEPがR&Bを渇望していた人にとってはまさにジャストフィットしかあり得ない楽曲ですね。かく言うワタクシも、サビで炸裂するYUICHIROのハイトーンに問答無用でヤラれた口です。


5. 君じゃない誰かなんて ~Tejina~
DEEP期、いやもしかするとCOLOR期を含めた彼らの全キャリアの中でも指折りのバラードかもしれない今作が誇るハイライトソング。この楽曲の何が良いって、マシコタツロウお得意の奥床しい情景描写が、DEEP擁する音楽性に隙間なく、密接に寄り添っているんですよね。全体を通して果てしなく歌謡的ではあるけど、発声であるとか抑揚であるとか、そういった表現法に彼ら特有のカッコ良さが滲み出ていて心憎い。「Tejina」というサブタイトルの突飛さにしても、楽曲の内容さえ紐解いてしまえば、後はビックリするぐらいに切ないワードへと早変わり。それこそ、手品のようにね。

7. Everything
言わずと知れたMISIAの代表曲のカバー。
オリジナルとの差別化を図るためか打ち込み色が強く、よりR&Bチックなものへの昇華がしっかり念頭に置かれている模様。バラードと言えば、彼らがいま特に熱を上げている十八番ジャンル。しかもそれが国民的な楽曲ということで、持ち前の重厚なコーラスも色鮮やかに、より分かり易い形でアピールされています。

8. Love Song
元カノへの未練丸出しの男性を主役に据えた、「Make It」と双璧をなすR&Bウェートのナンバー。
こちらの方が、譜割りなどのディテールにおいてより洗練された印象を受けます。
楽曲を提供したのは、アーティストグループ:WHITE JAM所属のSHIROSEら。彼、「Make It」のクレジットを名を連ねており、今後のJ-R&Bシーンでもメキメキと頭角を現しそうな予感大。

13. You Are Beautiful
”生き急ぐ現代だからこそ自分の持つ価値を忘れずにいよう”という親和性の高いDEEPならではのメッセージを込めた美麗なスローチューン。懐かしさを喚起するコード進行に明朗なポップフレーヴァーが心地よく絡み合い、プロデューサー:HIROの確信的な辣腕が振るいに振るわれています。地に足着いた四者の歌唱も◎。





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