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童子-T 『4 ever』

2009年12月19日 19:30

4 ever(初回限定)(DVD付)  

セルアウト兄さんこと童子-T(笑)のニューアルバム『4 ever』(09.12.16)をレビュー。
前作「12 Love Stories」同様、多数のアーティストが参加した、全15曲収録です。

1. 想い feat.YU-A
2. ファースト ソング
3. あの頃… feat.CHEMISTRY
4. あの日… (Bonus Track)
5. スマイル feat.清水翔太
6. Heaven feat.BENI
7. ラブトレイン feat.HI-D,椎名純平
8. Rainy days feat.Hanah
9. Get Ready feat.Baby.M,MANDOZA
10. WA RA BE
11. オン ザ Mic ~Ruler達のタワゴト~ feat.K.I.N,Mummy-D,KOHEI JAPAN
12. 4 ever
13. タイムカプセル
14. Fly High
15. 終わりなき旅

主な収録曲を追っていくと、
大きな反響を得た「願い」の続編ともいえるYU-A客演のミドルアップ①『想い』、ひさびさに自身ソロでのシングルとなった念仏系ウェディングソング(笑)②『ファースト ソング』、CHEMISTRYの無駄遣いで知られる感傷バラード③『あの頃・・・』④『あの日・・・』、軽快なトラックに乗せた清水翔太の温かいHookが耳に残る⑤『スマイル』、クラシカルなR&Bトラックが秀逸なBENI客演によるメロウチューン⑥『Heaven』、HI-Dと椎名純平の円熟シンガー2名が、主人公の心を揺れ動かすそれぞれの男性に扮した⑦『ラブトレイン』、「I like shopin/雨音はショパンの調べ」をサンプリングしたHanahとの異色コラボ作⑧『Rainy days』、Mummy-Dらの力量に感化されたのか、割とまともなライムを展開させる正統派マイクリレー⑪『オン ザ Mic~Ruler達のタワゴト~』、オートチューンを交えて兄さん自身がHookを担う村山晋一郎氏トラック提供のタイトルチューン⑫『4 ever』、自身の半生を堅実なフロウ捌きで懐古する⑬『タイムカプセル』、そして珍しくストリート指向のヘビートラックに乗せて音楽への新たな闘志を掲げた短編⑮『終わりなき旅』などなど、

前半は相変わらず、客演式類型ラブソングのオンパレード状態なんですが、後半になるにつれて、一昔前を彷彿させる鋭いメッセージ性や、溌剌としたフロウ回しを窺わせる場面もあり、彼のラッパーとしてのかつてのポリシーが、少し復活してきたのかな?というようにも感じました。そこで気になるのが、「終わりなき旅」にある、『変わらずにマイクつかむためには 変わらなければならない』という意味深なフレーズ。これを我々リスナーがどう捉えるかですよね。俺としては良い方に解釈したいところですが、今がノリに乗っている時期でもあるので、また次のシングルからラブソング切って、ライト層をとことん食い物にしていく様が、頭をよぎってしょうがないのです。

まぁもしこのままの路線を継続するにせよ、あんな薄汚さMAXで抑揚ゼロのボソボソフロウじゃ、客演だけがフォーカスされるのみで、自身は寧ろおまけにも満たない程度にしか扱われないよという事を、いい加減悟った方がいいと思います。昔も大概やったけど、今よりはずっと覇気があった分、せめて昔の水準にまで戻しておくんなせえ。

◆ALBUM 『12 Love Stories』のレビューはこちら



★★★★★★★☆☆☆
◆Official⇒http://www.dzt.jp/

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コメント

  1. 501 | URL | Lis/V8ZU

    まさかのセルアウト兄さん(笑)が復活ですか?!
    でもそれ以上に坂間兄弟が未だに絡んでくれることに驚いたw

    そうそう、昔も大概でしたよねえ。声だけはダブ兄さん辺りよりもまだ渋いから、
    他のMCと混ざっても違和感ないことが唯一の救いであり強みでしたが、ラップそのものは…

