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Jine 『Crazy -One Love-』:シングルレビュー特別篇

2010年08月05日 19:00

 

≪寞々とうねる彼らの"大海"へ、心揺るがす旅に出よう。≫

5月からの連続リリースも今回で4作目。
Jineが、この夏を少し優雅に過ごすためのマスト・ソング『Crazy -One Love-』をリリースしました。
ジャケットからも見て取れるように、今回のテーマカラーは「青」。
澄み切った青空、絵に描いたような群青の海、そして静の"象徴"--- 
日常離れした癒しの空間を、いつもの如くスムースに、そして情景豊かに演出してくれる、誇らしきスローナンバーです。先月の『Pony』リリース以降、「次の曲はリリース時期が真夏だし、彼らならではの爽やかな曲が聴きたいなぁ」と、早くから次回作に胸を膨らませていたのですが、これぞまさしく、俺が待ち望んでいた曲そのもの。開放的でいて、でもちょっぴり切なくスイートって・・・最高すぎるじゃないですか!
まず聴いて驚いたのが、Eijiがほぼソロ同然でメイン・ボーカルを担当しているということ。
「If I Said」で久々に十分なソロ・パートが用意されたものの、「Pony」では再び鳴りを潜めてましたから、この極端な展開には仰天、というか少々困惑すらしてしまうほどでした。ともあれ今回の曲が、儚さ余る彼の歌声を堪能するのにすこぶる適していることには間違いなく、雄大で奥行きのあるアレンジと相まって、シンプルながら非常にコクのあるボーカルを届けてくれるんですよねぇ。特に2分過ぎあたりの、フェイクが滑らかに入り混じる部分の至高ぶりといったらありません。普段あまりフォーカスされない彼なので、これほどまでに力量を発揮した楽曲は、後々貴重な存在になってくるかも。

そしてサウンド面ですが、今回計3度も転調するんですよね。
彼らにしては珍しすぎる構成なんですけど、それこそが、この楽曲にドラマティックな気品をもたらしている最たる要因になっているといっても過言ではなく、先述のEijiのボーカルはもとい、英語主軸のリリックの持つ優しい語感(今回はアクが幾分も控えめ)をも、より鮮明な形で我々へと響かせることに一役買っています。まぁさすがに3回も転調するので、仰々しく感じてしまう人も少なくないかもしれませんが・・・。

また、Ringの佳曲「Perpetual Snow」を彷彿させる、独特の起伏を辿るメロディーも非常に好感です。彼らなりに貫かれた「王道」というか、小細工のないスタンスが今回凄く活きているなぁと。昨今のNao氏が手がけた外仕事は、そのほとんどが前のめりで忙しない作風なだけに、こうした素朴な曲を時折不意打ちで聴かされる度に、心底安らぎを覚えますw 
Nao氏といえば、彼産の「ぬくもり」がダイレクトに投影された、深遠たるピアノラインも特筆。とりあえず、イントロの3音の時点でヤラれましたw 何でこんなにも厳かな音色が出せるんだろうと、日々不思議で仕方ありませんわ。

ちなみにTwitterで、Nao氏がこの曲について、「8年前にとあるアーティストに提供予定だった楽曲を、再度構築した」というような旨のことをつぶやいていたのですが、俺としては、この楽曲をJine<彼ら>自らが紡いでくれて、本当に嬉しい限りです。それは、この楽曲がようやく日の目を見たという事実に対してでもあるのですが、何よりも単純に、この曲は他の誰でもない、彼らにしか到底操れないような気がしたんです。それを迷いなく確信させてくれたお三方、特にEiji氏には、今すぐにでも賛辞を送りに伺いたいくらいです。

名曲をありがとう。しばらくはこの曲とともに、夏の風情を目一杯噛みしめたいと思います。

Crazy

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コメント

  1. ぶる~ | URL | -

    >Ringの佳曲「Perpetual Snow」
    ほんと!あの曲大好きやなあ。Naoさんらしい楽曲だよね。
    この「Crazy」で夏を涼しくすごせそうですwww

  2. ケンイチ | URL | -

    >>ぶる~さん
    ですねぇ。
    あっちが冬の曲に対し、今回は夏の曲っていうのがちょっと面白いなとw

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