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福原美穂 『The Best of Soul Extreme』

2012年06月14日 19:30


<アルバムレビュー>
福原美穂 『The Best of Soul Extreme』 (2012/6/13)

<Disc1>
1. O2 feat. AI
2. Get Up! feat. AKIKO WADA
3. Open Eyes
4. Dream On feat. 三浦大知
5. STARLIGHT
6. Regrets of Love

7. DON’T TAKE IT AWAY
8. Kiss! Kiss! Kiss! feat. Chara
9. Cinnamon Dreams

10. You
11. Save Me feat. Leona Lewis
12. Black Star
13. You Are My Reason feat. AI


<Disc2(初回限定盤のみ付属)>
1. Sir Duke
2. Englishman in New York
3. Natural Woman

4. Hard To Handle
5. I Wish I Was A Punk Rocker (With Flowers In My Hair)
6. BEN
7. Virtual Insanity

8. One Day
9. 恋人たちのクリスマス (Live ver.)
ソウルシンガー:福原美穂が、昨年にスタートした「Soul Extreme」プロジェクトの集大成にあたるフルアルバムを発表。"Soul Extreme”――すなわち、究極のソウル。そこへさらに”The Best of”という最上の意味までもを加味した本作は、彼女がどう寝返っても生粋のソウルミュージシャンであることを、アルバム全体の流れや妥協なきディテールを通してダイレクトに顕示している。これだけ自信満々に銘打っているわけだから、今さら「どの曲がソウルか否か」などという土臭い解釈を広げることは極めてナンセンスである。いかなる楽曲であっても、一縷の光のごとく真っ直ぐに歌い上げる福原美穂がそこに存在し、音楽の楽しさや素晴らしさをことごとくアーティスティックに伝えてくれる。大まかな設定としてはただそれだけなのだが、そのシンプルな構造ゆえに驚くほど感情が揺さぶられ、心打たれるのだ。茶目っ気を含ませながらも豪腕に張り上げる和田アキ子とのコラボレーション「Get Up!」、牧歌的な飾らない節回しでソウル畑の使命を完遂した「Cinnamon Dreams」、そして実力あるディーヴァたちにも引けを取らない表現力でたおやかに歌声を響かせる「Save Me」「You Are My Reason」といった終盤のバラードに至るまで、取り揃えられた楽曲はとにかく多彩で痛快だ。エモーショナルな福原のヴォーカルにすべからく対応出来るよう、良い意味でフワフワした、クッションのような優しい聴き心地を合わせ持っているのも大きな特徴で、間延びも疲れも感じることのないまま、肩肘を張らずに楽しめてしまう。そんな誰もを魅了する普遍性を、ソウルという伝統あるジャンルに絡めた福原美穂の成長ぶりには純粋に感服せずにはいられないし、1987年生まれの(ある種の)同士として誇りに思う。

さらに初回限定盤にのみ付属するディスクには、マイケル・ジャクソン、キャロル・キング、スティービー・ワンダーら、時代を象ってきたアーティストのカバーチューンを9曲収録。福原が音楽家デビューする契機となった(詳細はこちらを参照のこと)マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」もライブバージョンで収められるなど、福原自身の尊いソウルヒストリーがこの一枚の中で詳らかにされている。普段は力強く抜けの良い歌唱を持ち味としている彼女だが、カバーになると声色がガラリと変化し、原曲の背景にある世界観を最優先にした柔軟なニュアンスがとりわけ強い印象を残す。それはある意味、「原曲以上にオリジナル化を押し進めた結果」とでも言うべきだろうか。英詞を取り扱うという特性上、日本人が洋楽をカバーするとなると、様々な側面において少なからず拙さが浮き彫りになってくる。だが、彼女の作品に対してもそのような憂慮を抱いてしまうようでは、あまりに勿体ない。どうか本作を紡いだ福原美穂と同じ真っ直ぐなフィーリングで、彼女が巻き起こすありとあらゆるソウルの世界へと飛び込んでみて欲しい。

<ピックアップレビュー>

3. Open Eyes
リズミカルな打ち込み音が序盤をリードするミディアムナンバー。
ZETTON/FAST LANE/MOMO "mocha" N.ら有能なクリエイターたちを集結させ、ソウルとの対峙を実現させている本作ならではの幽遠さをアピールしている。三浦大知の新譜「Burning Weakness」にも通じる打破をテーマとしたメッセージも聴き物。


5. STARLIGHT
昨年発表された「The Soul Extreme EP」に収録されたノスタルジックなスロウ。
秒針のように古めかしくリズムを刻むトラックに、福原の穏やかな声粒子が降り注ぐ様が何とも神々しい。

8. Kiss! Kiss! Kiss! feat. Chara
バラードEP『Regrets of Love』に収録された「ミルク 2010」から1年半。
プロデュースと客演に再びCharaを迎え、とびきりキッチュな享楽ソウルが誕生した。
コケティッシュに揺れるCharaカラーは言うまでもなく健在。くわえて「だいたいあいつさ!」とおどけながら歌う福原美穂のインパクトたるやそれはもう絶大である。

9. Cinnamon Dreams
おそらく、本作でもっとも福原美穂の「声質」を持ち上げているのがこの楽曲。
骨太なグルーヴと、福原の巧みな力技のセッションが最高にクール。
終盤に訪れる怒号のようなフェイクにも、彼女の溢れんばかりの本領をまざまざと感じずにはいられない。


11. Save Me feat. Leona Lewis
UKのみならず世界中で支持される女性アーティスト:レオナ・ルイスとの絢爛バラード。
サウンドプロデュースには、ビヨンセやT-ペインらの楽曲を手がけるNYのチーム:Soundkillersのレオとフェニックスを迎え、ワールドワイドなコラボレーションに相応しい雅やかなサウンドが展開する。

13. You Are My Reason feat. AI
「Soul Extreme」のプロジェクト発起後、最初に福原との共演を飾ったAIが、本作を締めくくるバラードでコラボ再登板。「O2」のときとは異なる大らかなヴォーカルワークはただただ麗しく、二者が如何に孤高を突き詰めたアーティストであるかを教えてくれる出色の仕上がりとなっている。



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