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ルンヒャン 『LOVE & PAIN』

2013年07月31日 12:00



<アルバムレビュー>
ルンヒャン 『LOVE & PAIN』 (2013/7/26)

1. 2人を見つけて
2. それだけでいいのに feat. 菅原信介
3. ギターを抱いて

4. Not too late
5. カプチーノ
6. あなたさえいれば

他人にとっては取るに足らないことでも、自分からすれば妙に笑えたり泣ける出来事ってあるじゃないですか。金額の1の位まで釣り銭なしでちょうど支払えたとき、突然の通り雨にずぶ濡れになってしまったとき・・・誰の日常も、そんなささやかなドラマで溢れ返している。哲学的なことを言うようですが、幸せになるためのヒントは意外にもそういった場面にこそ隠されているように僕は思います。そこに気付くか否かで、毎日の充実度はきっと様変わりしていく。

ルンヒャンに関して言えば、おそらく普遍を見極める感性が敏感なだけでなく、素敵なニュースに出会おうと日頃から努力しているシンガーソングライターなのでしょう。彼女の音楽に、ご都合主義の運命的な出会いや、絵空事タッチの極端な展開は登場しない。その代わり、日常で生じる何気ない心情や情景の描写が驚くほど生き生きしていて、思わず「うんうん」と頷いてしまう次第。「楽曲だから」と言って虚構に走らず、ただただ自然体でいることでドラマティックの境地を表現する。これって、実はとてつもなく難しいことのように思うんですよ。彼女のように、「ちりも積もれば山となる」の原理で、毎日を堅実に楽しんでいなければ。

忙しない時間に押し流される内、いつの間にか作り笑いに慣れてしまって自己嫌悪、なんて経験は今の時代よくあること。そんなときは、部屋でじっくりこのアルバムに耽りながら”初心”に返ってみませんか。良い意味で作り込まれていない分、そこから何を想像しようと聴く側の自由ですし、疲れた心身に解放感は間違いなくついてくるかと。「浄化」という高尚な言葉が真に似合うのは、もしかしたら彼女ぐらいかもね。

<ピックアップ>

2. それだけでいいのに feat. 菅原信介
期待と不安は常に隣り合わせ。こと恋愛においては、そのコントロールに歯止めが利かないことも。この曲は、とある男女に訪れた小さな蟠りを歌った一曲。それ以上でもなければそれ以下でもない。でもそこがとても魅力的で、可笑しいぐらいリアル。


3. ギターを抱いて
「DRAMATIC SOUL」で初めてこの歌を耳にした際、感極まって全身が震えました。
この楽曲の主人公はギターを抱いて上京を志したわけだけど、不思議と分かってたまらないんですよ、そのさすらう気持ちが。バックを担うのは、虚無感を引き立てるアコースティック・サウンド。①や②しかり、本作は曲調と歌詞のギャップが織り成す表裏一体の技法がとても楽しい。

5. カプチーノ
いかにもルンヒャンなタイトルに、まずにやり。
典型的な叙述ソングですが、プロットやヴォーカルの戯け具合が絶妙で、おまけにすこぶるジャジー。これぞ娯楽作品の極みでしょう。Party time!




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