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MIHIRO ~マイロ~ 『Cry For You』

2012年02月23日 20:37


<アルバムレビュー>
MIHIRO 『Cry For You』 (2012/2/22)

1. 愛の言葉 ~True Story~
2. Find My Love
3. Sexual Intension
4. ~鳴り止まぬ雨~
5. I Want A Better Me
6. 最愛
7. Just Believe
8. Cream Soda
9. ~ユイイツムニ MIHIRO+AFRA~
10. 音故知新
11. Cry For You
12. Beautiful Eyes
13. GO!! feat.CHOZEN LEE from Fire Ball (Reggae Mix by Fire Basement)
現在の名義を旗揚げして早二年が経過し、特に一昨年のフルアルバム『New Edition』では、”Full Of Harmonyのメインボーカル”という立派な肩書きにも左右されることなく、ソロプロジェクトならではの振り幅のある音楽性で成長を印象づけたMIHIRO~マイロ~。そんな彼がリリースした通算三枚目となるこのフルアルバム『Cry For You』は、自身が常に思い描いているであろうR&Bアーティストとしての輝かしい将来像は元より、自身のルーツである往年のブラックミュージックともあらためて本格的に向き合った会心の一作。彼曰く「今本当にやりたい音楽を収めた」とのことですが、その言葉が示す通り、歌詞やメロディといった構成から裏方などの人選に至るまで、彼の音楽に懸ける意気込みやこだわりが、本作には情熱的なまでにくっきりとした輪郭で反映されています。たとえば親交の深いDJ JINを迎えた「音故知新」は≪古き良き日々今俺に問おう 前向いてたって見失うな≫と、まさしく本作を包括している”過去”と”未来”の意義深さを、”現在”のMIHIRO~マイロ~の立ち位置から勇ましく主張した究極のノンフィクション・ナンバー。一方、リード楽曲の「愛の言葉~True Story~」では、日本語の持つ温和な響きや情致を持ち前の気高い歌唱力を通して大らかに表現するなど、黒人音楽の本場:アメリカにさえ「これぞR&Bだ」と言わしめてしまいそうな気品溢れる世界観と、日本人好みのストレートな手法とを自然発生的に共存させており、何とも筆舌に尽くしがたい心地よいムードが本作には一貫して流れています。

そして、聴き終わったに訪れる達成感にも似た余韻は、MIHIRO~マイロ~が今日まで支持されてきた所以や、「これから先も、彼は変わらず愛されていくに違いない」という確信にも結びつき、リスナーみんながハッピーな気分を享受出来るという優れもの。月並みな言い方ですが、最近はなかなか使う機会もないですし、これだけのクオリティを掲げているなら颯爽と用いるに越したことはないと思うので、代表して言わせて下さい――「これぞマスターピース!素晴らしい!」

【ピックアップレビュー】

1. 愛の言葉 ~True Story~
一度きりの人生。たとえ悔いのないように生きようとしても、心許ない経験はその意に反して増えゆくもの。MIHIRO~マイロ~はこの曲で、そんな誰もが直面する現実を噛み締めながら、もどかしい感情たちを少しでも浄化させるべく渾身の歌声を張り上げます。LEOの「君がくれたもの」にも通じることですが、普遍的なテーマを取り扱う楽曲は、歌い手にそれ相応の表現力が備わっていて初めて感動が導き出されるのだということを、このバラードでつくづく思い知りました。

2. Find My Love
DJ HASEBEの軽快なサウンド・プロダクトが身体を自ずと浮き上がらせるチャキチャキのフロア・アンセム。MIHIRO~マイロ~の新たなるセンスも開拓されたことで、これまでにありそうでなかった柔らかなグルーヴが堪能出来るはずです。

3. Sexual Intension
Myaや東方神起らを手がけるオランダのヒットメイカー:Fredrik "Fredro" Odesjöと、日本でもお馴染みLil Eddieのコンビが巻き起こす、これまた新感覚のR&Bチューン。トリップ感を促すサウス風サウンドと、要所でポップにおどけるお茶目なメロディラインのギャップが堪りません。

5. I Want A Better Me
厳かなピアノの音色に寄り添うように歌うMIHIRO~マイロ~が印象的な悠然バラードナンバー。プロデュースは、Flo Ridaの「Suga」などで知られるヒットメイカー/シンガー:Jackie Boyz。日本語中心で綴られた歌詞も勇壮な内容で、思わず涙を誘います。

8. Cream Soda
本作中もっともダークな世界観を打ち出した、疾走感バリバリのダンスエレクトロ。
洋楽のメインストリームらしさが強く息づく楽曲ですが、実際はプロデューサーであるUTAをはじめ、主要制作者が日本人だけで構成されており、何とも嬉しい誤算となりました。

10. 音故知新
本作の中核を担うとことん前のめりな自分賛歌。
リリックにおける頼もしいメッセージ性はもちろんのこと、RhymesterのDJ JINが制作したブレイクビーツ調トラックも、本作全体のアクセントとして十分過ぎるほどの効果を発揮。

11. Cry For You
Boyz ⅡMen、R.Kelly、Jodeciなどが台頭した90年代前期の洋楽R&B。
その時代のグルーヴを贅沢にもそのまま敷き詰めた夢心地スローが、この本作のタイトルチューン「Cry For You」なのですが、まさか今の時代、ここまで忠実に当時の質感やグルーヴを再現(しようと思う)出来るアーティストがいるとは思っても見ずで、驚きと感嘆を隠せませんでした。これもリアルタイムでその時代のブラックミュージックを謳歌し、並々ならぬ思い入れを抱いてきたMIHIRO~マイロ~だからこそ生み出せた品質なのでしょう。まさに”温故知新”を地で行くグレイテストR&B!




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コメント

  1. 56 | URL | -

    ケンイチ君が絶賛してるのも納得の1枚!
    ド根性と言うか、プライドを感じました!

    あちこちのレビューコメントで
    捨て曲なし!とか、よく見かけるけど、
    半ばミーハーとも捉えれる、この表現が
    文句なしに相応しいクオリティー!

  2. ケンイチ | URL | -

    >>56さん

    おっしゃるとおり、ド根性をしかと窺わせてくれました。
    J-R&Bの前に、伝統ある「R&B」というカテゴリを真っ向から意識したからこその作風で、涙がちょちょぎれそうです。

    まさに名実ともにトップR&Bシンガーですね!

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