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JASMINE 『PURE LOVE BEST』

2014年11月01日 23:00



<アルバムレビュー>
JASMINE 『PURE LOVE BEST』 (2014/10/29)

1. sad to say
2. No More
3. This Is Not A Game
4. Jealous
5. Dreamin’

6. ONE
7. ONLY YOU
8. Best Partner
9. High Flying

10. HERO
11. Countdown
12. Last Word
13. Happy Dayz
14. I Love It

JASMINE初となるベスト盤。歴代のシングル作はもちろん、大物クリエイターのバックアップによる3つの新曲も収められた、集大成にして現在進行形のバイオグラフィーです。公私に渡り、これまでに幾度となく彼女の音楽を掘り下げてきたのですが、今回はいくつか楽曲をピックアップした上で、あえて自分自身の所感を強調したレビューを実施してみようと思います。思いを馳せながら書き綴るJBS流プレイバック、どうぞご覧下さい。



1. sad to say
文字通り彗星の如く到来するやいなや、我々に絶大なインパクトをもたらしたデビュー曲。音楽面は元より、ピンク一色にした髪や半ば威圧的な佇まいなど強烈なファクターが揃い踏みしており、新風が巻き起こるべくして巻き起こった楽曲と表現してもいいでしょう。ベスト盤リリースに合わせて新たにミュージックビデオを撮影している点からも、自他共に認めるJASMINE's スタンダードの筆頭格であるのは明白。



4. Jealous
これまでとは一味違う艶っぽい世界観で彩られた4thシングル。花魁ライクな和装を身に纏ったミュージック・ビデオも含め、ジャパニーズR&Bならではの味付けが上品に香る逸品です。言わずもがな、一度聴いた瞬間から釘付けも同然。嫉妬に狂う女の情念も、JASMINEにかかればこんなにも儚く美しいのですから。個人的には「sad to say」よりもマストな一曲かなと思ってます。ちなみに当時、3ヶ月連続リリースの作品購入者を対象としたフリーライブの開催が企画されており、僕もこのCDをきっかけに”生JASMINE”を初めて堪能することが出来たのでした。

5. Dreamin’
Jeff Miyaharaらによる壮大なアレンジがただならぬ雰囲気を醸し出す初のバラードナンバー。夢を追い続けるという一見ありふれたテーマが、涙さえ誘う絶唱や、有言実行を成し遂げたJASMINEのキャリアの裏付けによって孤高のリアリティをはためかせるご存じ、名曲。だだっ広いホールで歌うミュージックビデオも女神さながらの気高さで、もはや拝みたくなる。

7. ONLY YOU
いくつかの相似要素から”sad to sayの再来”とも謳われた通算7枚目。JASMINEらしい真摯な思いに包まれた内容であると同時に、決して朽ち果てることのない至上の音楽愛を掲げた楽曲でもあります。インスピレーション元は、同年3月に発生した東日本大震災。荒涼とした世界観の中で力強く震えるフレーズの数々に、商業音楽を商業音楽にしておかないJASMINEの気骨と慈悲深さを垣間見ました。

8. Best Partner
「Dreamin'」以来2作ぶりにJeff Miyaharaがプロデュースに登板。そのためか、アルバム『GOLD』までの作品によく見られた手法が随所で散見されます。たとえば、対象者(この楽曲の場合は友人)にさも詰め寄っているかのような語気の強いリリック。誰に対しても飾らず親身に応えるJASMINEらしいポイントの一つなのですが、ピンと張り詰めたサウンドも作用し、気圧されかねない迫真の仕上がりに。



9. High Flying
その「Best〜」からおよそ9ヶ月のブランクを経て新たに打ち出されたのが、第二章の幕開けを鮮烈なまでに告げた最新鋭のアッパーチューン。青天の霹靂とはまさにこのことで、あらゆるトレンドを味方に付けたトリッキーなサウンドをはじめ、女子力をかっ飛ばす自由奔放なリリック、そして何の迷いも感じさせない豪快この上ないヴォーカルと、”攻勢”という意味で非の打ち所がない要素ばかり。初鑑賞の際、「一体彼女に何があったんだ」と驚嘆を隠せませんでした。感情の捌け口としてエモーショナルに歌い上げていた節のある「sad to say」などとは異なり、指向の根本部分からアクティブにアップデートされたJASMINEは、この頃から無類の"アゲ女(あげじょ)”として新たな支持を獲得していくことになります。



12. Last Word
満を持して一つ目の新曲が登場。手がけたのは、EXILEの「Ti Amo」など数多くの名悲恋歌を世に輩出した松尾潔とJin Nakamuraのコンビ。作詞のクレジットには松尾潔と共に、JASMINE本人も名を連ねています。昨年彼女に取材をした際、「そう言えば、今まであまりラブソングらしいラブソングを歌ってきていないですよね」とやりとりした経緯があったのですが、まさかこのような切ない形で愛への執着を見せてくれるとは、全くもって嬉しい裏切り。両氏による王道の構成は、感傷的でありながら不思議と心地良いさすがの出来。

13. Happy Dayz
こちらは大沢伸一、MINMI、さらに前迫潤哉も関与した抜けの良いミドルダンスチューン。大沢印がべったりと付着した奥行きのある電子音が飛び交う中、JASMINEはいつになく愉快痛快に、そしてストレートに歌唱。新鮮味を狙った一連の新曲群の中では、もっともJASMINEのパブリックイメージに歩み寄った楽曲かと。



14. I Love It
アルバムを締めくくるのは、ゆずやYUKIなどを手がけてきた蔦谷好位置プロデュースによる、晴れ晴れした表情のゴスペル調ナンバー。好物を羅列したトキメキあふれるリリック、そしてブラスによる弾力のあるサウンドもとびきりポップで、”THE 大団円!”と呼ぶにふさわしい様相。今までの音楽性からの大幅な脱却を図った楽曲ではありますが、最後の最後にまっさらな自分を見せることで、次なる段階へスムーズに移行するためのお膳立てを行っているようにも映りました。これを機に、アッと言わせるアプローチが増加の一途を辿るかもしれませんね。

デビューから5年以上が経過しているにも関わらず、未だにJASMINEのことを「ホープ」などと呼称してしまうのにはいささか気が引ける反面、彼女が遂行してきた唯一無二のプロセスや、他の追随を許さぬほど常に進化し続けている事実を踏まえると、あながち誤った判断でもないように思えてくるんですよね。まして本作を聴き、彼女にまだ底知れぬモチベーションが潜在していることを確認したからには、これからの活動にも期待しないわけには参りません。箍ならとうの昔に外れているだろうし、あとは引き続き縦横無尽に暴れてもらうのみ。好きにやっちゃってください。



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