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傳田真央 『セミダブル』

2013年02月15日 19:00


<アルバムレビュー>
傳田真央 『セミダブル』 (2012/2/13)

1. いまさら会えなくて
2. Love with Chu.
3. Next Love

4. 友達以上恋人未満
5. マニフェスト
6. ダメな恋でもいい
7. なかったことにした恋

8. Ms. Loneliness
9. シングルベル
10. 舞い散る雪のように
11. 恋して涙して
12. セミダブル
届きそうで届かない、もどかしい恋心のオンパレード。
『セミダブル』という言葉が象徴するように、恋人になりきれない未完成の関係を描く本作は、恋を貪欲に愛する傳田真央ならではの感性が炸裂。歌詞を読んでも、まるで誰かが書き殴った日記を覗き見てしまったようなヘヴィな感覚が、粘っこく身体中を巡ります。ただこの生々しい恋愛観が、僕にとってはものすごく快感で。とか言ってしまうとまたしても語弊がありそうですが、思えば『恋愛中毒』以来およそ2年4ヶ月ぶりとなるフル作。そりゃあ傳田嬢も色々ありますよ、と。「その人の歴史が如実に反映されてこそ音楽だ」という観念が成立するなら、彼女は紛れもなくアーティストの業をやってのけてるわけですからね。特に「マニフェスト」は、にっちもさっちもいかないプロットが多い中、発電所よろしくプラス・エネルギーが漲る力作で圧倒されました。傳田真央のダイレクトな主張性も含めて、本作の鍵を担っている曲だと信じてやみません。

あとは本作を語る上で外せない「なかったことにした恋」。本作の特徴として、「たとえ叶わぬ恋に出くわしても、私自身で何とかしてみせるわ!」というある種の開き直り的な発想がそこかしこに見て取れるのですが、強がりと本音が繊細に絡み合ったこの楽曲はそれらと明らかに一線を画していて、一連の歌詞を噛み砕いたとき、大人女子である彼女のありのままが泣けるほど伝わって来ます。そしてこの楽曲、歌声やメロディも至高なんですよね。今にも消えてしまいそうな、危うい透明感で。

とまあ名曲があれよあれよと飛び出す移籍初フルアルバム、幸先は良好と言ったところでしょう。共感も狼狽(特に男性陣)も覚悟の上で、ひとまずはもっと聴き込んで勉強したいと思います、女子のあれこれを。

 

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