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D-AI 『Crazy In Love』

2012年08月07日 20:04


<アルバムレビュー>
D-AI 『Crazy In Love』 (2012/7/25配信開始)

1. Crazy In Love
2. Time's Up

3. 愛してるなんて言えない
4. サヨナラ
5. Secret Love feat. Dazzy

R&B、こと日本産の作品において、キャッチーか否かを分けるラインというのは、跨ぐ塩梅が非常に難しい。あまりにも仰々しく踏み越えてしまった日には、ただでさえ隣り合わせのポップスとの境目がことさら曖昧になり、そもそも線引きをする必要がなくなるし、逆に一歩手前で留めてしまおうものなら、音楽共通のターゲットである大衆への訴求が薄れ、ともすれば本末転倒、自己満足を促すだけの死活問題にもなり兼ねない。ただでさえ閉鎖的なこのジャンルでは、この”キャッチーさとの共存”が永遠のテーマとして君臨し、日々のシーンの明暗を大きく分けていると言えるだろう。

生真面目な話はここら辺にしておくとして、今回紹介するこのD-AI。
毎年秋期に開催されている「福岡R&B祭」など、日本でもっともR&Bに熱を上げている地域と断言しても良い九州を拠点に活動する男性シンガーだ。彼の持ち味は、瑞々しいキャッチーさを落とし込んだいわゆる”美メロ”な旋律と、親しみやすさを内包する繊細なヴォーカルワーク。それら個性が、ほのかな爽やかさと共に巧妙に合わさり、楽曲を鑑賞する上では欠かすことの出来ない美しい均整を築き上げている。てっとり早く言ってしまえば、要は彼、バランス感覚が群を抜いた歌い手なのである。それでいて、R&Bシンガーとしての素養は、ヴォーカル面を中心に過不足なく発揮しているため、甘ったるさにダウンすることなく、歌の質の高さもとくと味わうことが出来る。キャッチー一辺倒な作品が横行する中、彼の紳士的な力加減にはなかなか心を打たれるものがあったし、聴きやすさだけを優先しないポリシーも同時に確認出来て、贅沢な気分すら覚える。これぞ、ジャパニーズR&Bをスマートに主張する理想的な作風。ローカルスター、恐るべし。

<ピックアップ>


1. Crazy In Love
夏の清涼感、朗らかな恋心、そしてキャッチーなスタンスのすべてを器用に振りまくリード曲。ニーヨの台頭と共にR&Bアプローチの代表格へと躍り出たメロウなハープを駆使し、終始に渡って甘酸っぱい空間が展開。D-AIの浮遊感のあるヴォーカルとの相性もすこぶる良く、名刺代わりにしても何ら差し支えのない仕上がりに。

4. サヨナラ
シンプルなピアノサウンドが別れの愁いを掻き立てるバラッド。
R&B特有のエモーショナルなヴォーカル手法を要所で取り入れる一方で、歌謡的なラインにもこだわりを見せるなど、D-AIの和洋折衷な心意気が見え隠れ。

5. Secret Love feat. Dazzy
レペゼン九州の同志MC:Dazzyを招いたこの楽曲は、セクシーなリリックを発動させた、本作中もっともR&Bオリエンテッドなミッドチューン。畳み掛けるように早口な譜割りなど、オントレンドなR&Bマナーを上品に押さえており、他の楽曲と比べてもその濃厚さは歴然。おかげでD-AIの抜け目の無さを、作品の最後までしっかりと堪能することが出来た。

Crazy In Love - EP - D-AI



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コメント

  1. YUTTY | URL | anljw.JM

    Crazy in loveは気付いたらつい口ずさんじゃう!
    個人的にはSecret loveも好きですね~~。
    すごくキャッチーで私も最近のお気に入りです~
    和製StevieHoangといいますが、とても清涼感たっぷりで聴きやすい!

  2. ケンイチ | URL | -

    Re: タイトルなし

    >>ユッティ
    そうやね!
    あのキャッチーさは癖になる!
    そして「和製Stevie Hoang」は言い得て妙やと思います。
    R&Bはこれぐらい間口の広い方が浸透しやすいよね!
    特に日本のシーンで展開するなら尚のこと。

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