    しかしスイーツ(笑)大量生産の主導者であり、消える消えると言われつつセルアウトのシーンの最前線で未だに持ちこたえている辺り、
    商業的な才能は何だかんだ言って本物なのかなあとかも思っちゃったりします。

    僕の中での彼は『1、2、3。童子兄さん♪』で終了しましたがww

  2. パン助 | URL | -

    >>501さん
    かな~と、俺は思ったんですが、他の人が聴いても対してそう思わないかもしれないですw>復活
    坂間さんとこはいつも良心的ですよねぇ。
    とうに彼が変わってしまったことに気付いてるでしょうにw

    彼の場合、昔が特別良いというわけではなく、今が特別酷いんですよねww ただ今と比べると、相対的に昔の出来が素晴らしく良く見えてしまうという錯覚w

    『1、2、3。童子兄さん♪』は、実を言うと結構好きだったりしますw 無論ださいのは事実なんですけど、妙なキャッチーさに恵まれてるので、なかなか憎めないんですw

  3. kazzma | URL | -

    ↑501さん!
    「1、2、3、童子兄さん♪」全く同感です!!
    あれは衝撃でした・・・ww

    YU-Aは僕の中で2009年ワーストアーティストに入りますねー。
    童子曲に何度も登板してるアーティストの中で清水翔太やBENIは自分のスタイルを保ってますが、YU-AはFoxxi時代みたいな曲一切やらなくなっちゃったし。
    あ、その点では童子兄さんと一緒かww
    仲良く頑張ってくださいww

  4. パン助 | URL | -

    >>kazzmaさん
    あの押韻は相当劣悪ですよねw

    YU-Aは兄さんと絡んだのを機に、あからさまな商業路線でデビューしましたしねぇ。尚のことお似合いなんじゃないですか?w

    かといって今Foxxiが活動しても、以前のように尖った曲をやらずに、思いっきりコッテコテのバラードとか歌いそうやしで、どう応援していいのか正直よく分からんのですよねぇ。。

  5. YACK'N | URL | .0I7MpDg

    日本語ラップ黎明期からマイクを掴んできた童子兄さんも気付けば妻子在る40のオッサン。シーン隆盛の一翼を担ったはずなのに今では日本中の少年AにDisられる始末ですね↓↓

    もしメジャーのフィールド上、Hard Core一辺倒のラップで飯を食い繋げられるなら彼もそうしたかもしれませんが、、(家族を養うって事は大変なんです)
    同じ境遇の坂間兄弟やZEEBRA(ラップ×歌モノと言えばFIRSTKLAS)は彼のやり方を特別悪く思っていないようですし、流行に上手く乗っかってシーンに還元して欲しいですね。

    Hiphopをよりポピュラーな存在にする為、家族との生活の為に興したベテランラッパーの苦肉の作、プロップス無視の捨て身の覚悟と言ったところでしょうか?最近父親になったKREVAらの助言とはいえ、ここまでダサくする必要はないと思うけどね(笑)


    ※これでもフォローしたつもり(笑)

  6. パン助 | URL | -

    >>YACK'Nさん
    フォローよく分かりますよw

    >>Hiphopをよりポピュラーな存在にする為、家族との生活の為に興したベテランラッパーの苦肉の作、プロップス無視の捨て身の覚悟と言ったところでしょうか?

    要はここなんですよね。俺はあくまでもいちリスナーの音楽的見地でこのブログを書いてますが、アーティストからすれば、みんな食いつなげるために必死なんですよね。CDが売れないこのご時世ですし尚更。勿論ある程度ハーコーで自分の信念を曲げずに、商業的に成功しているMCもいるにはいますが、そんなのほんの一握りに過ぎないわけで。俺がもしこの立場だったら・・・と、客観的に捉えるのも怖いです。
    ・・・まぁこんな葛藤に流されてたら何も書けなくなるので、出来るだけ考えないようにはしてますw

    そして兄さんの場合、セルアウト以前に、フロウやライムなどのクオリティが、昔と比べて明らかに落ちてるので、まずはそこを改善して欲しいです。客演がいくら頑張ってても、兄さん自体を支持出来ないのは、そういう理由もあると思います。

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