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WORKS #02 『STY』

2009年02月11日 20:00

さて前回から5ヶ月ぶりの「WORKS」です。今回は、EXILEからリア・ディゾンまで幅広いアーティストの音楽を手がけるR&Bプロデューサー・STYをピックアップ。彼のこれまで関わってきた数多の楽曲の中から、15曲を厳選してご紹介したいと思います。と、その前に彼の簡単なプロフィールをどうぞ。
*レイアウトが崩れる可能性があるので、ウィンドウを最大化してご覧になる事をお勧めします。

◆Nao'ymt版WORKSはこちら



◆STY◆
1980年8月20日生まれの兵庫県出身。Digz, inc.所属。高校生の頃、クラブに初めて足を踏み入れて以降、R&BやHIP HOPのブラックミュージックに大きく傾倒する。2002年頃から楽曲制作を開始し、まもなくパフォーマーとしてクラブのステージに立つようになるが、徐々に楽曲制作の方にやり甲斐を強く感じるようになり、以降作り手の立場にシフトしていくようになる。そして2005年、本格的に制作家としてのキャリアをスタートさせ、これまでにCOLOR、ARIA、EXILE、Crystal Kay、倖田來未、リア・ディゾン、BRIGHTら多数のアーティストの楽曲に携わる。硬質ながら独特の浮遊感を放つトラックと、曲の冒頭での「エッセメローゥ!(SMLO)」というシャウトが、彼の手がける楽曲の最たる特色である。現在、ソングライトやプロデュース業のほか、自ら歌い手にも回る同世代きってのマルチ・プロデューサーとして活躍中。

◆Official⇒http://smlomusic.com/

◆WORKS◆

◆COLOR 『Summer Time Cruisin'』(05.08.24)<Music>
Summer time cruisin' (DVD付)COLORの3rdシングルで、おそらくSTY氏のDigz所属後初仕事作。
透明感ある抑揚豊かなメロディーラインは「STY氏の最高傑作」との呼び声も高く、発売当時一部の音楽ファンの脳裏には、上質なメロディーとともに、彼の名が強烈に焼き付いたはずです。毎年夏が訪れる度無性に聴きたくなるキャッチー度の高い名曲です。


◆ARIA 『is this LOVE?』(06.02.08)<Track Produce>
Is This LOVE?ビュー 作「Beautiful Life」のトラックも彼の手によるものですが、個人的により衝撃を受けたのが、この2ndシングル。このギンギンに尖ったアバンギャルドなトラックと、 独特の爽やかさを醸すコード!カッコよすぎじゃないっすか? ARIAの紡ぐメロ&リリックと、STY製のトラックとの相性はどれも本当に抜群で、現在 までに「FALLIN'」「Don't You」といったSTY節全開の楽曲から、「SHOUT!!!」なる変態曲まで多数担当。

◆上新功祐 『Uh Huh』(06.05.05)
<Music, Lyric, All Instruments & Programming, Co-produce>

道しるべか つてボーカルデュオ「bkoz」としても活動していた男性シンガー・上新功祐の1stソロアルバム「道しるべ」収録の1曲。ソングライトやプログラミング など、STY氏が主導した濃密かつ奥床しいプロダクションが光る至極のバラッドです。この系譜は、後に発表されるTSUYOSHIの「Ooooh」や 「Magic」などに色濃く引き継がれている気がします。ちなみに今作は、STY氏も所属するDigz inc.のレーベルからリリースされており、彼のほかにもICEDOWNら、同レーベルのプロデューサーが何人か参加しています。

◆倖田來未 『JUICY』(06.07.26)<Music, All Instruments & Programming>
4 hot wave(人魚姫/With your smile/I'll be there/JUICY)(DVD付)” エロカッコいい”で一世を風靡した倖田來未の、2006年の4曲A面マキシ「4 hot wave」に収録。この曲でSTY氏の名前を知った人も多いんではないでしょうか。曲は、オリエンタルな雰囲気漂わせるクランク調R&Bダン サー。「水も滴るいい女」的アプローチなのか、楽曲中にウェットなグルーヴが充満しており、痴女的色気を感じずにはいられない魅惑の1曲です。 作詞に は、STY氏との親交も深いシンガー・タイラヨオも登板。


◆Rain 『Free Way STY Gin n' Tonic Remix』(06.08.23)<Remix>
Eternal Rain (通常盤)我 らがSTY氏はリミキサーとしても活躍。自身の好きな酒であるジントニックの名を冠した「STY Gin n' Tonic Remix」の記念すべき1作目の正規リリース作で、Rain(ピ)の日本での2ndシングル「Free Way」を華麗にリメイクしています。特に原曲を2小節をほど遅らせたVerseは、原曲では味わえなかった新たな”躍動”が息づいており、妙味この上あ りません!STY氏の手がけたRemixの中でもダントツにカッコいい1曲。

