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JASMINE 『GOLD』

2010年07月27日 21:44

GOLD(初回限定盤)(DVD付)  

JASMINEのニューアルバム『GOLD』(10.07.21)をレビュー。
「色」をコンセプトにした5つのシングル曲を網羅した、自身初のアルバムです。

1. PRIDE 2. sad to say 3. L.I.P.S. 4. Jealous 5. Bad Girl.
6. dear my friend 7. stage ~interlude~ 8. This Is Not A Game
9. CLUBBIN” 10. 恋 11. what you want? 12. No More
13. Dreamin’ 14. Why



「sad to say」での衝撃デビューから1年余り。
時代の寵児:JASMINEが、この度待望の1stフルアルバムをドロップ致しました。人懐っこくてちょっぴり天然なキャラクターと、それとは裏腹に、怒り・悲しみ・友情・葛藤・夢といった身近な概念へと、いつでも懸命に立ち向かっていくその真摯なスタンス。そんなアクの強いギャップに、惹かれた方も多いのではないでしょうか。

集大成となる今作では、その先鋭的な資質と、類い希なるセンスが大健闘。
<JASMINE>というフィルターを経てはじめて光を放つ、言葉と音の集成をじっくりと噛みしめられる佳盤に仕上がっています。

本稿では久々に全曲レビューを実施。
1曲1曲の魅力を、少しでも鮮明にお伝え出来れば幸いです。それではどうぞっ!




1. PRIDE
心臓の鼓動と都会の雑踏から幕を開けるスリリングな短編。
「うたいつづけたい 命の限り」と据わった発声で歌う彼女の、音楽に対する屈強なまでの意志が、この2分強という僅かな時間に集約されています。


2. sad to say
デビュー曲にして多方面から熱い支持を獲得した、彼女の大いなる原点。
現代風のくだけた口語を巧妙にメロディーへと落とし込んだラップ調歌唱で、シーンに鋭い新風を吹かせました。

3. L.I.P.S.
現時点で彼女史上最速を誇る、純フロア仕様のエレクトロ・ダンサー。
自身の名前をフレーズに取り込むなど、オーディエンスを意識した遊び心もふんだんで、まさにLIVEで体感してこそ、意義のある1曲とではないかなと。


4. Jealous
彼女にしては珍しく恋愛をモチーフにした4thシングル。
その抑揚を弁えたボーカルと、全盛時代のJ-R&Bを彷彿させるグルーヴの効いた和風トラック、そしてとりとめのない嫉妬心をぶちまけるリリックの三位一体ぶりは非常に深遠で、見事なまでに俺の感覚を快感の極致へと突き落としてくださいました。誰が何と言おうが名曲。

5. Bad Girl.
本人曰く、「思春期特有の感情を綴った」という何とも痛々しいミドル・トラック。
虚ろなピアノ旋律のループを基軸とした、BACH LOGICのハーコーなサウンドが栄えに栄えてます。
挑発的な言葉の裏に隠された心の闇。誰しもが一度は通る道故、この混沌とした内容に共感する人は多いはずです。


6. dear my friend
Hookでの「君は」のリフレインが耳に残る、親愛なる友人へと宛てた激励ソング。
決して綺麗事に終始せず、自らの人間くさい部分をもありのままにさらけ出し、全身全霊をかけて友人にエールを送るそのアプローチには、心を打たれること必至です。彼女がほかの「なんちゃってR&Bシンガー」と一線を画されている理由がよーくわかる代物。

7. stage ~interlude~
先日のワンマンLIVE「JASMIN WORLD」のOPに採用され、観客を盛り上げたインスト。
「THIS IS MY JUNGLE」というフレーズにも示されているとおり、鬱蒼と茂る密林が思い起こされるアフリカンな音使いが特徴です。

8. This Is Not A Game
その⑦から雪崩れ込むは、ジャケットやPVでの「角出しルック」も話題を呼んだ3rdシングル。
1st、2ndとナイーブな心情を切り取ったシングルが続いていたので、タフなフロアビートを敷いた闘志溢れる今楽曲は、当時えらく新鮮に映りました。てか冒頭の低音SE、あれ虎の鳴き声だったんですよね。 最近知った俺って一体何・・・w

