スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Vlidge 『monochrome』

2014年11月27日 14:18

 

<アルバムレビュー>
Vlidge 『monochrome』 (2014/10/22)

1. Let’s make love
2. Magnetic
3. Midnight Spider
4. Pain

5. Mad at U
6. Don’t Cry
7. Ugly
8. STAY WITH ME
9. SWEET DREAMS
10. must be love
11. ALIVE


アンプラグドへの傾倒や、「NO MORE CRY」のヒットで知られるD-51とHigh roarなるユニットを結成するなど、ここ最近はR&Bの枠に留まらない音楽活動に意欲を見せてきたVlidge。それこそ前作の『Unlimited』は、聴き手の高揚を促すという意味でポップ・アルバムとしてもくまなく機能していましたが、本作はと言うと、M-1の「Let's Make Love」の時点から一念発起とばかりに芳醇なR&Bネスを投入。その力んだ様子のまったくないスウィンギーなグルーヴは、代表作「Everybody Needs Love」での所作をありありと思い出させるもので、のっけからまんまと一本取られしまった次第。以降もタイトなリズムを完備した「Magnetic」、スムースな耳当たりがまどろみを誘う「Midnight Spider」、エレクトロ志向のバウンシー・ミッド「Pain」といったムード重視のR&B/ソウルが次々とお目見え。「今のVlidgeならこう来るに違いない」などとあらかじめ定めておいた当方の推量は、曲を追うごとにあっさりと覆されてしまいました。

原点回帰、という見方もある程度妥当ではあるのだけれど、そこにはちゃんと、あらゆる音楽を吸収したことで培った柔軟な姿勢が根を張っていて、Vlidgeなりの正当進化であることを窺わせる。感傷と自尊をしなやかに奏でる作品後半はまさしく近年のキャリアに裏打ちされたポピュラー寄りの構成だし、和製「Sunday Morning」的アプローチの「SWEET DREAMS」を筆頭にジャジーな曲調を多く取り揃えている点に関しても、時代との共存にこだわった全盛期にはない野心を貫いた表れなのではないかと。何より軽妙に交差する二人のヴォーカルが、まるで小動物同士がじゃれ合っているかのごとく和気藹々としていて、多幸感は増すばかり。デュオというヴォーカル形態が着実に淘汰されつつあるだけに、彼らの重厚な腐れ縁はもはや才能と呼んでも差し支えのないところでしょう。





ブログパーツ
関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。