◆twenty4-7 『BOUNCE to da BOUNCE』(07.04.11)
<Music, All Instruments & Programming, Produce>
twenty4-7ME とMIKAからなるHIP HOP/R&Bユニット・twenty4-7のインディーズデビュー作にも彼は関与。先述の「JUICY」を彷彿させる中近東系シンセが這うゴリ ゴリのフロア・バンガーで、低音に痺れるメロディーとストリート感溢れるトラックで、彼女ら持ち前の強靱なタフネスを見事に体現し抜いています。今のとこ ろ彼女らに関与した楽曲はこれ1曲のみなので、近い内にまた組んで思い切りやらかして頂きたいところ。

◆K.I. 『MY LIFE feat.STY』(07.05.03)<Lyric, Music, Track Produce, Vocal>
沖縄出身のラッパー・K.I.のリリースした、2nd E.P.の表題曲。
今 作でSTY氏は、プロデューサーとしてのみならず、ボーカリストしても客演参加。滑らかにメロディーをなぞる丁寧な歌いっぷりからは、プロデュース業に留 まらないマルチな才能の片鱗をとくと窺う事が出来ます。プロデューサーが本業である人間が自ら歌い手の立場を背負って立つというケースは、ここ日本でもよ くある事ではありますが、これって何気に技量があってかつ器用な、言わば”選ばれた”人にしか出来ない離れ業だと思うんですよね。見事です。このほか に、STY氏がバックコーラスではない正統なシンガーとして参加した作品には、後述の「Sorry」や、MC・SIMONと組んだ「Gooday」などが あります。

◆リア・ディゾン 『アイシテル~Love Story~』(07.05.30)
<Music, All Instruments & Programming, Produce>
恋しよう♪ (通常盤)丁 度今日、おめでた発表以来久々に公の場に姿を現したリア・ディゾンの2ndシングル『恋しよう♪』のc/w曲。流暢な英語が飛び交うVerseから覇気の あるHookへと展開するグルーヴィー・チューンで、リアの歌声の性質を精一杯活かした滑らかなメロディーが印象的です。この翌年には、シングルリリース された神曲「Love Paradox」で再びタッグを組む事となる2人ですが、歌手としてスタートを切って間もないリアの初々しさが程よく滲み出たこちらも捨て難い。

◆Tiara 『7days』(07.07.04)<Music, All Instruments & Programming, Produce>
Magic☆こ ちらはケツメイシやエイジアエンジニアのバックコーラスとしても活躍するTiaraのメジャーデビューシングル「Magic☆」のc/w。STY氏お得意 のグロッシーなサウンドの効いた可愛らしいミディアムナンバーです。



◆Sowelu,EXILE,DOBERMAN INC. 『24 karats -Type EX-』(07.08.29)
<Lyric, Music, Vocal Produce>
24karats-type S-(DVD付)ご 存じSowelu、EXILE、DOBERMAN INC.の3組が夢の競演を果たしたスペシャル・アンセム。この曲に関してはとにかく、STY氏の手がけたリリックがカッコよすぎる!軽妙な押韻をはじめ とする緻密に計算された言葉遊びはまさに、「誰にも真似できない」!? とことん前のめりなメロとの相乗効果で、身体中にガンガン来ます。


◆SATOMI’ 『Alone』(07.12.05)<All Instruments & Programming, Produce>
SINGS ~Winter,Luv~SATOMI' のカバーアルバム「SINGS」に収録された岡本真夜の名曲カバー。これまでBRIGHTやCHEMISTRYの作品を通して、既存楽曲のカバー=リメイ クを提示してきたSTY氏ですが、個人的には今作が、彼のリメイク最高峰だと思っています。原曲の切なさはそのままに、ここまでブラック・バイブス溢れる 美麗な楽曲に仕上げてくるとは・・・と、聴いた当初ひどく驚嘆したのを憶えています。

◆BRIGHT 『Girls Party Time』(08.01.16)
<Lyric, Music, All Instruments & Programming, Produce>
Brightest Star(DVD付)メ ンバー全員がティーン世代のコーラスグループ・BRIGHTの、メジャー1stミニアルバム『Brightest Star』収録の1曲。STY氏お得意の硬質ビートと、爽やかな後味を誇るメロディーラインに病み付きになる事請負のタイトなフロア・アッパーです。これ まで彼女らの楽曲の多くに関与してきたSTY氏ですが、その中でもこの楽曲は頭一つ抜き出てお気に入りです。次点でインディーズ時代の名バラッド 『Missin' U』、シングル「ソライロ」c/wの「My Girl」、En Vogueのカバー『Free Your Mind』あたりでしょうか。

