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Sky's The Limit『Naked』

2015年02月12日 21:41



<アルバムレビュー>
Sky's The Limit『Naked』 (2014/12/7)

1. おくりもの
2. 上を向いて歩こう~明日があるさ
3. Only Human
4. 楽園
5. Sorry Seems To Be The Hardest Word
6. 君をさがしてた~New Jersey United~
7. The Day (Naked Ver.)

ワン・ダイレクションやレオナ・ルイスら、多くの人気スターを輩出したイギリスのオーディション番組「X-FACTOR」。その日本版にあたる「X-FACTOR OKINAWA JAPAN」でグランプリを獲得したのが、沖縄出身の前田秀幸と大城貴史、そして大阪から参戦の山本卓司と若江爵紀で結成されたヴォーカル・グループ、Sky's The Limit。審査員の一人である松尾潔のお墨付きにより、オーディションの途中敗退から一転、逆転勝利とも言える成り上がりを見せた4人は、沖縄を拠点に現在までアクティブな活動を展開。昨年12月には、今回紹介する1stアルバム「Naked」のリリースと、初のワンマンライブ開催を同日に実現させるという偉業を達成しています。

Sky's The Limitの魅力は、何と言ってもヴォーカル・キャラクターの豊かさ。R&Bマナーに裏打ちされた圧巻のグルーヴを放つ山本卓司を筆頭に、ソウルフルな歌声と友にピアノ演奏も堪能な若江爵紀、琉球音楽にも違和感なく寄り添えそうな悠々とした節回しを持つ前田秀幸と大城貴史が、ボーカルグループという一つの枠組みを超えてめくるめくグラデーションを巻き起こします。それは、本作「Naked」に過半数の割合で収められているカヴァー・ソングをとっても同様。メインとコーラスのパート担当を奇跡的な采配で振り分け、またそれを各々の解釈でもって丁寧に消化しているため、聴き手は耳馴染みの良い音楽に浸りつつ、グループ特有のオリジナルな要素をしっかりと噛み締めることが出来るというわけ。カヴァー文化において敬遠されがちなオリジナルと遜色のないサウンド・アレンジに関しても、Sky's The Limitの場合はことごとく奏功しているから、もはや笑えてくるレベル。中でも平井堅のカヴァー「楽園」は、メンバー全員がフェアに主旋律を執っているという点で、グループの本質を掴みやすい一曲であるように思います。

また、2曲収録されているオリジナル楽曲も、音楽面/立ち回りともに及第点以上の出来映え。CMタイアップ絡みの「おくりもの」では、これまでにないピースな側面が溌剌と表現できているし、奥行きのあるヴォーカル・ワークで重厚な世界観を編むスロウ「The Day」なんて、STL、ひいては歴代のR&Bグループの信念を代表して掲げているかのようなスケールのある仕上がりで、聴覚に流れ込む多幸感が尋常ではありません。

これだけ強力なお膳立てと、優秀なファクターが揃っているとなれば、願うことはただ一つ。日本が誇るヴォーカル・グループの究極として、あらゆる層を大いに席巻してほしい。現に沖縄では、いやが上にも盛り上がりを見せているだけに、今後は全国区の活動へ向けて錬磨あるのみでしょう。彼らがいかようにして円熟味を帯びていくのか、楽しみで仕方ありません。





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