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2014年 アルバム作品 ダイジェスト・レビュー Vol.6 【嵐/WHITE JAM/綿めぐみ/指田郁也/MACO/MARU/TANAKA ALICE/LAska】

2014年12月18日 21:21

【2014年  アルバム作品  ダイジェスト・レビュー  Vol.6 (LAST)】


嵐『THE DIGITALIAN』
(2014/10/22)

1. Zero-G 2. Wonderful 3. Tell me why 4. Asterisk
5. Imaging Crazy 6. GUTS! 7. Disco Star 8. 誰も知らない
9. TRAP 10. STAY GOLD 11. Bittersweet 12. メリークリスマス
13. キミの夢を見ていた 14. One Step 15. Hey Yeah!
16. Hope in the darkness 
17. Take Off !!!!!

国民的アイドル、嵐の通算13枚目となるアルバム。”デジタル主義”と意訳できるタイトルが予感させるとおり、エッジの立ったダンス・チューンが数多収録されており、近年のジャニーズ系グループに顕著なクラブ・ミュージックとの親和を強くアピールした一枚に。ドラムンベースとファンクを掛け合わせた奇天烈アッパー「Wonderful」、オーソドックスなEDMでありながら歌謡曲仕込みの所作もソツなくこなす「Asterisk」など、比較的ハイブリッドな作風に傾倒しているのも特徴です。個人的には、UTAやAKIRAといったTinyVoice,Productionの面々が参加した妖しさ満点の「TRAP」が白眉でした。もっとも、ヒットしたシングル曲やロックやバラードも満遍なく織り交ぜられているので、アルバム全体の聴き心地としては至ってポップ。前作の「P・A・R・A・D・O・X」にあたるスタイリッシュなキラー・チューンが一つでもあれば、もっと先鋭的な質感を帯びていたのかもしれません。


WHITE JAM『自由時間』
(2014/11/19)

1. ウソツキ 2. 自由時間 3. セルアウト 4. 夏なんて
5. いいね 6. HEYLAS 7. メジャー☆デビュー

8. 君が泣いたら 9. 笑え 10. また明日 11. Valentine
12. もえるゴミ 13. 電話しろよ 14. 渋谷東京インソムニア feat.シロセ塾


SHIROSE、GASHIMA、NIKKIからなる音楽ユニットのメジャー1stアルバム。3作のシングルで、メロディ・メイキングにおけるやんごとなきセンスを遺憾なく発揮した分、本作では渋谷のカリスマらしいアングラな珍曲も多数スタンバイ。「セルアウト」では自分たちのスタイルを揶揄する「HEYLAS」の立場を客観的に演じてみせ、「いいね」では流行の一途を辿るSNS事情をポップに皮肉。また、「メジャー☆デビュー」では音楽業界に渦巻く現況を押韻の畳みかけによって淡々と吐露するなど、若者世代に向けた社会派なメッセージが、めくるめくキャッチーな要素によって明快に具体化されています。お遊びに紛れてさり気な〜く辛辣な毒を盛るあたり、やはり策士顔負けの統治能力を持っていることは間違いなさそう。と書くと語弊を招きそうですが、何にせよ彼らは唯一無二。凄いアーティストなのです。


綿めぐみ『災難だわ』
(2014/11/9)

1. わかんない 2. 災難だわ 3. 東京の空はくもり 4. 都会
5. ごはん 6. マザー 7. わかった 
8. 頼むぞ革命家、私は泳ぐ
9. おさるのジョージ 10. 山手線


「何だこの、空気が抜けた風船みたいな歌声は・・・!」綿めぐみに初めて触れた瞬間の感想です。今年設立されたばかりのレーベル「Tokyo Recordings」からリリースされた本作は、その妙にダウナーなヴォーカルも含め画期的なことだらけ。手始めに収録楽曲の無料DLを実施し、CDリリースも流通を介さず物販とネット販売のみ。ここまではありふれた手段ですが、当のCDが、まさか綿めぐみの直筆メッセージと歌詞掲載サイトのQRコードを記した簡素なコピー用紙にくるまれているなんて毛頭思わなかった。お手製感、半端じゃない。しかしそれは、彼女を取り巻くシュールな魅力のほんの序章に過ぎません。N.O.R.K.のOBKRも携わった楽曲群は無機質な音色であふれ、メルヘンとリアルの狭間を行ったり来たり。さらには短編の多さや寓話的要素の採用も起因して、まるでちょっとした絵本を読み進めているかのような感覚に。キッチュな歌声と政治問題を組み合わせよう(M-8)なんて、普通は考えつかないですよね。とまあ、どこをどう取ってもぶっ飛んだポップ盤につき、今こそ貴方の”怖いもの聴きたさ”を発動させるべき。そうそう、先述の歌詞掲載サイトもめちゃくちゃユニークな仕様になっているので、ぜひご覧あれ。


指田郁也『しろくろ』
(2013/10/30)

1. bird 2. 哀シテホシイ 3. 花になれ 4. 上り電車
5. music 6. バラッド 7. 真夜中のシンデレラ
8. パラレル=
 9. ラブソング 10. ロックスター☆
11. 明日になれば 12. 嘘月 13. 花になれ (弾き語りヴァージョン)

