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インタビュー:傳田真央 『MENZ Collaboration』 <恋愛の教祖が織り成す、7つの気高いラブストーリー>

2012年09月06日 18:00



 日本のクラブシーンを長きに渡って牽引してきた歌姫:傳田真央。リリースされたばかりの最新作『MENZ Collaboration』では、個性豊かな7組の男性アーティストとの共演を果たし、まるで身も心も生まれ変わったかのような瑞々しいアプローチの数々を披露している。他者とのコラボレーションを糧に一層の輝きを増した、等身大の“女子イズム”に注目だ。

女子の恋する気持ちの源は男子


――移籍第一弾アルバムですが、本作に抱いた率直な思いを聞かせて下さい。

傳田真央(以下D):初めてコラボアルバムを出させて頂いたという意味では、今回とても大きな影響を受けました。R&Bやヒップホップのアーティストさんって、それこそ当たり前のようにフィーチャリングを交わされてますけど、私は今までコラボレーションをした経験があまりなく、どちらかと言うと一人で完結させる作品ばかりを歌って来たので、今回全曲コラボレーションさせてもらってとても楽しかったです!

――前作『恋愛中毒』は女性ならではの恋愛観を突き詰めたアルバムでしたが、今回傳田さんが思い描いた事柄とは?

D:最近の作品では、女の子の気持ちをとことん追究することが多かったんですけど、今回のアルバムを作るにあたって、そろそろこの辺で、男性側の恋愛観も一緒に表現したいなと思ったんですね。そもそも女子の恋する気持ちの源は男子ですし、出来る限りインスピレーションをたくさんを受けたいなと思いまして。あとは『恋愛中毒』を作り上げたときに、濃ゆい大人女子の歌は一旦書き切ったなという思いも出て来たんです。作詞作曲やアレンジなどのスタジオ作業は当時ほぼ一人でやっていましたし、そういう意味でも本作とは対照的でしたね。

――そうだったんですね!まさかの“宅録系女子”発言にビックリです(笑)。

D:実は私そうなんです(笑)。『恋愛中毒』に関しては、私の家のリビングで作り上げたも同然のアルバムでした。機材を使ったり配線したりっていうところから大体を一人でこなしていたので、部屋にこもって一人でレコーディングしてるときなんかは、味気なさを感じたりもして(笑)。

――じゃあ今回の男性アーティストとのコラボは、傳田さんにとってかなり刺激的な経験だったのでは?

D:そうなんです!今回7組のゲストの皆さんと7つの恋のお話を作ったんですけど、合間で恋愛トークに花を咲かせながら制作を進めていって(笑)。何もかもが新鮮でしたね。

――ちなみに、男と女それぞれの恋愛観にはどういった考えをお持ちですか?

D:全然相容れないものですね。永遠に平行線を辿っていくんだろうな~とすら感じています(笑)。

――アートワークはダンディな仕様で、これまた驚きでした。

D:メンズの皆さんが関わって下さるということで、私もバラをタバコに見立てて、男らしさを表現してみました。あとは最近、女の子の友達にも兄貴的な感じで見られることが多くなったので、そういった今の私の力強いイメージもジャケットに出たんじゃないかなと(笑)。

――コラボレーションのお相手は、どういった基準で選ばれたんですか?

D:元々仲の良いアーティストさんもいますし、私からラブコールを送らせて頂いてコラボが実現したアーティストさんもいます。共通するところは、皆さん素敵なメンズ!ってことですね(笑)。一緒に歌ったらアガるだろうなあというインスピレーションをもとに、オファーをさせて頂きました。

――今回、切なさを押し出した楽曲が鳴りを潜め、代わりに前向きなマインドが浮き彫りになってるんですよね。これには傳田さんの意志も、少なからず影響しているんじゃないかなと思ったんですけど。

D:『恋愛中毒』ではダメな恋の歌ばかりを歌って来ましたが、今回は1曲目の時点から、ダメな恋をリセットして新しい恋を始めようということを主張していたり、全体的に恋を潔く楽しむような曲が多くなりましたね。そういった仕上がりに出来たのもきっと、素敵なメンズの方々と一緒に作ったからなんだろうなと思っています。

――「Bitter Sweet」のような切ない曲も良いですけど、やっぱり傳田さんには幸せでいてもらいたいです(笑)!

