2012年07月24日 01:05

<アルバムレビュー>
Allies 『Calling U』 (2012/7/18)
1. Tonight
2. 宝島海岸
3. tomato
4. アビリ
5. Calling U
6. ZASS & ONCIOUS
CAMEL、Yumi、スナージからなる男女混合ラップユニット:Alliesのメジャー1stミニアルバム。
インディーズ時代の代表曲「BIG MOUTH」、メジャーデビュー曲「WEEKEND」など、苦境をも跳ね返す強い信念と、トレードマークでもある底抜けの明るさをこれまで大胆に発揮してきたAllies。そして今回、メジャー初のアルバムにあたる本作『Calling U』で、その絶対無比のポジティブ・マインドは拍車をかけるように極みの段階に突入している。楽曲ごとで言えば、「Calling U」や「アビリ」における直向きなメッセージは、メジャーに見合ったポップネスを纏ったことでより真実味を感じさせ、「宝島海岸」に代表される無礼講のアウトドア・アプローチは、それこそAlliesの開放的な基本スタンスを溌剌と体現したもの。おまけに「Tonight」「ZASS & ONCIOUS」といったリリックとサウンドの両サイドから遊び心を投入したナンバーにも余念がなく、まるでミニマムな曲数の中を夢中で駆け回るように、三名のセンスがそこかしこで弾け飛んでいる。ただひたすらに肯定一辺倒なのではなく、たとえば悶々とした精神状態から這い上がっていくプロセスや、屈託ない心境に至った根拠までもをリアリティを費やして描いているからこそ、Alliesの音楽にはいつもハッとさせられる。端的に言えば”心が在る”というか、どんな楽曲にも身を粉にして立ち向かうその馬鹿正直さに、彼らオリジナルのやさしい美学を見出さずにはいられないのだ。
<ピックアップ>
2. 宝島海岸
「夏は騒ぐもの!」と言わんばかりにアクティブなセンテンスを網羅したアップナンバー。
三名が繰り出すフレンドリーな掛け合いは、聴く者を童心へと立ち帰らせるノスタルジックな代物。
5. Calling U
本作のタイトルチューンにして、Alliesのコンセプトを集約させた瑞々しい激励チューン。
そっと隣に寄り添うようなナチュラルな言葉選びを軸に、着実に人々の心を掴む手法を展開。
コアなファンの方は、トラックメイキングを担当したT-SKも含めて、純然たるMASEGAKI CIRCUS団員の作品である点にも要注目。
6. ZASS & ONCIOUS
ヒップホップ・オリエンテッドな刺激的なサウンドとウィットに富んだフロウを通して、その筋のヘッズにも遺憾なく訴求。その一風変わった感謝のアプローチが、何ともAlliesらしくもあり、ちょっと斬新。
JBS in アメブロ 『ANOTHER JBS』
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インディーズ時代の代表曲「BIG MOUTH」、メジャーデビュー曲「WEEKEND」など、苦境をも跳ね返す強い信念と、トレードマークでもある底抜けの明るさをこれまで大胆に発揮してきたAllies。そして今回、メジャー初のアルバムにあたる本作『Calling U』で、その絶対無比のポジティブ・マインドは拍車をかけるように極みの段階に突入している。楽曲ごとで言えば、「Calling U」や「アビリ」における直向きなメッセージは、メジャーに見合ったポップネスを纏ったことでより真実味を感じさせ、「宝島海岸」に代表される無礼講のアウトドア・アプローチは、それこそAlliesの開放的な基本スタンスを溌剌と体現したもの。おまけに「Tonight」「ZASS & ONCIOUS」といったリリックとサウンドの両サイドから遊び心を投入したナンバーにも余念がなく、まるでミニマムな曲数の中を夢中で駆け回るように、三名のセンスがそこかしこで弾け飛んでいる。ただひたすらに肯定一辺倒なのではなく、たとえば悶々とした精神状態から這い上がっていくプロセスや、屈託ない心境に至った根拠までもをリアリティを費やして描いているからこそ、Alliesの音楽にはいつもハッとさせられる。端的に言えば”心が在る”というか、どんな楽曲にも身を粉にして立ち向かうその馬鹿正直さに、彼らオリジナルのやさしい美学を見出さずにはいられないのだ。
<ピックアップ>
2. 宝島海岸
「夏は騒ぐもの!」と言わんばかりにアクティブなセンテンスを網羅したアップナンバー。
三名が繰り出すフレンドリーな掛け合いは、聴く者を童心へと立ち帰らせるノスタルジックな代物。
5. Calling U
本作のタイトルチューンにして、Alliesのコンセプトを集約させた瑞々しい激励チューン。
そっと隣に寄り添うようなナチュラルな言葉選びを軸に、着実に人々の心を掴む手法を展開。
コアなファンの方は、トラックメイキングを担当したT-SKも含めて、純然たるMASEGAKI CIRCUS団員の作品である点にも要注目。
6. ZASS & ONCIOUS
ヒップホップ・オリエンテッドな刺激的なサウンドとウィットに富んだフロウを通して、その筋のヘッズにも遺憾なく訴求。その一風変わった感謝のアプローチが、何ともAlliesらしくもあり、ちょっと斬新。
JBS in アメブロ 『ANOTHER JBS』



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コメント
56 | URL | -
WEEKENDから完全にファンです!
本当に気持ちいい音楽作るよね~☆
真っ直ぐストレート!
( 2012年07月26日 10:41 [Edit] )
ケンイチ | URL | -
>>56さん
「WEEKEND」も最高に気持ち良いっすね!
フルアルバムに収録される事を祈ってます。笑
おっしゃるとおり、ストレートに感情をぶつける点が彼らの持ち味だと思っています。サウンドも本作で随分と広がりを見せているので、次回作での成長ぶりが早くも楽しみです☆
( 2012年07月27日 11:30 [Edit] )
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