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米倉利紀 『through you』

2012年07月02日 19:34

 
<アルバムレビュー>
米倉利紀 『through you』 (2012/6/27)

1. gotta get your groove on -hey, baby-
2. out of control
3. why? -y-
4. i wonder if...

5. i love you
6. message
7. human nature
8. my dear friend
9. love is the key
10. magic


J-R&Bの草分けとして知られる男性ヴォーカリスト:米倉利紀が、デビュー20周年を記念したオリジナルアルバムを発表。男の色香を四方八方に拡散する甘美なヴォーカルカラーを筆頭に、そこから醸し出される小気味よいグルーヴなど、代々聴き手を魅了し続けてきた米倉節はもはや円熟の境地にまで到達。まるで長年積み重ねてきたキャリアをじっくりと煮詰めたような、そんなオンリーワンの濃厚さが本作の支柱となって楽しませてくれる。加えて、本作における彼の表現は驚くほどに正直だ。特に歌詞の面においては、インパクトを要所に送り込みつつ、伝えたい事象へと真摯に歩み寄るという器用な離れ業をやってのけ、ここでも一つ、彼のリリカルな感性を思い知らされる恰好となった。アーバンミュージックのフォルムが形骸化しつつある昨今だが、アーティストとしての原点に立ち帰り、本作『through you』全身全霊で音楽を開放してみせた彼に、目くるめくソウルの真髄が裏打ちされている気がしてならない。20周年の節目に相応しい、愛と意欲の集大成である。

<ピックアップ>
1. gotta get your groove on -hey, baby-
官能的なヴォーカルが這いずり回る米倉流パーティーチューン。
世紀末を思わせる妖しいサウンドは、米倉や久保田利伸をはじめとするJ-R&Bのフロントマン好きには堪らないクオリティ。初っ端からの勢い余った前衛ぶりがじつに見事だ。


2. out of control
渋味と無機質を混合したR&Bサウンドのもと、天の邪鬼気質な人間を憂う痛烈なまでのアンチテーゼ。ただでさえ毅然とした筆致の歌詞を、刺激的な米倉のヴォーカルがグングンと助長していく様は本作最大のハイライト。

4. i wonder if...
絹のような抜群のしなやかさを誇る、米倉の真骨頂とも言える清涼系ミディアム・スロウ。
許されない恋心を楽観的に切り取った歌詞が、夏らしい上品な淡さを演出。


6. message
昨年発生した東日本大震災に触発され書き上げたという大らかなバラードナンバー。
聴き手を明るみへと導くストレートなメッセージソングだが、これだけの高い説得力を携えられたのも、米倉の地に足の着いた歌唱がダイレクトに機能しているからに他ならない。表現することを貫徹し、楽曲と同じ方向を臨んだからこそ必然的に発生し得たエネルギーなのだ。


10. magic
ラストは名曲「Yes, I do.」や「Gotcha!」にも通じる明朗テイストのポップナンバーで〆。
多様なテーマを広げてきた本作だが、やはり最後に行き着くのは愛なのだということを、米倉は歌声や歌詞を介して存分に体現してみせた。大団円に相応しい彩りのヴォーカルワークも必聴!



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