D:ありがとうございます!幸せになります(笑)!!ちなみに、この曲が好きな彼女をお持ちの男子の方は、要注意ですよ。元カレのことを思い浮かべながら「それでもあなただけを忘れられなかった♪」と聴いている可能性がありますので(笑)!

――恋を楽しむように、今回はサウンドもバラエティに富んでいますよね。初期の頃は割と一つの軸をブラさないように音楽をやられているイメージでしたけど、今回はあえてそういった軸を持たず、色んな方面にすすんで歩み寄っている印象を受けました。

D:今回、ラヴソングという軸は意識しながら曲作りをさせてもらったんですけど、曲のジャンルに関しては良い意味であまり囚われなくなったんですよね。音楽的なルーツもブラックミュージックだけでなく、クラシックやオルタナティブロック、ジャズなど様々で。そんな中で、恋愛ドラマの主題歌を聴いて感動する普通の女の子としての自分も確かに存在してきたので、今回はそういった女子の持つ素材の本質を、聴いてくれる人と分かち合うことを優先にして制作に取りかかりました。

「寂しい」と相手に本音を言えるときこそ、リセット出来るタイミング


――そんな色とりどりな7曲を順に追っていきたいのですが、まずは一曲目の「RESET」。アルバムの制作も、この曲からスタートしたそうですね。

D:私なりの、ダメ恋卒業式ソングです。最初に「RESET」というタイトルだけが先に決まって、そこから今回プロデュースを担当してくださったJeff Miyaharaさんや、SEAMOさんと話し合いながら曲を広げていきました。

――前を向いて別れを選ぶと同時に、後ろ髪引かれる思いもキチンと描かれているんですよね。そこがすごくリアルだなと。すっぱりとサヨナラを告げることって、なかなか難しいですからね。

D:そうそう。でも逆に「寂しい」と相手に本音を言えるときこそ、リセット出来るタイミングなんじゃないかなとも思うんですよ。この曲は割とそういう温度感の曲で、寂しい事実もちゃんと受け入れてから次に進む、というような内容になっています。

――サウンドは、かなりアゲアゲな感じですね。

D:爽やかですよね。曲調に関してはああだこうだ会話することもなく、ただひたすらに「RESET」というイメージを目がけて作っていったら、自然とこうした仕上がりになりました。

――続いてWAZZ UPの三人と共演した「Be A Good Boy」。本作中もっともクールな楽曲ですが。

D:年下の若い男子がクラブで女子と出会って、お互いが思わせ振りな態度を見せ合うという、セクシーな駆け引きを歌った曲になっています(笑)。

――男女がこういう立ち位置で描かれた曲って、これまでの傳田さんにはあまりなかったような気がします。

D:そうなんですよね。ここまで攻撃的な曲っていうのは意外とまだトライしていないなと思って。あと今回、WAZZ UPの3人にとても影響を受けて。数字的には私の方がだいぶお姉さんなんですけど、スタジオではJUNE君をはじめ3人ともが肉食系で、「真央さん、ここはこういう風な言葉が欲しいです!」とか「こういう風に歌ってみてください!」って、色んなアドバイスをがっつりと言ってくれるんですよ。だから私も「負けないぞっ!」っていうちょっと強気な姿勢で色々と挑戦しながら取り組むことが出来たし、そのスタジオでのやり取りが、そのまま曲の雰囲気にも表れている気がします。

――WAZZ UPの3人との制作はいかがでしたか?

D:すごく楽しかったです(笑)。恋愛トークも、かなり熱くさせて頂いて。サウンドの方もとてもクールで、新しいインスピレーションをもらいましたね。

――3曲目の「愛言葉」は本来の傳田さんらしさが沁み渡るラヴ・バラードで、ちょっとした安心感も抱きました。

D:“大人の純愛”をテーマにした曲です。人って大人になればなるほど強がってしまって、若い頃ほどドーンと相手にぶつかっていけなかったり、肝心な言葉が言えなくなったりすることが多々あると思うんです。「愛してる」という彼との合言葉一つで全部が解決するはずなんだけど、現実はそう上手くはいかないというか。

――「ごめんね」や「ありがとう」などのフレーズも登場しますが、確かにこうしたフレーズって、昔と比べると素直に言えなくなったかもしれません。

D:一つ一つの積み重ねによって恋は愛に変わっていくと思うんですけど、そういう一番シンプルな言葉こそ、相手に素直な形で伝え辛くなるものなんですよね。私のまわりの女子の皆さんも、「男性に対してなかなか可愛くなれない」というようなことをよく言っていて。相手役のCIMBA君がとてもセクシーで優しい歌声をされているので、その歌声を通して男の子側の気持ちも知ることが出来れば、女の子たちはもっと可愛く素直になれるんじゃないかなって思います(笑)。