9. CLUBBIN”
鈍重なロック・サウンドを轟かせる、2ndシングル「No More」のc/w。クラブフリークな女子を主人公にした半ばとぼけた内容ですが、割とこれが彼女の素に近いのかなぁとも思ったり。気怠い節回しを用いて、妖しくエッジーに聴かせてくれます。


10. 恋
先日のLIVEを観覧して以降、右肩上がりで好感触なのがこの曲。
一見地味な曲なんですが、制御できない恋心がユニークに綴られているし、トラックもきめ細かくて完成度が高いしで、評価する余地は十分にあります。

11. what you want?
渋いギターラインが主導するソウル的情緒のスムース・ミディアム。
艶っぽさに気を配ったのか、コーラスの積み方や、「な~にが~欲しいの~おぉ~♪」と歌うHookもいつになく控え目な印象。

12. No More
どん底から這い上がるための気高い精神を伝える、彼女渾身の2ndシングル。
「涙のあとにしか 味わえない笑顔が必ずある」をはじめとする即効性の高いフレーズが矢継ぎ早に炸裂します。


13. Dreamin’
その「No More」などでも見せた志の集大成ともいえる壮大バラード。
「夢は必ず叶う」というテーマを、実際に夢を実現させた彼女が、自らの芯を頼りに丁寧に織り上げます。
特に最後の転調部分の盛り上がりには目を見張るものがありますね、素晴らしい限りです。

14. Why
ラストを飾るのは、コーラスがあいうえお作文のようにフレーズの頭文字だけを歌い放つミディアム・スロー。まるで感情の拠り所を探しているかのような途方もない筆致ですが、彼女が今思うことを素直に投げかけている歌詞だと思えば、きっと見え方も変わってくるはず。確かな抑揚を備えたボーカルも絶好調で、濃密なR&Bトラックをバックに、圧巻たる歌唱力をこれでもかと見せつけてくれます。



以上、全14曲収録です。
収録曲情報が解禁された当初は、やはり既発曲の割合の多さに戸惑いもあったのですが、実際に通して聴いてみると違和感がないどころか、寧ろ彼女の生々しいメッセージ性と、その究竟なまでのパワーを悔いなく嗜むためにはなくてはならない要素だったことに気付かされました。というのも今回、後半(M-7以降)の流れがすごく気に入ったんですよ。これだけ既発曲のオンパレードなのに、何でこんなに彼女の主張していることがありありと躍って聴こえるんだろうと、自分でも不思議に思ったくらいです。やっぱり流れって大事ですね、うん。一方の新曲勢も軒並み秀逸で、あらゆる視点から、彼女のポテンシャルを広げにかかってくれました。数少ない収録ではありますが、その分高密度なものを提供してくれたので、今となっては満足しています。

さて、今回こうして無事に総括された「JASMINE 第1章」
そこですかさず気になったのが次回作以降の構想なんですが、彼女がとあるインタビューで『次からはコンセプトカラーを設けない』と公言していることから、これまでとは志向の違う、まったく新しい"JASMINE WORLD"が展開されることはもはや確実でしょう、楽しみです。

「彼女の掲げるプライドが朽ち落ちる日なんて、将来果たしてやって来るのだろうか・・・?」--- そんな大層な末恐ろしささえ自ら抱かせてしまう時の人:JASMINEの飛躍に、いちリスナーとして、これからも思う存分期待させて頂きます。Big up, JASMINE!!



★★★★★★★★★☆
◆Official⇒http://www.jasmine-world.net/


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コメント

  1. Poo | URL | ZIWxG8Ww

    全曲レビューじっくり読ませていただきました^^

    確かに新曲少ねえっ!! と思っていたんだけど
    曲の並び?バランス?が妙に心地いいんですよね。
    初っ端の「HEISEI」には笑ってしまいましたけど・・・w

    またまたzeppツアーやるみたいだし、前回無料であんだけ魅せてくれたんで
    今回はさらに期待値UPですね

  2. ケンイチ | URL | -

    >>Pooさん
    ありがとうございます!