◆COLOR 『Midnight call』(08.06.18)
<Lyric, Music, All Instruments & Programming, Produce>
Midnight call(DVD付)冒 頭でもご紹介した「Summer time cruisin'」以来久々となったCOLOR関与作。「声のコミュニケーション」をテーマにしたクールなR&Bチューンになっており、この楽曲 を機に、ATSUSHIがメンバーから脱退して以降、永らくCOLOR敬遠状態に陥っていた俺の心は、再びCOLOR一色に染まっていく事になりますw ちなみにSTY氏は、この後にリリースされたアルバム『BLACK~A night for you~』で、収録曲の半数以上の楽曲を手がけるという”偉業”を成し遂げています。

◆TSUYOSHI 『Ooooh』(08.08.06)<Music, Vocal Produce>
For Realそ の「Midnight call」と双璧をなす昨年の「STYベストワーク」として、今楽曲を挙げさせて頂きます。大人の魅力溢れるR&Bシンガー・TSUYOSHIの アルバム「For Real」の配信リード楽曲で、STY氏とBACH LOGIC氏の共作によるメロディアスなトラックと、ため息が出るほどセクシーなTSUYOSHIのボーカルが極上の塩梅で呼応し合う、実に完成度の高い 1曲です。今作でSTY氏は、作曲とボーカルプロデュースに関与。その紳士的なアプローチは、楽曲に濃密な世界観を浮き上がらせるための大きな役割担って います。
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◆Nao'ymt wit' STY 『Sorry』(06.08.02)<Vocal, Lyric, Music>
Nao’ymt wit’-1st Season-ラ ストはこの曲。Nao'ymtによるコラボレート・プロジェクト「Nao'ymt wit'」が2006年に発表した楽曲で、今作でSTY氏は歌い手として登板。ARIAの「is this LOVE?」以降、「STY」という名を強く意識し出していた俺はこの曲を聴いて、「この人よくわからんけど凄ぇ・・・」と、純粋な深い感銘に打たれまし た。勿論、同業者であるNao'ymtによる華麗且つオーセンティックなプロデュースが前提にあっての話なんですが、やはりこの曲は、”彼の良い意味でフ ラットな歌唱”を起用したからこそ、輝き得たバラッドだと思ってます。尚、今作のエピソードは、次の頁で二人から詳しく語られてるので、そちらもチェック してみてください。⇒http://www.naoymt.com/interview/sty02.html
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以上全15曲をご紹介しました。
記 事を書いててつくづく実感したんですが、割と流行の先端にいるアーティストや、話題性のある楽曲を手がけている事が多いにも関わらず、その中で息づく彼の 個性は、不思議といつも全くブレがないんですよね。その確立されたアイデンティティーと、ある種の「顕示欲の強さ」こそが、彼の生み出す楽曲におけるこの 上ない持ち味であるのと同時に、彼が今日まで第一線で活躍し続けている最たる所以でもあるのかなぁ~とも思ったり。

一時期の今井了介氏を彷彿とさせる忙殺ぶりには相変わらず頭が下がりっぱなしですが、くれぐれも体調には気をつけて、これからも走り続けて頂きたいと思います。
エッセメローゥ!に幸あらん事を!

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コメント

  1. ケンイチ | URL | -

    Re: WORKS #02 『STY』

    >>そうる2000さん

    裏山~w

    やっぱりSummer time cruisin'ですかw
    俺も触れたのはSTCが最初なんですが、当時はSTY氏のクレジットを気にも留めてなかったので、まともに意識しだしたのはARIAの「Beautiful Life」かなぁ~。とにかくトラックにもの凄い衝撃を受けましたね。

    そしてさすがそうる2000さん、通なとこを突いてくれますw STY氏のインストものって、どれもほんま抜かりないクオリティなんですよねぇ~。昔はよく、STY氏の手がけたシングル曲のInstrumentalを、狂ったように聴いたりしてましたw

  2. ポニー♂ | URL | -

    Re: WORKS #02 『STY』

    STUさんキタ━━(゜∀゜)━━!!
    ポニが知ったのは倖田さんの曲かな~
    兵庫出身だなんて健ちゃん的には誇らしい存在だね!
    それにしてもそうる2000さんは一体…w

  3. ケンイチ | URL | -

    Re: Re: WORKS #02 『STY』

    >>ポニちゃん
    ちょwSTUてww
    やっぱ「JUICY」かぁ~(・∀・)

    そうそう!我が県の誇りですw
    そうるさんは、正直俺もよく存じ上げませんw
    でもJ-R&Bにめっちゃ精通してて凄い人やなぁ~っていうのは知ってるw

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