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CIMBA 『Words and Notes』

2010年08月19日 00:20

Words and Notes  

CIMBAのニューアルバム『Words and Notes』(10.08.11)をレビュー。
フル・アルバムとしては、「Primeira」以来実に3年ぶりとなる新作です。

1. MY LIFE feat.SEEDA
2. 奇跡 feat.宏実
3. Neva eva
4. Call feat.NaNa(OH GIRL!)

5. 蛍
6. Toy Diamond Ring
7. Seize the Day

8. ゆらゆら
9. Sleepin'
10. 果てない夢に君と feat.Sasha
11. Livin' with the sky feat.KEN-RYW,SI-RUDE
12. FLY GIRL feat.GIPPER,Mr.Low-D,DJ LAW,柴田知美
13. Sex Dreams
14. 何度でも君に恋をする
15. REPLAY ~next lifetime~ feat.Mr.Low-D,DJ LAW

16. Outro ~the sound of love~

偏に「音楽」というと、楽曲の土台となるトラックやメロディーを最たる「基準」として、善し悪しを判断する方が多いかと思われます。がしかし、彼:CIMBAが呈する音楽の場合、楽曲を嗜む上で知らず知らずの間に培われたそのルールは、かえって仇となってしまいかねないのです。何故なら、彼は何よりも、自身の紡ぎ出す「言葉=歌詞」に重きを置いてやまないアーティストだから。それを身の歌唱を以て声高に証明し、リスナーにこれでもかと忠実に訴えかけるのが、今回の「Words and Notes」なる自身2枚目のフル・アルバム。「言葉とメロディー」と堂々と冠されたアルバム・タイトルに込められた依拠、それは、シンガーソングライターとしてすすんで成長を遂げようとする彼の紛れもない決意の表われであると同時に、自らが発信する言葉へと捧げる”敬意”そのもののなのでしょう。


収録曲には、既に話題となっている先行トラックの数々をはじめ、彼の熱き血潮が注ぎ込まれた渾身の楽曲がズラリ。中でも個人的に推したいのが、NaNaを迎えたミディアム④『Call』と、Very Phat Soul時代以来という本格派バラード⑭『何度でも君に恋をする』。まず前者は、「思いを寄せる女子から呼び出され、彼氏についての相談を持ちかけられるとある男の悲痛な心情」を切り取った内容。言わば彼お得意のメロウ・チューンですが、NaNaのとろけるシルキー・ボイスが心地のよいアクセントを生んでおり、その結果、思わず後ろ髪引かれるような、何とも形容しがたい余韻を運んでくれるんですよね~切なすぎます・・・。内容が内容なだけに、ライト層にもこよなく支持されそうな1曲。

そして後者は、「君」への果てしない愛を、エモーショナルに振り切った圧巻たる歌声で表現する珠玉のラブ・ソング。こうした一見ベタなアプローチですら、一節一節を流麗に咀嚼する彼の歌唱と真率極まりないリリックにかかれば、誰しもの心を打つ圧倒的な名曲になるんですから、大したものです。そしてそこから間もなく雪崩れ込む⑮『REPLAY ~next lifetime~』への流れがまた格別なんです!初め聴いたとき、どれだけ鳥肌が立ったことか・・・。この感動は、是非とも味わっておくべき。



そのほか、SEEDAが冒頭で放つ「スィンバッ(CIMBA)!」なるシャウトからイル極まりない等身大のアップ①『MY LIFE』、宏実とのコラボで世のJ-R&Bファンを魅了した、感慨深きメッセージ・ナンバー②『奇跡』、ドラムンベース的複雑ビートで目覚ましいアプローチを図る小気味よい意欲作③『Neva Eva』、夢心地なアレンジが牽引する心温まるミッド・スロー⑥『Toy Diamond Ring』、明日に悩むすべての人間へ贈るCIMBA流チアアップ・ソング⑦『Seize the Day』、かけがえのない故人へのたゆまぬ感情を叙情的に織り上げる⑨『Sleepin'』、素朴なアコースティック・アレンジで意表を突きにかかるI-DeAプロデュースの静閑デュエット⑩『果てない夢に君と』、固い絆で結ばれたマイメン:KEN-RYWとSI-RUDEが参加した郷愁味溢れるHIP HOPマイクリレー⑪『Livin' with the sky』、DJ LAWによる気怠いトークボックスやGIPPERの抑揚豊かなフロウなど(何気に柴田知美担当のパートが一番お気に入りですが)、ウェッサイの要素がふんだんに盛り込まれた⑫『FLY GIRL』、「Betsey」「Louboutin」といった有名ブランド名が数多く登場するキザなメタファー満載の極エロソング⑬『Sex Dream』、そして「Outro」と銘打ちながらも、多数の有志を交え、ミュージカルの大団円顔負けの壮大な"ハートフル・ステージ"を展開する⑯『Outro ~the sound of love~』などなど、

前述のとおり、如何なるときも直向きに妙味を伝えるリリック群が、とにかく深く心に残った1枚です。それは、彼の飾らないパーソナリティーが、本作に遺憾なく投影されたという何よりもの証。どの曲も、キャラクターや世界観に一切ブレを見せない徹底された筆致で痺れました。そして、実質の相棒であるT-SKがメインを執った奥床しいトラックの数々。「Primeira」から、一回りも二回りも強大化した鋭いセンスを巧みに発揮した、充実のラインナップでした。彼って、この1年ぐらいで琴線のつつき方がべらぼうに上手くなった気がするんですよね。特に③や⑫なんかの異色作は、彼にとってもCIMBAにとっても、さらに高みの次元へ到達するための、大きな脚がけにさぞかしなったことでしょう。

努力を絶やさない孤高のR&Bシンガー:CIMBA。
そんな彼が、この3年間ただひたすらに音楽と向き合い、そして邁進してきたからこそ生まれ得たこの”何度でも恋したくなる”名盤は、現在、そしてこれからのJ-R&Bシーンに、柔らかくも力強い光を必ずや落としてくれるはず。あらためて、これからの輝かしい活動ぶりに期待しようじゃありませんか!




◆1st ALBUM 『Primeira』のレビューはこちら
◆MINI ALBUM 『REPLAY』のレビューは
こちら

★★★★★★★★★☆
◆Official⇒http://cimba.syncl.jp/

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