――CIMBAさんとのデュエット、とてもお似合いですよね。

D:ありがとうございます!CIMBA君とは今後イベントで一緒に歌う予定も入っていて、すごく楽しみです。歌の相性もすごく良いですし、私の曲も普段よく聴いてくださっているみたいで。詳しいんですよ、すごく(笑)。そうやって私のことを分かって頂けている分、スタジオ作業もスムーズでした。

最終的に行き着くのは結婚だったりするんですよね


――「ダメージョ」ではジャズとの融合を果たしていますが、制作の経緯というのは?

D:「ダメージョ」は、もしかしたら以前に誰かが発明した言葉なのかもしれないんですけど、私の場合は、「だめんず」の女版みたいなところを意識しながら使い出して。最近ではツイッターでダメージョ関連のことを呟くと、「私もダメージョです」みたいな反応が結構あるんですよね(笑)。なのですっかりマイブームになってしまって。で、SOFFetのお二人と今回どんな曲を作ろうかという話になったときに、ダメージョの話をしたら「何それどういう意味?」と食いついてくれて、そこから曲の制作に発展していった感じです。ジャジーな曲調はSOFFetのお二人ならではといった感じなんですけど、トラックのスウィング感に乗っかるような歌詞が書けましたし、歌もビックリするぐらい上手くはまったので、チャレンジしてよかったです!

――個人的には、アルバムの中でこの曲に一番パーソナルさを感じたのですが、実際に傳田さんの状況ともリンクする部分はあったりしますか?

D:正直なところ、この曲は私そのものですね(笑)。日頃からダメ女的なところが多々あるので、今回ダメージョ代表として書かせてもらいました(笑)。ちなみにGooF君が、ダメージョに「お前、そんなことばっかやってちゃダメだよ」と諭す友達役で、YoYo君がそんなダメージョに振り回されている男性の役です。それぞれの役回りにも注目して聴いてもらえたら嬉しいですね。

――5曲目は、ET-KINGのお二人とコラボした「ずっと忘れない」。大阪と東京の遠距離恋愛の模様を歌った楽曲です。

D:私ね、関西の男性に前々からとても憧れがありまして・・・荒々しいんだけど温かい雰囲気のあるところが、タイプとでも言いましょうかね(笑)。なので今回、関西の男の人との恋愛を曲をぜひ作ってみたいと思い、妄想しながら書かせて頂きました(笑)。

――「天神さん」など、関西特有のワードも登場しますね。

D:その辺のフレーズは、ET-KINGのTENNさんが「大阪の夏と言えばこういう祭があるよ」と提案をしてくれました。あとは大阪の街の雰囲気なんかも、しっかりと歌詞の中に出してくれて。

――本作のリード曲にもなっている「夏の日も、冬の日も」は、AAAのURATA NAOYAさんとデュエットしたラヴバラード。ここまで壮大なバラードって、「Happy Ever After」以来のような気もするのですが?

D:そうかもしれないですね。本当に久しぶりに、幸せでストレートなラブソングを歌わせてもらいました。私アラサーなので、まわりの友達が結婚する機会も最近多いんですけど、友達から「真央ちゃんの曲大好きなんだけど、切ない曲が多いから結婚式でかけられる曲がない!」というような意見も頂くので、この曲ではそういう部分もアイデアとして取り入れさせてもらいました(笑)。これまでたくさんのラブソングを書いてきましたが、やっぱり恋愛を題材にする以上、最終的に行き着くのは結婚だったりするんですよね。永遠の愛をイメージして書かせてもらった曲なので、ぜひ結婚式でも流して頂きたいです(笑)!

――URATA NAOYAさんとの共演はいかがでしたか?

D:URATAさんはすごく自然体な方で、初対面のときからすぐフレンドリーに打ち解けることが出来ました。レコーディングのときにも、URATAさんの歌声の感じが私のヴォーカルとすごくフィットすることが分かって、気持ち良く歌わせてもらうことが出来て。本当に素敵なメンズの方です(笑)。

――「夏の日も、冬の日も」というタイトルには、“いつも、年がら年中”というようなニュアンスを込めたかと思うんですけど、あえてこう名付けた理由はあるんでしょうか?

