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AI 『MIC-A-HOLIC A.I.

2012年08月17日 20:00

 
<アルバムレビュー>
AI 『MIC-A-HOLIC A.I.』 (2005/7/6)

1. If
2. 365 feat. DELI
3. Another Day
4. Once In A Lifetime
5. QUEEN

6. just listen -Interlude-
7. Party
8. Sha La La
9. airport -Interlude-

10. California
11. Summer Breeze

12. PASSION
13. Sunshine
14. a poem -interlude-
15. Story



ユニバーサル時代のAIには大きく分けて、当初在籍していたDef Jam Japanの指針を受け、比較的トラディッショナルで米国の潮流ともあまり差異のないR&B/ヒップホップに取り組んでいた第一期と、大ヒット曲「Story」のリリースで世間的認知度が飛躍的に向上したことで、より情緒優先で日本的なアプローチ試みるようになった第二期が存在する。通算四枚目にあたるこのオリジナルアルバム『MIC-A-HOLIC A.I.』は、そんな二つのタームのちょうど境目、言うなれば彼女の過渡期に発表された作品で、アバンギャルドなブラックミュージック路線を主体に、ジャパニーズ産特有の雅やかさがスパイスとして風味を利かせる、J-R&Bとして完璧に作り込まれた名盤となっている。



「Story」の存在感が、最後の最後まで作品を圧倒的に牽引している感はやはり否めないものの、振り切って然るべき場面では容赦なくクールだし、一転して「Sha La La」「Sunshine」といった穏やかなナンバーではしなやかに喉の舵を取るなど、AIが擁する強烈な個性の数々が、過去の作品の中でもとりわけ惜しみなく発揮されていて圧巻。中でもサウンド/リリック共にAIの気高い思想が投影されている「Once In A Lifetime」は、昨今ではあまり顔を出さないラッパーとしての側面を力強く打ち出した本作のハイライト。「Story」以降、”バラードを歌う歌手”というパブリック・イメージに背くことなく、壮大なナンバーを真摯にこなしてきたAIだが、デビュー当初から彼女の動向を見守り続けてきた僕としては、手加減なしの威勢で畳み掛けるこの「Once・・・」のような存在が、未だに彼女の真のスタンダードなのだと信じてやまない。

あとは、インタールードのちょっとした趣向も、力を抜いて鑑賞するにはちょうどいい塩梅。空港でのコミカルな一幕を映し出す「airport -Interlude-」から「California」へと導入する流れなどは、本作が完全に夏を意識して制作されたものであることを裏付けていて、ラフさ全開である。

ちなみに現在のAIは、周知の通り昨年末に東芝EMIへと移籍を果たし、かねてからのビックドリームである世界デビューを標榜。つい先日には、クリス・ブラウンらと共演した「Put You On ft. Chris Brown, Diggy Simmons [Remix]」をYouTubeにアップし、ワールドワイドな輪も着々と広げつつある。それにしてもこの曲、とにかくべらぼうに格好いい。先ほどの「Once In A Lifetime」ではないが、やはりAIには良い意味でのアウトローさが似合う。これからの本領爆発が、楽しみで仕方ない。





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