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AKLO 『THE PACKAGE』

2012年09月17日 10:00

 
<アルバムレビュー>
AKLO 『THE PACKAGE』 (2012/9/5)

1. BEAST MODE
2. RED PILL
3. BEST MAN
4. FOOT PRINT
5. S.H.O.T.

6. CHASER
7. DAY OFF
8. HEAT OVER HERE
9. サッカー feat. JAY'ED
10. THE LADY

11. PM TO AM
12. LIGHTS AND SHADOWS feat. NORIKIYO
13. YOUR LANE feat. 鋼田テフロン
日本人ラッパーとしては珍しく、ミックステープのリリースを機に名を上げたAKLO。それはまさしく、時流を味方に付けた新進気鋭らしい着眼点の賜物だった。初のフィジカル・アルバムとなった今作では、そんな彼が携える気負いと、シーンの本質に毅然と寄り添う日頃のスタンスがいよいよ本格的に結実。先立って発表されたヘヴィーな宣誓トラック「RED PILL」の勢いはそのままに、力強いフロウが弾丸のようにハートを射貫く「S.H.O.T.」や、ダブステップの世界に飛び込んだ「HEAT OVER HERE」、NORIKIYOとのスウィンギーな応酬に度肝を抜かれる「LIGHTS AND SHADOWS」など、豪胆かつシニカルに立ち回る楽曲群はどれも遠慮のないラインで埋め尽くされ、聴いているだけで見る見る自信が漲って来るようだ。

他方、どこか浮世離れした独自の脱力感にも休みなくフォーカスが当てられ、ヒップホップ=閉鎖的という暗黙の図式をことごとく排除しているのも大きな特徴。ネット社会の現代に蔓延る“穴”からの脱出を推進する「DAY OFF」ではカジュアルな戯けぶりを、そして鋼田テフロンの清らかな歌声がどこまでも轟く「YOUR LANE」では万人のシンパシーを誘うような大らかなフロウをそれぞれ発揮するなど、アルバムの随所で息抜きとも取れる柔和なキャラクターが顔を覗かせている。この一見気難しそうな印象とのギャップが、さり気なく核心を突いて来たときの衝撃とリンクし合い、AKLOの格好良さをより確固たる次元へと押し上げていく。今回共同プロデュースを担当したBACH LOGICとJIGGによるプロダクトも総じて機転が利いており、AKLOとの波長も万全。吟味すればするほどヒップホップの面白さに出会えるし、何よりもそうしたクールな音楽に感化されていく過程が幸せで仕方がない快盤である。



 

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