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傳田真央 『恋愛中毒』

2010年10月20日 19:00

  
傳田真央のニューアルバム『恋愛中毒』(10.10.20)をレビュー。
前作「I AM」からおよそ10ヶ月ぶりとなる、通算3枚目のオリジナル・アルバムです。

1. Everyday is a Lovesong
2. 一番好きな人
3. 今宵、小悪魔につき

4. 好きって言わない
5. Magic Number 090-xxxx
6. Sweet Pain

7. 私らしくある
8. じゃあね。
9. Share your world
10. 自由主義

11. 去年の桜
12. Like a Rockstar
13. もう少し美人だったら

「今宵、小悪魔につき」「もう少し美人だったら」「女子会」----見ただけで思わず食あたりを起こしそうなスイーツ(笑)丸出しのフレーズ群がもとで、彼女のことを見限ろうとした時期が俺にも確かにありました。でも今は違う。彼女の秘める可能性をとことんしゃぶり尽くしてやろうという意気すら全身に滾った、すこぶるハイな心地なのです。その大きな理由としては、彼女のセルフ・プロデュースの場が前作から格段に尊重されたことで、「アーティスト:傳田真央」の楽しみ方がより多様になったのがまず1つ。あらゆる恋の場面を切り取ったパンチライン続出の歌詞は勿論のこと、洗練された旋律や気品を備えたアレンジまで、そのほとんどが彼女自身によって手がけられていますから、これは嗜み甲斐があるというものです。そして俺が、今作を斜に構えず真っ向から評価する決め手となったもう1つの根拠は、その類い希なる美声が、物語形式の構成全体に満遍なく行き渡り、かつそれらいずれもが誇らしく結実していた点、これに尽きます。先述のセルフ・プロデュースに加え、彼女を司る最大の要素といっても過言ではない「ボーカル力」までもが何不自由なく味わえるときたら、チンケな固定観念に左右され、いつまでもまごついているのは損だ!と、すかさず心を切り替えた次第です。
また、今作を語る上では、「やる気女子」な彼女を強力にバック・アップし遂げた、手腕溢れる制作者たちの存在も忘れてはなりません。中でも彼女の再デビュー時(09年)から良き相棒としてサポートしてきたJeff Miyaharaと、今回が彼女との初タッグとなったUTAがそれぞれ手がけた②『一番好きな人』⑤『Magic Number 090-xxxx』は出色のクオリティなので要チェックです。まず前者は、美麗なサウンドとは裏腹に、世にも儚い恋愛観を閉じ込めた傳田×Jeffの真骨頂とも言えるミドル・ナンバー。彼女なりの恋愛哲学が活きた歌詞に、女性ならずとも心掻き毟られること必至でしょう。そして後者は、「R&Bシンガー」としての威厳をフレキシブルに見せつけるアーバン・アップ。中盤のクールなラップ調パートが、意欲的な今の彼女を象徴しているようです。UTAとレコーディングしているという情報は随分前にキャッチしていたんですが、まさかここまで大した仕上がりになっているとは思いもせずw 何だかんだで、UTAってやっぱセンスあるんだよなぁ。 

そのほかの収録曲は、
艶やかなピアノ・ライン揺らめく極甘R&B③『今宵、小悪魔につき』、無垢な恋心を投影させたオーセンティックなバラード④『好きって言わない』、軽妙な譜割りが病み付きになるバウンシーShit⑥『Sweet Pain』、「最強のWoman(笑)」でお馴染み「My Style」の続編ともとれるポジティブ・チューン⑦『私らしくある』、切なさ押し寄せる歌詞をフォーカスした今作における実質の1stシングル⑧『じゃあね。』、彼女の根本に息づく「ありのままでいい」というメッセージを伝える素朴なミドル・スロー⑨『Share your world』、「スタバ」「ダイエット」といった女子に不可欠なキーワードが散りばめられた明快ハウス調ダンサー⑩『自由主義』、タイトルどおり曲調/歌詞でロックな側面を表現したエモさ満点の⑫『Like a Rockstar』、そして緩い3拍子のリズムに乗せて「好きな男性の前ではきれいでいたい」という直向きな意志を歌い上げるバラード⑬『もう少し美人だったら』などなど。

とにかくどの楽曲も、彼女のクリエイティビティを目覚ましく感じられるものに仕上がっているので、曲タイトルの呪縛に未だ苦しんでいる方は、騙されたつもりで一度お聴きになってみることをお薦めします。さすればきっと、その内と外に生じた甚だしい「ギャップ」こそに、今作最高のカタルシスを見出せるはずです。とはいえ俺自身、ガールズ・カラー全開のタイトルや歌詞に完全に順応出来たかというとそうではありません、悪しからずw ただやっぱり、心のどこかでここ最近の彼女をナメていた部分があったので、実際音に触れて、彼女の気迫をハッキリと感じられた瞬間は本当に嬉しくて、彼女の紡いだ各センテンスに対しても、少しずつではありますが肯定的な視点を据えられるようになったんですよね。特に「今宵、小悪魔につき」や「自由主義」あたりは、タイトルの時点で反吐が出そうなほど面食らっただけに、曲を開いたときの興奮といったらありませんでした。そう考えると、売り出し方やコピー展開でもの凄く勿体ないことしてるな~という気が無性にしてくるわけですが、何はともあれ「世の中聴いたもん勝ち」だなと、今作を聴いてつくづく悟りました。「自分だけの音楽観を有意義に追求するなら、どんなに見かけが劣悪なものでもすすんで飛び込むべし!」 これ、兼ねてから心の片隅にある、俺の鉄則です(笑



◆SINGLE 『Bitter Sweet』&ALBUM 『Eternal Voice』のレビューはこちら
◆ALBUM 『I AM』のレビューは
こちら

★★★★★★★★☆☆
◆Official⇒dendamao.com/top.html


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コメント

  1. ぶる~ | URL | -

    すいません、アルバムタイトル見ただけで、敬遠してましたわ(笑
    彼女の実力は間違いないもんね。早速チェックしてみます。

  2. ケンイチ | URL | -

    >>ぶる~さん
    是非是非!
    これぞ”逆見かけ倒し”といった内容になってますのでw

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