本企画の中で唯一2013年に発表された作品なのですが、作品としての質が際立っていたため、例外としてご紹介。自ら「AORシンガーソングライター」と名乗る指田郁也が、いくつかシングルを経て世に送り出した1stアルバム。サウンドの方式ではなく、もはやそれに付随する情趣によって語られる機会の多いAORを体現するかのごとく、ロック、ポップ、ファンク、バラードと様々な切り口を用意。うららかな春日のような柔らかい耳当たりを運ぶ指田のヴォーカルが、普遍的なテーマを通してしっとりと心に染み渡っていく過程が堪らなく愛おしく、恍惚不可避。


MACO『23』
(2014/7/23)

1. 私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない
~We Are Never Ever Getting Back Together (Japanese Ver.)
2. Your Love feat. Matt Cab 3. ありがとう 4. 幸せ
5. 好きなの、本当に~Baby I (Japanese Ver.) 6. My Smile
7. Roar (Japanese Ver.) 8. Rock N Roll (Japanese Ver.)


右肩上がりで人気を集める女性シンガーのメジャーデビュー作。舵を取るのはもちろん、「We Are Never Ever Getting Back Together(テイラー・スウィフト)」をはじめとする洋楽の日本語カヴァー。特に突出していたのが「Baby I(アリアナ・グランデ)」で、原曲の小気味よさを残しつつ日本人好みの奥床しいテイストに消化されています。ほかにも、哀愁がかったヴォーカルがポジティブな内容を含みのある次元に押し上げているオリジナル曲「My Smile」など、主にアップ・ナンバーの健闘が印象に残りました。マット・キャブと相見えた「Your Love」を筆頭にスロウな名曲もあるのだけど、欲を言うならもっと遠慮なくアゲていってほしいな(二度目)。


MARU『Love and Love』
(2014/11/12)

1. Hurry Baby 2. ROCK YOU 3. Crown 4. Woman's Life ft. KAORU
5. 1 2 3 4 U
 6. Deep Love 7. Close your eyes 8. Don't break my heart
9. Hangover
 10. あなたとのDAYS 11. Birthday Love


長らくFire Lilyとして活動を続けてきた女性シンガーのMARUが、改名後初となるアルバムを発表。70'sソウルの正統派オマージュのほか、「あなたとのDAYS」に代表されるロッキン・バラード、さらには彼女のアイデンティティを大きく担うジャズに興じたナンバーなど、オーガニックなサウンドをもって女性ならではの自然体を表現した逸品。中でも「1 2 3 4 U」は、メロウな音像と淑やかかつ情熱的な歌唱にグイグイ惹き付けられる、極上のスウィートR&B。大衆性のある楽曲にも意欲的な取り組みを見せてきた彼女だからこそ、本作で展開される真骨頂とも言うべき世界観にはずっしりとした重みと執念を感じずにはいられません。


TANAKA ALICE『TOKYO GIRL Ⅱ』
(2014/4/9)

1. TOKIO 2. SPACE WOMAN 3. BAD DAY, SO WHAT
4. T-WAVE 5. FIRST LOVE 6. LOVELY DAYS
7. NERDY IDOL 8. CHiCKS&NERDZ(URA-TOKYO remix)

おてんばポップアイコン、TANAKA ALICE二作目のミニ。今回もNERDHEADのGIORGIO 13がプロデュースを担当。渡辺直美がミュージック・ビデオにゲスト出演してる「TOKIO」など、序盤こそお決まりの快活ポップ・チューンで出迎えてくれるものの、80'sチックな平たいビートを敷いた「T-WAVE」あたりから色調が多様化。次いで登場する「FIRST LOVE」では流暢な英語を携えてメロウネスあふれるR&Bに挑戦していたり、中にはいつになく尖ったラップをお見舞いする「NERDY IDOL」なる腫れ物チューンもあったりと、トレンドへのコミットが非常に優秀。


LAska『CA LI FOR NIA』
(2014/5/21)

1. SEX & SURF 2. CA LI FOR NIA 3. GOOD VIBE$ featuring Flea
4. D.C.T. ボーイ 5. HELLO ファンタジー 6. LOVER
7. 歪んだ太陽 ~English Cover~
8. STOP PLAYING MY HEART (JAPANESE VERSION) 9. BABY BABY
10. 愛 - BELONG TO YOU 11. WINGS LAska 12. グラデーション
13. TAKE CONTROL 14. 終わらぬ愛のもとで


L.Aからの逆輸入日系シンガーの触れ込みでデビューしたLAska。サウンドの様相を一言でたとえるなら、ロックとエレクトロニカを主軸としたオルタナティブ・ポップスの類い。サウンド/ヴォーカルともに振り幅が尋常ではなく、けたたましい歌声を突如として張り上げたかと思えば、次の曲では別人かと見紛うほどに退廃的なオーラを発している、なんてことはざらの範疇。良い意味で、もしかしたら悪い意味でも落ち着きのない一枚なのだけど、そんな荒波の中を柔軟にうねりながら遊泳するLAskaの技量には素直に敬服するところ。mabanuaをはじめとするorigami PRODUCTIONSの手腕も随所で良い味出してます。


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