スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【コラム】 Full Of Harmonyはなぜ孤高なのか?

2013年10月14日 19:29

 
10月13日、渋谷duoで行われたFull Of Harmonyおよそ5年ぶりのワンマンライブ。この日を待ちわびた大勢のファンで会場が埋め尽くされる中、HIRO、ARATA、YUTAKAの3人は最新作『VISIBLE』収録のナンバーを中心に新旧の名曲を披露。この機会を通して、彼らが孤高のヴォーカル・グループである事実があらためて証明されたような気がしています。では一体、何ゆえにFull Of Harmonyはオンリーワンな存在なのか。この日のライブ模様を交えつつ、彼らの魅力を今一度掘り下げてみることにします。

1. 卓越したハーモニーワーク

Full Of Harmony最大の持ち味と言えば、グループ名の由来にもなっている優美なハーモニー。今回のワンマン・ライブでも、相性の良さを見せ付けんとばかりに肩肘張らない和声を至るところでアピールしていました。この余裕に満ちたパフォーマンスにこそ、長らく王者であり続ける所以が集約されているような気がしてなりません。また中盤には、竹内朋康が爪弾くアコースティック・ギターのみをバックに従えて歌唱を展開。サウンドにおいて派手さを極限までそぎ落とした構成であったため、彼らが醸すハーモニーの奥床しさをじっくり堪能することが出来ました。

2. 三者三様のキャラクター

彼らはただ「歌がべらぼうに巧い」だけではありません。コアなR&Bファンをも唸らせるテクニックを適材適所で放つHIRO、安定した技量でF.O.Hの基盤を支えるARATA、そして耳馴染みの良い声質が安らぎをもたらすYUTAKAと、メンバーそれぞれの個性が相殺されることなく際立ち、尚かつ同じステージに立つ上でそれらが絶妙な調和を図っている点が凄いのです。さらにその実力は、曲と曲の間に行われるMCでも遺憾なく発揮されています。互いを茶化しながらテンポよく掛け合うトークは毎回好評を博し、観客をF.O.Hの虜にさせる大きなフックを担っていると言ってもいいでしょう。無論、今回の公演でもMCは”舌好調”で、満員の会場に大きな笑いが幾度となく生まれていました。良い意味でユルい空気が前提に流れているからこそ、完璧なまでに歌い上げる彼らにも強い親しみが芽生えるんですよね。

3. 時代を象る柔軟な音楽性

今回のライブを観てもっとも再確認したのは、F.O.Hの楽曲が時代に寄り添ったものばかりであるということ。活動初期に発表された「TAKE IT SLOW」や「Typhoon」といったシングルは、当時隆盛を誇っていた「チキチキ系ビート」を下敷きにしたものだし、反対に最新作『VISIBLE』に収録の「Start it Up」や「Reach for the SKY」は、現在に続く4つ打ちブームにあやかったテイスト。このように、時代の目指す音楽と素直なスタンスで向き合った楽曲が多いため、目まぐるしく色を変えてきたトレンドの歴史が把握しやすいのと同時に、Full Of Harmonyのキャリアがいかに長きに渡るものなのかも自ずと実感することが出来るのです。そして何より、彼らは常にオリジネイターであることを忘れてはなりません。先述の時代性あふれる楽曲をコンスタントに発表する一方で、自らの真骨頂であるハーモニー映えのするバラードや、近年では素朴なアコースティック路線への着地にも精力的に試みるなど、R&Bに囚われ過ぎない音楽性も絶えず提案し続けています。幅広い層のファンや多くのフォロワーたちが彼らに今もなお注目を向けるのは、そんなベテランらしからぬ飽くなきチャレンジ精神が、音楽を介して絶大なパワーを与えてくれるからではないかと僕は考えています。


いかがでしたか?
いずれの考察も、F.O.Hリスナーからすればごく当然の認識の中にあり、さして特別な事象ではないかもしれません。しかし考えてみて下さい。これらの魅力はいずれも、努力や時間の蓄積なくして成立させることは難しく、アーティストがあまねく持ち合わせている要素では断じてないということを。それをさも当たり前のように堂々とこなすFull Of Harmonyはやはり突出した器を備えたアーティストであり、今日のジャパニーズR&Bをリードすべくしてリードしていく存在なのだと、今回のワンマン公演でつくづく思い知らされました。めでたいことに、来年でデビュー15周年を迎えるFull Of Harmony。果たして次は、どのような発展を我々にお見舞いしてくれるのでしょうか。衰えを知らない彼らから、まだまだ目が離せそうにありません。

<「VISIBLE Release LIVE」セットリスト>

1. Start it Up
2. Reach for the SKY
3. まやかし
<MC>
4. nothing to lose
5. 約束
6. <メドレー>BE ALRIGHT〜TAKE IT SLOW〜Typhoon〜JUICY〜Exclusive
<MC>
7. Different
8. Over again
9. Rhythm
<MC>
10. 君のうた with 竹内朋康
11. I Believe with 竹内朋康
<MC>
12. PARTY TIME
13. KABUKI道
14. Back 2 The Floor
<MC>
15. 夏の日

<ENCORE>
1. Summer Gorgeous
<MC>
2. my シンデレラ
<MC>
3. Glory days


アルバム『VISIBLE』レビュー

ANOTHER JBS Facebook Twitter(JBS_KEN1)  mixi
ブログパーツ
関連記事
スポンサーサイト


コメント

  1. akiakkie | URL | LBBrlPtc

    LIVE行きました〜

    いつものように一人で、且つ終始マスク着用の怪しい出で立ちで
    参加して参りました!
    ケンイチさんもいらしていたんですね。
    開演前は関係者席をチラ見しながらも、始まった途端我を忘れてF.O.Hの世界に抱かれ盛り上がりまくりでした!
    3人のそれぞれの役割分担がいい味出してて、MCのぐだぐだ感も愛おしくいい塩梅でした☆
    ケンイチさんのコラムでおさらいが出来て本当に嬉しいです!
    帰宅してから遅ればせながらファンクラブ入会しました。
    毎回参加せずにはいられないと心から思えた素晴らしいLIVEでした。

  2. ケンイチ | URL | -

    Re: LIVE行きました〜

    >>akikoさん

    お返事遅くなってすみませんm(_ _)m
    akikoさんいらしてたんですね!お目に掛かりたかったです・・・。
    そう言って頂けて光栄です!
    僕もあの日のライブで色々と衝撃を受けて、このコラムを書こうと思い立ちました。
    何事も初心忘るべからずというか、彼らがいかにして支持されているのかを今一度探る必要があるように感じたんです。
    来る15周年に向けてもうすでにカウントダウンは始まっていると思うので、
    引き続き気合を入れて注目していきたいです!!

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)


最近の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。