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KAORU 『YEAH RIGHT』

2014年07月09日 00:56



<アルバムレビュー>
KAORU 『YEAH RIGHT』 (2014/6/18)

1. 16歳のカルテ
2. Ahh
3. Love Sick
4. Yeah Right
5. ふたりのベラノ
6. 金曜日のジェラシーfeat.TRI4TH
7. Don't Come Back To Me
8. Sid & Nancy

パワフルな歌声で邁進し続けるシンガーソングライター、KAORUの2ndアルバム。
生バンド特有のラウドな質感が前作とは比にならないほど豪快に打ち出されており、激情をぶちまけるKAORUのフリースタイルもより体感的な次元へと突入。まるで箍でも外れたかのごとく四方八方へ飛び散るヴォーカルに、狂気に等しい感情を覚えずにはいられません。他でもない自分だけが織り成す音楽、これぐらい好き勝手に振り切ってナンボでしょう。

楽曲単位のクオリティも申し分なく、特にタイトル・トラック「Yeah Right」にも顕著であるようにロックへの傾倒が特徴。けたたましく鳴り響くギター・サウンドは物理的に何かをぶっ壊せそうなほど鋭い切れ味で、言葉にせずとも語られるKAORUの挑発心と仲睦まじく同じベクトルを差しています。もっとも、彼女が鈍重ロックだけに焦点を絞っているのかと言えばそうでもなく、スペインへの留学経験から着想を得た熱っぽいラテン・アップ「ふたりのベラノ」、5人組ジャズ・バンドTRI4THを迎えた退廃ムード全開の「金曜日のジェラシー」など、ジャンルを意識することが不粋に思えてくる豊富かつ自由なラインアップ。もっと言うなら、女としての艶美な性質を掘り下げた楽曲が多く、”旅好き少女によるロードムービー”的趣向の強かった前作からわずか一年でここまで渋味が据わるのかと、彼女の成長ぶりに思わず溜め息が漏れます。

極めつけは、洋楽ミュージック・ビデオのシチュエーションにありそうな泡沫のバラード「Don't come back to me」。ピアノのみというシンプルな演奏形態で先述のフェミニンな側面を惜しげも無く振るった、涙もののハイライト・チューンです。強がり、悲しみ、希望といった心の丈を繊細にアウトプットしていくKAORUのヴォーカルは、まさしく熱唱と呼ぶにふさわしい。荒ぶる野性を露わにした他の楽曲とはまた異なる衝撃を受けること請け合いです。





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