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シングルレビュー特別篇:Yup'in 『No matter what I say』

2013年10月02日 11:20



<シングルレビュー特別篇>
Yup'in 『No matter what I say』 (2013/9/1)

ティーンの歌い手の中でも随一のセンスを誇るYup'inが、渾身の一曲とされるシングルでこの秋配信デビュー。JASMINEをプロトタイプに構えた”叫喚系叙情シンガー”の最前線を目指す有力株。しかし、思ったことを楽曲に落とし込み、聴き手へ意のままに出力するという行為だけでは、アーティストに課せられた最低限の条件をクリアしたに過ぎず、たとえその題材が共感し得るものであっても、特別秀でた個性だとは言い難いものがあります。ではなぜ彼女がかくも魅力的に映るのかというと、彼女を司るキャラクターと楽曲とが完璧な”ニコイチ化”を実現し、聴き手にも明快な形で響くからだと僕は考えています。
10代というポジションが開放的な反面、常に不安定であることは、その時代を通過したことのある人ならある程度は察しが付くはず。Yup'inの楽曲や歌声からは強さだけでなく、そんな年齢特有の幼気な脆さも並行して飛び込んでくるのですが、ぶっきらぼうながら慈悲深い彼女の日頃の動き、たとえばをTwitterなんかを傍観していると、楽曲がこうも感情豊かなのは付け焼き刃的な手法ではなく、Yup'in本来の性質が体当たりで突き動かしているからだという事実に否が応でも気付かされます。「良い曲ならどんなアーティストが歌っても良い」という理屈がありますが、彼女にはどうも通用しない。知ってか知らずか、受け手が必然的に指名したくなるような工夫を、音楽との密な連携によって彼女の存在こそが率先して引き受けているのです。同年代の女子はもちろんのこと、多数の大人たちまでもが彼女にミラーリング効果を生じさせているのも、この音楽と人間性の乖離しようのない関係が、まるで人と人とが歩み寄るようにごく自然な流れでハートを揺さぶっているからに他なりません。

伝えたいではなく、伝えなきゃしょうがないと言わんばかりの切迫したスタンスもまた、年齢相応のスリリングな生き様を絵に描いたかのようですこぶる感心。久々の大物ニューカマーの登場に以後のシーンがどう翻弄されるのか、今からわくわくしています。



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