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前迫潤哉 『oidon』

2012年12月17日 20:30


<アルバムレビュー>
前迫潤哉 『oidon』 (2012/12/15)

1. 最初でもSAIGO
2. Click (btlg. Madeon - Shriken)
3. VIERTY GIRL (btlg AVICII. - Levels)
4. Cry sour grape (Prod.RESTiBTRAX)

5.【skit】
6. A perfect sky (Prod.Otowa)
7. 子どもPARTY
8. 前迫潤哉
9. THINK'BOUT IT!”Not again Remix”
10. 【skit】
11. Coulda feat. ANMI (btlg 林ゆうき)
12. 【skit】
13. My life
14. ONE or EIGHT (Prod.Gesubi)
15. Friday Night (Prod.RESTiBTRAX)
16. 最後もSAIGO
17. special secret
鹿児島出身、最近では今井了介主催のオーディションでグランプリを獲得するなどジワジワとキャリアアップを図っている男性シンガー:前迫潤哉。そんな彼が、自身初となるアルバム作品を無料でリリースした。諸般の流通を介さず、誰でも気軽に作品を売り込める点がここ日本でも支持されつつあるフリーダウンロード。だが、国産のR&B方面ではまだまだ発達に乏しいだけに、この手法をやってのけた気概の強さを個人的にはまず評価したい。

で、内容がまた濃いんですよ。まさにフリーダウンロードゆえのフリーダム。まず、サンプリングないしトラック丸使いという新人ならではのチャレンジ。どの楽曲も抜けの良いハイトーンボイスを活かした我流のタッチで改変されていて、前迫自身の奔放なキャラクターが今にも飛び出してきそう。AVICII.(スウェーデンのDJ)からTHE SECOND from EXILEまで手広く取り扱っている点からも、コンテンポラリーミュージックをこよなく愛する姿勢がビンビン伝わって来た(ラストに収録されているTHE 飛び道具「special secret」も含め)。奔放という点では、作品内に散りばめられているskitの数々もこの上なくユーモラス。イントロクイズやiPhoneの機能としてお馴染みのSiriなど、あまねく知られている題材をとことんコミカルに仕上げる業はいささか目を見張るほど。自己紹介を担い、これからの活動をも占う大事な処女作で、これだけ包み隠さず素性を明かすというのはある意味とても理にかなったこと。ましてやフリーダウンロードとなれば、通常は誰も行わない斬新な切り口にもトライしない手はないだろう。プライベートもさぞかし楽しい性格なんだろうなあ、頼もしい。

最後に、肝要となる楽曲について。本作には大まかに分けて、二つのセクションがある。先述の引用系ダンス・チューンが煽動するアッパーな前半。そして女性アーティストのANMIとしなやかなデュエットを繰り広げる「Coulda」を筆頭としたメロディアスな後半。おそらくここまで読んでくれた人の大多数は、前迫潤哉に「とびきりフリーキーなお祭り番長」的先入観を抱いているはず。だが本作の後半では、彼がR&Bに準じた上品なセンスを持ち合わせていることもスマートに体現されているため、是非とも耳を傾けてみて欲しい。もちろん、不意打ちのように浴びせにかかるド派手なアプローチが彼の得意技であり、基盤にもなっていることは推して知るべし。

まるで足場の狭い吊り橋を猛スピードで駆け抜けているような際どいスリルが待ち受ける本作。メジャーにもインディーズにも属さない前迫潤哉の本気は、想像以上に強烈なものだった。

ダウンロードページ
http://junyamaesako.com/


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