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一十三十一 『CITY DIVE』

2012年06月20日 19:05

 
<アルバムレビュー>
一十三十一 『CITY DIVE』 (2012/6/20)

1. DIVE
2. ギャラクティックにさせて
3. 恋は思いのまま

4. ハーバーライト
5. 人魚になりたい
6. サマーブリーズ '86
7. サマータイムにくちづけて
8. RAINBOW
9. 摩天楼の恋人

10. グラスに浮かべたノンシャラン


女性シンガー:一十三十一が、ビルボードが設立した「Billboard Records」より心機一転のオリジナルアルバムをリリース。男児出産後初のアルバム作品となる本作のテーマは、「2010年代のシティ・ミュージック」。ジャズ、ソウル、ニューミュージックといった素朴な音楽性を内包した文字通り都会的なサウンド組みと、心の隙間にさり気なく入り込み、チクリと余韻を残していく一十三十一独自のヴォーカルを全編に渡って浸透させ、作り手一同のラフな気概をリアルな感度で味わえるのが最大の強味となっている。曲調も相まって、彼女が歌うたびにいつにも増して松任谷由実の姿がちらつくのだが、裏を返せばそれは、往年のムードをきわめて忠実に喚起させている証であり、微笑ましい以外の何物でもない。現に本作では、あくまでもコンテンポラリーな味付けに従事しながらも、サウンドの土台には誰もが判然と認識できる懐古的なギミックを意識的に散りばめており、まるで脳味噌の中身だけがタイムスリップしてしまったかのような、ある種の幻覚的な心地が楽しめることだろう。もっとも、各曲の物語をドラマチックに出力しているのは言うまでもなく一十三十一の歌声だということを最後に特筆しておきたい。長いリリース・ブランクがあったにも関わらず、依然として衰えない洒脱な質感には驚くばかりである。

<ピックアップレビュー>


1. DIVE
避暑地の空、風を切る自転車、そして夜のプール。
夏の”涼”をふんだんに閉じ込めた贅沢この上ないポップスが、本作に相応しい風流な幕開けを飾る。

2. ギャラクティックにさせて
「DIVE」が”涼”なら、この曲は”熱”とでも言うべきか。
フラットなシンセに重量感のあるベースライン、過ぎし日へトリップするには万全すぎる仕様である。

5. 人魚になりたい
五感にへばり付く多湿なサウンドの中を、一十三十一が悠然と泳ぐ上質スロウ。
ノスタルジックな心の機微を描き出す歌詞もじつに神秘的でチャーミング。

8. RAINBOW
かつて「DOWN TOWN」をカバーした経緯を持つ一十三十一。
そのオリジナル元であるシュガーベイブからも少なからずの影響を受けているとされる本作で、もっとも彼らを贔屓にしている楽曲を挙げるとするならこの「RAINBOW」ではないだろうか。見るからに晴れ晴れしいタイトルに恥じない、カラッとした装いの70's オリエンテッド・ポップス。一十三十一の無垢な個性を印象付けるには何ら申し分のない仕上がりだ。




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コメント

  1. ぶる~ | URL | -

    おおっ! ケンイチくんが一三十一とは意外!!
    名曲「煙色の恋人達」から10年ですよ~早いものですねww
    昨年はDrian「summer rich feat.hitomitoi」なんていう素敵な作品もあったのですが、
    こんな次の展開もあったとは嬉しいなあ。

  2. ケンイチ | URL | -

    Re: タイトルなし

    >>ぶる~さん

    実は要所要所で結構好きなんですw
    彼女ももう10年選手なんですね、時が経つのはほんとに早いです。

    今回のアルバムには、色んな意味で持ってかれました。
    別にその年代を生きてきたわけでもないのに、鮮明に時代背景を読み取ることが出来て、素敵です。

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