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米倉利紀 『sTYle72』

2013年02月26日 19:00



<アルバムレビュー>
米倉利紀 『sTYle72』 (2013/2/13)

1. higher and higher
2. いいんだよ
3. still in love
4. layers
5. for you
6. taxi: two
7. あの日、あの場所で

8. grapevine
9. believe
10. look for me
11. higher and higher -gomi’s lair club mix-
久しぶりのオリジナル・アルバムだった前作『through you』は、メッセージ性を含んだパーソナルな作風により、米倉利紀という人物の器量をあらためて推し進めた一枚だったように解釈しています。言うなれば、歌詞やヴォーカルにおける疑う余地のない貫禄を、デビュー20周年という節目に合わせて確立した感もあって。

そこで得た弾みやゆとりに突き動かされるがまま、およそ8ヶ月という短いスパンで送り出された本作『sTYle72』ではサウンド・プロダクトに比重を置き、アイデンティティだけではカヴァーしきれないグルーヴの実現に精を出している印象。たとえば、リード・トラックに起用されている「higher and higher」。四方八方で鳴り響くトリップ感あふれる音色に乗せ、持ち前の艶めかしいヴォーカルがこれまた幻覚的にアクション。R&Bの概念を一瞬にして高次元へと連れ去りそうな、重厚な存在感を携えた楽曲です。

ほかにも、林田健司が関与したパッショネイトなハウス・ナンバー「いいんだよ」や、乾いたギター・サウンドと刺激的なフレーズが心をかき乱す「taxi: two」など、実験的なファクターと日頃より培われてきた米倉節のフュージョンが至る所で炸裂。もちろん、適度なポップネスも忘れてはいません(「あの日、あの場所で」は旧来ファン必聴のクオリティ!)。他方、R&Bシンガーの草分けらしいメロウな楽曲が際立っているのも本作の特筆すべきポイント。とりわけ「still in love」に関しては、久保田利伸作品でお馴染みのプロデューサー:柿崎洋一郎が敢闘賞ものの回帰的サウンドを展開。馥郁たる男性フェロモンが、オーディオから漂って来そうな勢いです。

なお、久保田利伸が11年ぶりに楽曲提供をしたミディアム・チューン「believe」もスタンバイしており、ひとまずは贅沢この上ないアルバム、という形容が十分に可能。そして、これだけの面々の手厚いサポートを受けて、稀代のR&Bシンガーとして君臨する彼の伸び代がまたしても証明されたわけです。デビューして間もなく21周年。次なる彼の攻勢に、今の内から備えておかなければ。

 

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