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0TU1 『ONE』

2014年11月09日 11:06



<アルバムレビュー>
0TU1 『ONE』(2004/11/5)

1. Party Starter
2. LOVE HIGH
3. BROKEN HEARTS
4. HEY
5. グッバイ
6. TIK TOK feat 3K-RAT
7. LUV4U

8. Nothing Special
9. TOKI
10. Go your way
11. ONE~KANSHA~
12. LOVE LOVE LOVE

ヴォーカルKAZとMCのGREGからなるバイリンガル・ユニット、0TU1(オーツーワン)のアルバム。かつてThe New ClassicsなるR&Bが主軸の3人組グループとしてメジャーデビューも果たした彼らですが、現在は2人組となり渋谷のライブシーンを拠点に活動中。今や守備範囲はR&Bに留まらず、ハーコーなヒップホップやダンスポップなどメインストリーム全般に及び、その振り幅こそが彼らの革新的な持ち味になっています。

”ニュークラ”時代からしなやかな音楽性で注目していたのですが、柵みを撥ねのけるかのようにユニークなアプローチを繰り出す現在の体制も、見す見すスルーできない面白さ。まず、楽曲におけるリリックとヴォーカルのこなし方が非常に上手い。英語と日本語の投入バランスはもちろんのこと、メロディの場面に応じて発声の硬軟をスムーズに切り替えるなど、バイリンガルならではとも言える鋭敏な言語感覚を随所で発揮。とりわけ「HEY」や「BROKEN HEARTS」を筆頭としたフロア直下型ダンスチューンでは抜群のセンスを誇り、心身ともに躍動せずにはいられません。

くわえて、新進気鋭のプロデューサーチーム:Fly Audio Toasterが大半を手がけたサウンドもなかなかの手加減知らず。ヒップホップやR&Bのオントレンドな要素のほか、0TU1の趣味嗜好を摺り合わせた上で新たにディベロップメントされたであろう解釈も臆することなく詰め込み、耳馴染みの良さと新鮮味が交互に訪れる爽快な設計となっています。序盤のEDMラッシュも含め、全体的に派手なパーティチューンが主導権を握る本作ですが、KENJI YAMAMOTOとの共作「KOI'N」にも通じる哀愁R&B「グッバイ」を皮切りにカラーが多様化。以降はKAZの甘い歌声が揺れるミディアム「LUV 4 U」、牧歌的なギターカッティングを取り入れたピースなメッセージソング「GO YOUR WAY」、そしてニュークラ時代に発表したシングルのタイトルもリンクさせ感動を煽る「ONE ~KANSHA~」といったメロディアスな佳曲が、彼らの柔和なアイデンティティとして強い印象を残すようになります。元を正せばすこぶるマルチなアーティストですし、Fly Audio Toasterサイドが張り切って凝ったサウンドを提供しているのも頷けます。

そして彼らが凄いのは、世俗的な内容を堂々とパフォームすることで、どんなに尖ったサウンドを展開しようと不思議と親しみを感じる点。裏を返せば、衒いを必要としない自然体の範疇で作品が打ち出されているからこそ、こんなにもストレスフリーな聴き心地を実現できているのだと思います。ここまで自由自在なら、すばり向かうところ敵なしでしょう。あとは単純に、聴いていて元気になれる!今まで様々な特徴を述べてきましたが、結局はコレに尽きます。無条件にアガれるって、何て素晴らしいんだろう。





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