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傳田真央 『Eternal Voice』&『Bitter Sweet』

2009年03月21日 20:56

さてさて本日は、奇跡の復活を果たした歌姫・傳田真央の最新シングル『Bitter Sweet』と、2000年にリリースされた1stアルバム『Eternal Voice』をあわせてレビューしたいと思います。丁度一昨日、MAY'SのLIVEでのゲスト出演にて初めて生の彼女に触れたわけなんですが、歌声から人柄、そして身なりに至るまでのすべてが本当に包容的で素晴らしく、日本が誇る歌姫の器量の広さをあらためて実感しました。今日はそんな彼女への深い畏敬と感謝の想いを込めて、丁寧にレビューしていければと思っています。

それではまず、20世紀最後のクラシックである、
彼女の1stアルバム『Eternal Voice』(2000.12.20)からどうぞ。

Eternal Voice


1. INTRO
彼女の輝かしい物語は、気高いホイッスルボイスを放つインストで幕開け。
今作に対する期待の高鳴りを、効果的に煽り立ててくれます。

2. 耳もとにいるよ~Ring the Bells~
彼女がメジャーの地に降り立った記念すべきデビューシングル。
柔和なトラック、距離を超えた強い絆を綴ったリリック、そしてそれらを優しく包み込む真央嬢の極上なボーカルが三位一体となった、ミレニアムに相応しかった名曲です。これまで数多のアーティストが、クラシックとして今楽曲を挙げている事からも、人気の高さが窺えます。

3. Masquerade
ラテン・ミュージックの要素をふんだんに含んだ、メランコリックなダンス・ナンバー。
基本的に落ち着いたミドル~スローチューンを歌う機会が多いように思う彼女ですが、こういうもの妖しいグルーヴの効いたセクシーなアッパーも颯爽とこなしてしまうあたり、その才能の奥深さは明瞭ですよね。

4. Why oh Why(interlude)

5. It’s all about feat.SPHERE of INFLUENCE
今年1月のシングル「君といたい」でも共演したSPHEREをフィーチャリングとして招いた、全英語詞によるチキチキR&Bチューン。3rdシングルである「Masquerade」のc/w曲として収録されており、その際はSPHEREなしのソロVer.だったんですが、個人的にはSPHEREありのこちらのVer.の方が好みです。

6. mao’s room(interlude)

7. そして目が覚めたら…~3 Little Nights~
「1lil's 2lil's 3lil's nights~」とキャッチーに畳みかけるHookが印象的なミディアム・ダンスナンバー。
リズミカルながらも幻想的に渦巻くアレンジが素敵です。POPでノリやすい曲調からか、俺のまわりの友達には、大変ウケが良い曲でございますw 

8. SOME ONE 2 LOVE
本人曰く「マイアミっぽいサウンドを意識した」という、ペタペタしたフラットなビートを据えながら、実にスムージーな耳当たりを誇るアルバム曲。「運命なんて今は 待っていられない」というフレーズが妙にお気に入りです。

9. ありのままで…
アコギをアクセントとして用いた悠然スロー・トラック。地に足の着いたスタイルで伸び伸びと歌い上げるAメロから、サビ前で一気に浮き立つファルセットへと到達するその高揚感を、どうぞご堪能あれ。

10. Smile(interlude)

11. あなたとふたりで~Be with me all day long~
スマッシュヒットとなった「耳もとにいるよ~Ring the Bells~」から約2ヶ月のスパンを経てリリースされた2ndシングル。インディーズ時代にも、一度シングルリリースされています。「ラヴ・ソングの決定版」ともいえる甘美な仕上がりのミディアム・バラードなんですが、透明感溢れる彼女のボーカルの醸す説得力がとにかく凄い!余韻も一入です。

12. やさしい気持ち
決してCHARAのカバーではございませんw 
スクラッチ音も盛り込み、クラブ特有のフレンドリーな空気感を尊重した小気味いいナンバー。
臨機応変に使い分けるいくつものボーカル=表情に、思わず心うらぐ1曲です。

