スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

憲嗣 『LONELY』

2014年09月22日 19:14



<アルバムレビュー>
憲嗣 『LONELY』 (2014/9/17)

1. 命光
2. Wake Up

3. 君と過ごした日々
4. Why Go
5. Devote to you
6. Don't Cry


今月頭に行われた自身初のワンマンライブも盛況を収めた憲嗣の1stミニアルバム。僕もその晴れ舞台の場にいたのですが、盟友たちが代わる代わる登場しては憲嗣とコラボレーションする光景を目の当たりにし、また大勢のファンに温かい眼差しを向けられているのを確認し、あらためて求心力のあるアーティストであることを実感しました。もはや彼には、どんなアプローチも尻込みせずに起こせるだけの器と信頼が備わっている。おそらくアーティストにとって、これ以上にない理想的な境遇に立っていると言えます。

本作を取ってみてもそう。今年送り出された新曲はいずれも能動性に長け、さもいきり立っているかのようなエネルギッシュなイメージをまず我々に授ける。しかしながら、リリックにおいては”絶望”と”希望(憲嗣の場合は”君”を指す場合が多い)”をシリアスな視線で見据えることが命題となっており、相反する概念をあの手この手で内包させている印象。その生き急ぐかのように必死な感、言わばポピュラーなキャラクターに裏打ちされた泥臭いまでの人間性が憲嗣の魅力なのだと僕は思っています。そして今となっては内なる叫びを惜しげも無くはためかせる憲嗣がいて、ファンもその動向を堅く信じて見守っている。端から見ていてもなかなか涙ぐましい構図です。

もう少し音楽面を掘り下げてみると、「命光」「Wake Up」は先述の通り、憲嗣の能動的思考が遺憾なく費やされた楽曲。刺激の強いシンセサウンドを採用し、窮地とも渡り合っていく覚悟が鮮やかに表現されています。そんなキラーチューンの存在を補強するのが、「君と過ごした日々」「Devote to you」といった、今となっては懐かしさを運ぶシングルたち。どれもすっかり聴き慣れた楽曲なのですが、本作収録にあたってリエディットやヴォーカルのリテイクが施されているため、ここに来て新鮮味もひとしお。中でも「Don't Cry」は、ソロワークスの原点を飾ったデビュー作なので、キャリアを括るかのごとく一番最後に収録されていることがちょっぴり微笑ましくもあります。また、昨年リリースした楽曲に関しては、本作のタイトルにもなっている”孤独”にひときわフォーカスが当てられており、勢い著しい前半戦の威力がより強調される格好に。自分の主張を押し通すには、いつの日もバランスが物を言います。そういう意味でも本作は、R&B、そして自身の高みに立ち向かう強靱な姿勢と、それでもなお繊細なヒューマニティ溢れる感性が巧みに交錯する、どこまでも等身大のアルバム。彼から贈られた名刺代わりの一枚として、予備知識がてら聴いておいても損は無いはずです。









ブログパーツ
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。