D:日本って四季があるじゃないですか。そんな中、夏の終わりは切なくなったり、季節の変わり目はやけに感傷的になったりと、心情が季節ごとに移り変わっていくわけで、今回はそういった日本ならではの特色をタイトルでも表現出来ればなと思ったんです。そもそも私、季節感のある歌って今までそんなに歌って来なかったんですね。特に夏の歌に関してはほとんど縁がなかったので、今回は「ずっと忘れない」と合わせて夏っぽさを意識してみたりもしています。

――そして、ラストチューンの「ふたりのBirthday」。ピアニストとしても名高い末光篤さんとのコラボ曲ですね。

D:この曲のテーマが“付き合った記念日”ということで、昔から大ファンだった末光さんにそのテーマを元にして曲を書き下ろして頂きました。私も末光さんも、クラシックのルーツを持っているところが共通していて、今回の楽曲でもブリッジでバッハの「G線上のアリア」のようなコードをつけてくださったりだとか、私のルーツを尊重した工夫をたくさんしてくださったんです。お陰で私の歌唱力の本質的な部分も、自然な形で発揮することが出来ました。

――末光さんといえば、木村カエラさんの「Butterfly」の作者としても有名ですが、やはりそうしたハッピーなスピリットにあやかりたかった部分もお有りなのでは?

D:そうですね。私自身思いきり伸びやかに歌いたかったので、フェイクも『Eternal Voice』の頃を彷彿とさせる自由なスタイルで歌わせてもらいました。あとこの曲に関しては、全編を生バンドで演奏して頂いて、サウンド面もかなりソウルフルな仕上がりになっています。

女性らしさをもっとしっかり噛み締めていきたい


――本作で多彩にチャレンジしたことで、女子力の方も一段とアップしたのでは(笑)?

D:そうですね!今回こうやって7組もの素敵なメンズアーティストと一緒に関わらせて頂いたので、女子としてもまた一つ磨かれたというか、気持ちを新たにすることが出来ました。

――ちなみにせっかくなので聞きたいのですが、“女子であること“にこだわるのには何か理由があるのでしょうか?

デビューしたての頃は、「私ってこういう女の子なんです、よろしくねっ!」みたいな気楽な気持ちで活動していたんですけど、アーティストとして、そして女性としても色んな経験をしていく中で、自分で女性らしさというものをもっとしっかり噛み締めていきたいと思うようになったんですね。それはきっと、色々な物事に対して愛情深くなったことも大きく起因していて。大人になるにつれて、物事に大切さや愛おしさを見出すようになり始めて、それと並行するように女子という名のパッションがどんどん深まって来たというか。最近ではそう自称することが楽しくなっちゃって、つい女子女子言っちゃってます(笑)。

――心機一転となったこの力作、特にどういった人に聴いて欲しいですか?

D:女子の皆さんはもちろん、男性の皆さんには「女の子はこんな風に思ってるんだ」っていう恋愛の参考書的な観点で聴いてもらえたら嬉しいです。音楽通の方にも、ディグる楽しみを与えられるようなサウンドがたくさん入ってるので、ぜひ皆さんそれぞれの手法で楽しんでください!

――10月23日には、本作を引っさげたワンマンライブも開催されるということで、意気込みを聞かせてください!

D:今回参加してくださった7組のメンズの皆さん全員が揃うので、かなり贅沢なライブになると思います!一夜でこの7組が観られる機会は、なかなかないと思いますよ(笑)?私自身、かなり久しぶりのワンマンライブでもあるので、ぜひ皆さん遊びに来てください!

ニューアルバム『MENZ Collaboration』
1. RESET with SEAMO
2. Be A Good Boy with WAZZ UP
3. 愛言葉 with CIMBA
4. ダメージョ with SOFFet
5. ずっと忘れない with TENN & KLUTCH from ET-KING
6. 夏の日も、冬の日も with URATA NAOYA from AAA
7. ふたりのBirthday with 末光篤


◆傳田真央◆
2000年にシングル「耳もとにいるよ... ~Ring the bells~」でメジャーデビュー。2009年に発表した「Bitter Sweet」は、切ない歌詞が女性ファンの共感を呼び、着うたでスマッシュヒットを記録した。代表作はほかに、シングル「あなたとふたりで ~Be with me all day long~」(2000年)、「泣きたくなるけど」(2009年)、アルバム『Eternal Voice』(2000年)、『恋愛中毒』(2010年)など。

     

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