13. LATELY
打って変わってこちらは、Stievie Wonderによるものが原曲の正当なカバーチューン。
今なお親しまれるスタンダードな名曲ですが、彼女の歌声が軸となったこのVer.も、決して本家に引けを取らない素晴らしい出来栄えです。

14. All my special
Mariah Careyに代表される90年代のDIVA路線を大きく踏襲したのであろう、スケール感あるアレンジが雅やかなバラード。今聴くと、「懐かしい」とはちょっと違う、不思議な感覚を味わえるんではないでしょうか。

15. Happy Ever After (アルバム・ヴァージョン)
ラストは先日のLIVEでも披露してくれた、神神しいオーラを放つ名バラード。
シングルVer.では採用されていた生音によるドラムパートが削ぎ落とされた事で、より神秘的な雰囲気に満ちた楽曲へと進化を遂げています。中盤以降に登場するクワイヤーによる重厚なバックコーラスはもとい、超高音のメロディーも、優雅なファルセットでさらりと歌い上げる真央嬢は、まさに女神そのもの。号泣必至の1曲です。

16. OUTRO
「傳田真央 第2章」の新たな幕開けを予感させる洋楽意識のSkit。
まぁ結果的に、今作から1年あまりでシーンからフェードアウトしてしまう事にはなるのですが・・・。


以上、屈指の名曲揃いの全16曲です。MISIAや宇多田ヒカルの登場以降繁栄した、「Japanese R&Bブーム」の最中にリリースされた1枚ですが、作り手側の妥協なき注力により、ブームに乗っかってデビューした他のアーティストらとは一線を画す、彼女の唯一無二ともいえるハイブリッドな個性が十二分に反映された内容になっています。いつ聴いても色褪せない魅力を放つ、永遠の名盤です。

余談ですが、このアルバムのリリースと同時期にデビューした「倖田來未」と「傳田真央」が、当時混同してしまった人は決して少なくないはず!w 

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そして彼女の、「傳田真央」としての新たな門出となった最新シングル『Bitter Sweet』のレビューですが、追記にて行いますので、よろしければ続きをどうぞ!
Bitter Sweet  

では参ります。今週遂にリリースされた、傳田真央のニューシングル『Bitter Sweet』(09.03.18)。
「傳田真央」名義としては、カバーアルバム「Diamond Kisses」以来実に7年3ヶ月ぶりとなるソロ作品です。

まずタイトルチューンであるM-1『Bitter Sweet』は、 昔愛した人との”再会”をテーマにした、切ない情緒溢れ返すラブ・ソング。プロデューサーに、Spontania×JUJUの「君のすべてに」で名を上げたJeff Miyahara氏を起用、彼女元来の壮美なボーカルがフルに活かされた、珠玉のミドル・チューンに仕上がっています。当初は、二人三脚でアーティストと しての彼女を支えていた重要人物・FUJIとの再タッグが実現しないと分かり、今作に対して、「ただの売れ線に終始してしまうのではないか・・・」という少しばかりの危惧感があったんですが、今となってはハッキリと断言できます。「彼に手がけてもらって本当に良かった。」と。

何故なら、トラックとリリック、そしてボーカルという楽曲を司る3つの要素におけるバランス感覚が本当に絶妙で、良い意味で一筋縄ではいかない、独特の深みを持つポッ プ・ソングになっているからです。勿論、真央嬢の歌声が確かに曲を紡いでいるっていうのが大前提にあっての話なんですが、Miyahara氏独自の客観的 センスとプロデュース能力がなければ、必然的にこんな佳曲が誕生する事はおそらくなかったんよなぁ・・・と思うと、やはり彼の功によるところはかなり甚大 なんだなとつくづく感じます。

曲中で効果的に奏でられているメロディアスなピアノは、彼女自身の演奏によるもの。楽曲の抑揚付けに一役買っているのは勿論、我々リスナーが楽曲の表情をスムーズに捉え、彼女に少しでも親和的に繋がり合うための、言わば橋渡し的な役割を担っているとも思っています。この楽曲の核となる音色なので、是非一度集中して、耳を傾けてみてください。

