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MUGENLIFE 『夢幻百景』

2014年08月22日 16:07



<アルバムレビュー>
MUGENLIFE 『夢幻百景』 (2014/7/16)

1. 蜃気楼
2. 日々の軌跡

3. いつでも僕らは
4. 山ノ麓
5. 愛の行進

短い夏だから損をしまいと、公私を問わずアクティブに奔走している今日この頃。ただ、そうやってここぞとばかりに身を削っていると、精神のエナジー補給をついつい後回しにしがちで、気付いたときには妙な倦怠感にさらされていたりする。悲しいかな、人という生き物はいざというときに限って本当に融通が利かない・・・。

さて、そんな夏バテじみたシチュエーションの特効薬になり得る作品が、先ごろ邂逅を果たしたMUGENLIFEのミニアルバム。ハートウォーミングかつノスタルジックな詞世界もさることながら、カントリーやブラックミュージックなど様々な音楽性を内包したサウンドはある程度の主張をする割にまったく喧しくなく、AORにも通じる涼しげなグルーヴを演出。ヴォーカルの田中亨によるのらりくらりとした歌い回しも、作品のほのぼのした雰囲気作りに爆発的な効果を上げています。ジャンルを問わず、こういう俗っ気のない土臭い音楽って時折無性に聴きたくなるんだよなあ。

冒頭の「蜃気楼」から耳当たり抜群の牧歌的なサウンドを掻き鳴らし、マイナスイオンを目一杯浴びているかのような清々しい感覚をさっそく味わうことに。ほかにも、ハーモニカの気だるげな音色がまったりと時を刻む「日々の軌跡」、フォークソングを土台にした「山ノ麓」など、癒やし系バンドの名を欲しいままにする素朴なアプローチが続きます。乾いた風が砂を巻き上げるウエスタン風の田舎町だったり、緑に囲まれた空気のおいしい避暑地だったり、曲によって脳裏に描き出される風景は違えど、それらすべてはあまりにもオーガニックな情趣を成している点で共通しており、己の根底にある童心を大いにくすぐられました。もはやふんわり薫ってきそうだもんね、音楽が。

たとえばちょっとした川遊びでも、コンクリートジャングルの環境下ではやけにハードルの高い行楽に映ってしまったりもするわけで、そう考えるとこのアルバムは、古き良き場所が非日常化しつつある都会の実情をそれとなく皮肉った作品でもあるのかもしれません。未だ本作しか鑑賞していませんが、柔和な作風を見て取るに、常にゆとりを謳歌しているバンドにほぼ間違いなさそうなので、これからも変わらず、それこそ自然なままで安らぎを届けていってくれたら嬉しい限りです。





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