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滴草由実 『A woman's heart』

2014年01月07日 23:39

 

<アルバムレビュー>
滴草由実 『A woman's heart』 (2013/12/18)

1. I don't Love You
2. A woman's heart
3. Why?

4. Y.O.L.O
5. ~change~ (interlude)
6. Feel
7. The End
8. I don't cry
9. Dreaming
10. アルバム
11. Love Tactics

12. Move it
13. 約束

4年以上のブランクを破って放たれた、滴草由実の5thフルアルバム。
まさしく紆余曲折を経て織り上げた一枚だそうですが、正直ここまで深遠な作風に仕上がるとは全く予想していませんでした。

まず、全体のトーンがかなり暗い。サウンドこそ新境地のものも含めて多彩なラインアップではあるものの、随所に散らばるモノトーンかつ内省的な心情が明らかに異質な空気を漂わせています。可憐な仕草で音楽にまたがっていたデビュー当初がまるで嘘のよう。核を担うタイトル曲「A woman's heart」なんてもはや狂気の沙汰。あまりの退廃感に、表現の一環であることは百も承知でも「色々と苦労したんだろうな」と思わず推測を巡らせてしまいました。すごい方向に熟れましたね、彼女。

寂寞を押し出したアプローチは「花篝り」あたりから断続的に見られるようになりましたが、本作を取り巻くそれはまた別物。歌唱一つにしてもしっかりと血肉化した跡が見られ、世の物事を達観しているような冷静さにも溢れている。久々の作品なので当然の成長と言ってしまえばそれまでですが、女性としてだけでなくいちアーティストとしても審美眼を凝らしたことで、従来には窺い知れなかった彼女自身のクリエイティビティがより明瞭な形で飛び込んでくるようになったように感じています。

オススメは先に紹介した表題曲のほか、シルキーな曲調に惚れ惚れする清涼剤代わりのミッド・スロウ「Dreaming」、アンニュイなヴォーカルと変則ビートが摩訶不思議に絡み合う「Love Tactics」など。R&B/ヒップホップ界の名匠:D.O.Iが手がけた巧妙なミックスにも注意しつつお楽しみください。





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