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大雅 『Music is my life』

2010年07月19日 19:00

  

関西のクラブシーンで活動する大雅のデビューアルバム『Music is my life』(10.07.14)をレビュー。
かのSUGAR SHACK大阪公演のOPアクトを務めた経歴を持つ、若手男性シンガーです。

1. Music is my life
2. Girlfriend
3. HANABI
4. If you were my girl
5. I think of you.

初めてクラブで歌っている姿を見たときの第一印象は、「な、何やこのジャイアンリサイタルは・・・(唖然⇒閉口⇒失笑)」。やんちゃなビジュアルからは一見想像もつかない、やさしく直向きな男心を歌い上げるアーティスト:大雅が、この度念願であったデビュー盤をリリース。お世辞にも褒められたものではない歌唱力を、あらかじめクラブでのパフォーマンスを通して嫌と言うほど脳内にインプットしていたので、一時は購入を躊躇ったのですが、「整った環境下で制作するCDなら、さすがに安定した歌声を聴かせてくれるのではないか」という一欠片の希望と、ネットでの発掘がすっかり主体となってしまっている俺にしては珍しく、「生のステージを観て、初めて(良くも悪くも)存在が気になった歌い手」ということも後押しして、半ば博打的発想で購入へと踏み切りました。果たして、俺の「願い」は無事に報われたのか。追記にて、今作の深層に迫ります。


  
主な収録曲を追っていくと、
クラブでは定番となっているどキャッチーなポジティブ・アンセム①『Music is my life』、忙しない譜割りを舌足らずにこなすエレクトロ路線②『Girlfriend』、一昔前のJ-R&B情致芳しいキレある歌謡ナンバー③『HANABI』、関西の実力派ソウルシンガー:ZiNgが楽曲提供したスモーキーなミディアムR&B④『If you were my girl』、そしてEXILE的アプローチで締めを図る王道のラブ・バラード⑤『I think of you』などなど、

全5曲というコンパクトな範疇内で、自らの志向を可能な限り主張した、貪欲極まりない内容になっています。良い意味でテイストにばらつきを持たせてあるので、名刺盤見地では、十分及第点に達しているかと。あと意外にも、4曲目のZiNg提供曲がなかなか上質な出来で驚きました。トラックやメロディーラインのクオリティの高さは勿論なんですが、それ以上に、彼の滑舌の悪さを巧みにカバーしたボーカル・ディレクションが、とにかく見事なんです。ただそれ以外の楽曲では、クラブでの立ち回りと何ら変わらぬ抑揚ゼロの偏平歌唱と、禍々しさすら感じる濁声を遺憾なく発揮されており、俺が少しでも彼に対して抱いた希望を、綺麗さっぱりことごとく打ちのめしてくれました。もうね、チョベリバ。幅広いテイストとはいえ、先述の4曲目以外は、別にさして変哲なトラックでもないわけですよ。メロディーも、割となだらかで歌いやすそうなものが多いわけですよ。それなのに何故こうなる!!と、聴いている間に思わず癇癪を起こしかねないレベルです。とまあこんな具合につらつらと辛辣に述べさせてもらっていますけど、彼の歌に対する熱い姿勢は、俺自身クラブでとくと確認して来ていますし、応援したい気持ちがないわけでは決してないのです。ただ何事にも限界というものがありまして、今回の作品を聴いて、彼への期待はおろか、関心すら勢いよく弾けきっちゃいました。ここまでポテンシャルを見出せない歌声は、後にも先にもそう出てこないでしょうし、今後はそのある種のインパクトを潔く活かした楽曲か、はたまた②をもっと大胆にしたような、オートチューン被せまくりのエレクトロ路線を邁進するのが吉かなと。辛口失礼。お疲れ様です。

★★★★☆☆☆☆☆☆



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コメント

  1. kazzma | URL | -

    (・∀・)

  2. ケンイチ | URL | -

    (△゚;;≡;゚△゚)

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