    そうなんですよね。
    俺の場合、後半のc/w群を、シングル時にあまりガッツリ聴いていなかったので、尚のこと新鮮な聴き心地を得ることが出来ました。

    お~ほんとですね!
    またツアーやるのか~。
    今回は「Bad Girl.」や新曲もしっかり披露してくれるでしょうし、参戦を検討させて頂きたいと思います!

  3. hirontier | URL | uaIRrcRw

    自分もアルバムゲットしました!!
    新曲勢の中では"dear my friend"がやばいですね!!ラストのサビでのフェイク「何度だって何度だってイエーエーエー」が心に突き刺さりました(^^)/
    つかライブ映像あざっす!!無いだろうと思ってたらあるんですね!!

    イマドキの「会いたい恋愛ソング」ばっかを歌ってるシンガーたちとはやっぱり格が違うと実感しましたね~

    思えば、他アーティストとの共演って未だ無いですよね! それだけ個人のレベルがすごいってこともあるんですが、次回作以降何かあったらと妄想しています。でもなんかあんまり想像つかないな(笑)

  4. ma | URL | -

    読んでいてグッと来るレビュー、ありがとうございました。
    このアルバム、凄い出来ですよね!カップリング満載ですけど、流れが良くてダレずに聞けました。14曲約51分というコンパクトめなのも効を奏していると思います。新曲がどれも良すぎるので、カップリングをここまで入れずに新曲が多目なら、より一層神盤になった気もするんですけど、それは2ndアルバムに期待したいです。
    共演するとしたら、ブログでJASMINEを褒めていたり、BL繋がりもあるSEEDA辺りがいいな、と妄想します。シンガー同士だと、JASMINEにいい意味で孤高感があるので現時点では想像できません…。

  5. ケンイチ | URL | -

    >>hirontierさん
    「dear my friend」はキテますね!
    正直LIVEで聴いた時はそんなにピンと来なかったのですが、CDで聞くとフェイク捌きも鮮やかで、非常に好感でした♪

    他アーティストの競演は確かにまだないですね。
    ただそれって、「彼女」というブランドを安売りしていない何よりも証拠なのかなぁとも思ったり。
    まだまだソロアーティストとしてのポテンシャルの伸びしろは十分あると思うので、個人的にはもう少しソロで自分の限界を試すのもいいかなという気もしています!

  6. ケンイチ | URL | -

    >>maさん
    こちらこそわざわざ読んで頂きありがとうございます!

    あー確かに収録時間のコンパクトさはだいぶ吉に転んでますね!
    そここそが、これだけメッセージ性の強いものになっているにも関わらず、ほとんどくどさを感じさせない最たるポイントなのかもしれません。

    SEEDAなら、客演でも上手く馴染んでくれそうですね。
    その際は是非BLトラックで思いっきりハーコーなのをお願いしたいですw

    相手がシンガーになると、少々難しくなりますね。
    彼女って良い意味でアクが強いので、相手は出来るだけ柔軟に立ち回れるか、もしくは同属の方がいいですね。
    男だとJAY'ED、女だとLUNAあたりが適任かな。

  7. ジャスお | URL | /pdu0RA.

    ども

    レビューお疲れさまです。
    新曲は4曲だけですが、どれもすごくしっかりしていて納得できるものだったので
    いざ通して聴いてみると満足な出来でしたw
    他もカップリングのクオリティじゃないですし、アルバムから入った人は満足できる出来だと思いますねー(^^)

    個人的にはWhyがすごくよかったです。

    以前たまたまJAY'EDのブログを見たら、ファンに混じって普通にJASMINEがコメントしていたので(笑)客演あればいいですねー!

  8. ケンイチ | URL | -

    >>ジャスおさん
    コメントありがとうございます!

    >>アルバムから入った人は満足できる出来だと思いますねー
    確かに。「Dreamin'」あたりからファンになった新参の方には、非常にやさしい作りになってますよね。
    これを踏まえると、例の既発曲大量投入も、「少しでも多様なJASMINEを見せる」という機能を十分果たしていると言えると思います。

    JAY'EDの件マジですか!
    結構マッチすると思うんですよね~個人的には。
    密かに期待したいと思いますw

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