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MIHIRO〜マイロ〜 『XOVER』

2013年11月13日 18:30



<アルバムレビュー>
MIHIRO〜マイロ〜 『XOVER』 (2013/11/13)

1. ~Starter~
2. 君がいれば feat. Ms.OOJA
3. All I Got
4. How You Want

5. ~For you~
6. Change for you
7. AKASHI
8. Night Train

9. Sunny day
10. Milestone
11. Xover
12. ~音の葉~
13. TSUNAMI
相次ぐテレビ出演でお茶の間にも浸透しつつあるMIHIRO、通算5枚目のオリジナル作品。
前作「green GO light」を紹介してからさほど時間が空いていない気が・・・そう、驚異的なリリース・ペースは今回も健在(前作から僅か11ヶ月)。昨今のジャパニーズR&Bにおいて、彼の多作ぶり(しかもメディア出演、ライブ、おまけにFull Of Harmonyとしての活動も並行)を真似できるアーティストもそうはいるまい。もはや誇るべきお家芸。

さて本作ですが、一言で例えるなら先述の「green GO light(4th)」と「New Edition(2nd)」のテイストを臨機応変に掛け合わせた一枚とでも言いましょうか。実験的な要素をくまなく取り入れている点は「green〜」の延長線上に匹敵。そこから「New〜」で顕著だったキャッチーな路線をより人間くさく、かつテクニカルに掘り下げたのがこのアルバムの本質。これは推測ですが、「XOVER」というアルバム・タイトルには、単純にサウンドの境界をまたぐという意味合いだけでなく、R&Bに親しみのないリスナーにまで訴求しうる土壌を築きたいという素朴な願望が込められているような気がしてなりません。と言うのも、エンタメ魂が暴発するグローバル精神剥き出しの楽曲ラッシュが序盤に待ち構えるこそすれ、後半になるにつれて感傷的なテーマが色濃くなり、自省しながらも前に進んでいく生々しいエネルギーをそこかしこから感じさせます。それはつまり、R&Bシンガーソングライターという肩書きの前提にある、夢を追ういち世俗的な男性像が浮き彫りになる瞬間でもあって。こうした二面的な構成そのものは従来から採用されてきましたが、本作では双方のエゴを巧みな演出力とスイッチングで両立している分、とてもスマートな聴き心地。Ms.OOJAとのデュエット作「君がいれば」や、未だかつてないコミカルな筆致を実現させた「Sunny Day」といった異色枠が悪目立ちをせず、MIHIROの現在を謳う楽曲として輝かしいオーラを放っているのも、”本作で響かせたい音楽”におけるバランス感覚が抜群に長けている証拠だと思います(そして、その均整をクリエイター目線で率先して保ちにかかったSUNNY BOYはやはり天才なのであった)。



つまるところ、MIHIROはまたしてもユニークな進化を遂げたと。それも、前作からのこの短期間で。クオリティは元より、神格化されてもおかしくないキャリアがありながらこうして未だ歩みを止めないことに瞠目するし、同業者ではありませんが活力を分け与えられた気分です。彼のように、ピークを目指す溌剌とした生き様とR&Bを自由にクリエイト出来る力量を持ち合わせたシンガーが増えれば、日本のR&Bはもっと駆け上がれるはず。が、その前にまずは、MIHIRO御大にJ-POPの際限のないフィールド上でどデカい天下を取って頂きましょう。正直もう、時間の問題だと思うので。

PS.「UULA」で限定配信されていたサザンオールスターズ「TSUNAMI」のカヴァーも収録。彼はいつから何でも歌いこなせるアーティストになったのだろう・・・(ため息)。節回し冴える絶品リメイクなので、最後まで気を抜かずに鑑賞することをお勧めします。





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