カップリング曲であるM-2『晴れ時々雨』は一転して、躍動的なビートが敷かれた爽やか風情のアップ・ナンバー。「Bitter Sweet」で放出しきれなかった彼女のガーリーなキャラクターと、持ち前のハスキーボイスの魅力がギュッと詰まった可愛らしい1曲になっています。



メジャーデビューから早9年余りの月日が流れ去っていますが、彼女はこのシングルで、当時と変わらない、いや、寧ろそれから幾段にも成長を遂げた麗しい歌声を聴かせてくれます。従来同様、作詞作曲にも共作ながら携わっており、クリエイティブな面などに関してももっと触れたい気持ちで一杯なんですが、今回は、敢えてこの辺で留めておく事にします。今は彼女の歌声が、「傳田真央」という揺るぎないアーティストネームを通して、確かにリアルタイムで発信され続けているというその事実を、もう少しの間、初々しく噛みしめていたいので・・・。では、あらためまして、『お帰りなさい。』

◆Official⇒http://dendamao.com/


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・・・と、綺麗に終わらせたかったんですが、さすがに言いたくなってしまったので、
最後にいつもの調子で、一言言わせてください。

MAO/dで活動していた時代が完全に黒歴史と化しててワロタw
「まぁあんま、てか全然売れなかったし、この際だから心機一転忘れよう!^^」的なノリなのかもしれないですけど、まぁ、こちらも都合良く解釈しとくことにしますわww

それとメディア。色々取り上げてくれるのはファンとしても嬉しいけど、「引恋ソング」とかいうスイーツ(笑)なコピーはいい加減自重しろよww 一気に安っぽくなるからさ(´・ω・`) 

何か最近、連日のように長文レビューですいませんm(_ _)m
やっぱり色々詰め込みすぎなんかな?(;´∀`)

おしまい(・∀・)

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コメント

  1. のっぽ | URL | -

    待ってました!!MAO/d時代は違和感あったんで、傳田真央としての復帰はと~っても嬉しいです。11月にFUTURE TRACKS→R Presentsのライブ行ったのですが、彼女の歌声で泣いてる子がいたのが印象的でした。超高音なのに寸分も乱れないファルセットのアカペラ聞いたらそりゃグッときますよね。。。twenty4-7も出ててお得なライブでした☆
    そうそう、メディアのせいで軽くなっちゃったりしますよね~。

  2. 501 | URL | eYj5zAx6

    Re: 傳田真央 『Eternal Voice』&『Bitter Sweet』

    HN、パン助さんに改めたのですね。
    前回は気付かず失礼しました。

    しかし記事全文から愛が溢れるレビューで思わずニヤニヤ(・∀・)してしまいしたw
    好きなアーティストのレビューは文字数抑えるの難しいですよね。でもそれだけの気持ちは必ず読み手にも伝わってますよ!

    Eternal Voiceは本当に素晴らしい名盤でした。でもそれに引きずられすぎると/dとか言うどこぞの誰かさんの二の舞になってしまうのでw
    気は張らずに活動続けてほしいですねー。新曲もいい感じです。

  3. パン助 | URL | -

    Re: 傳田真央 『Eternal Voice』&『Bitter Sweet』

    >>のっぽさん
    おおお~FUTURE TRACKS→R Presents行かれたんですね!
    確かあの日は「Bitter Sweet」初披露だったんですよね~羨ましいなぁ(*´▽`*)俺も行きたかったんですけど、傳田真央の出演は確か東京だけだったので見送りました(;´∀`)

    メディアの力って良くも悪くも絶大なものなので、もう少し考えてほしいなぁ~と思う時が多々あります。

  4. パン助 | URL | -

    Re: 傳田真央 『Eternal Voice』&『Bitter Sweet』

    >>501さん
    あっ全然かまわないっすよ~501さんにお返事を書いた時はまだケンイチだったのでw

    フォローありがとうございます。救われましたw
    好きなアーティストだと、どうも熱が入りすぎて、簡潔に書けないのが俺の難点ですはいw せめてもう少しだけでもコンパクトに書きたいんですよねぇ・・・・。

    確かにいつまでもそれを引きずりすぎるのはよくないですよね。
    とにかくマイペースでかまわないので、息の長い活動を期待したいです。

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