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MINMI 『BAD』

2014年10月17日 14:41



<アルバムレビュー>
MINMI 『BAD』 (2014/9/24)

1. BAD
2. #ヤッチャイタイ
3. イチャイチャ
4. EZ

5. MONSTER SUMMER feat. Monster Rion
6. walk-in closet
7. jealous
8. いていたいよ
9. スマホ feat. SHINGO★西成

10. パラレルワールド
アーティストネームである単語をそれぞれのアルバムタイトルの頭文字に冠した「MINMIシリーズ」が前作で完結し、心機一転とばかりに前のめりなヴァイブスを振るった6th。サウンド面はもちろん、歌詞やヴォーカルにおいても気っ風の良さを剥き出しにし、これまでで最も少ない曲数ながら申し分ないスケールを誇る一枚です。

本作の実質的な舵を取っているのが、あっけらかんとした歌い方が癖になるラガ・チューン「#ヤッチャイタイ」。これにはもう、魂消ました。なんじゃこの曲(もちろんいい意味で)。未だかつて、性への衝動をこんなにもキャッチーに乗りこなした女性がいたでしょうか。一貫して遊びの姿勢を崩さないしっちゃかめっちゃかな作風の一方で、フレーズの節々にちょっとした背徳感や羞恥心が滲んでいるというのもなかなかリアルな塩梅。この”女性特有の本能”は他の楽曲、ひいてはアルバム全体にもつぶさに盛り込まれており、慈愛を品行方正に掲げた『MOTHER』や『I LOVE』とはもはや対照的です。

冒頭を飾る「BAD」からアクセルベタ踏み級の威勢の良さを発揮。ふてぶてしいホーンの音色もたまりません。後に続く楽曲も、「#ヤッチャイタイ」をさらに身も蓋もない仕様にしたような破廉恥ミドル「イチャイチャ」、現場を意識した軽妙なラップに痺れるBACH LOGIC関与の「EZ」、アンニュイな日常歪んだ電子ヒップホップで表現した「walk-in closet」など、決して一筋縄ではいかないラインアップ。そして終盤に差し掛かると「いていたいよ」や「スマホ feat. SHINGO★西成」の登場により、MINMI必殺の切な系ゾーンへと突入。中でも「スマホ」は、関西弁を用いた甘酸っぱいセリフの応酬とウィスパータッチの優しいヴォーカルにグッと来ること請け合いです。

正攻法、飛び道具と何でもござれの内容ですが、言いたいことは常にシンプルというギャップもまた秀逸。そのしなやかな叙情表現たるや、ごく普遍的な題材であることを忘れさせるほどです。ありふれたやり取りにこそとっておきのドラマが潜んでいるという話は、あながち間違いではないかもしれません。もちろん、女性のみならず男性にもオススメです、このヤンチャぶり。







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